予防接種前後の注意点
2022年12月21日
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予防接種を行うに当たっての前提事項
予防接種は健康な人が元気なときに接種し、その病原体の感染を予防するものなので、体調のよい時に受けるのが原則です。慢性の病気をもっている場合は、あらかじめかかりつけの医師にご相談ください。

一般的な注意事項
- 日ごろから、お子さんの体質・体調など健康状態によく気を配りましょう。
- 受ける前日は入浴(又はシャワー)をして、身体を清潔にしましょう。
- 受ける予定の予防接種について、予防接種手帳をよく読んで必要性や副反応についてよく理解しましょう。
- わからないことは医療機関や会場で接種を受ける前に質問しましょう。
- これまでに受けた予防接種によって強いアレルギー反応を起こしたことがあるお子さんや、過去にけいれんを起こしたことがあるお子さん、基礎疾患のあるお子さんは、事前にかかりつけの医師にご相談ください。
- 予防接種には、お子さんの日ごろの状態を良く知っている保護者の方がお連れください。

予防接種の前に注意すること

検温と便のチェック
朝からお子さんの状態を観察、検温と便のチェックをし、ふだんと変わったところのないことを確認してください。少しでも体調の悪いときは、次の機会に延ばしましょう。

予診票の記入
予診票は予防接種を安全に行うためにとても重要な情報となりますので、責任を持って詳しくご記入ください。特に、最近受けた予防接種、アレルギーなどをご確認ください。

持ち物の確認
母子健康手帳は必ずお持ちください。接種後、手帳に接種内容を記録します。

予防接種の後に注意すること

接種後はすぐに帰らない
予防接種を受けたあと、お子さんの体調が急変しないか観察します。概ね30分ほど会場で待機することになります。

副反応がないか
接種後は、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間、接種部位の腫れ、高熱、嘔吐、けいれん(ひきつけ)、その他変わったことがあるときは、すみやかに医師の診察を受け、保健福祉センターに連絡してください。予防接種を受けたあと30分以内に、急な副反応がおこることがあります。医師とすぐに連絡がとれるようにして、お子さんの様子を観察しましょう。

接種当日の入浴
入浴は差し支えありませんが、接種した部位をこすったり、揉んだりしないように気をつけてください。

激しい運動は控えて
いつも通りの生活ができますが、はげしい運動は避けましょう。

病気にかかった後の接種間隔
・麻しん(はしか)、が治ってから、4週間程度
・突発性発疹、手足口病、伝染病紅斑などが治ってから、1~2週間程度
・風しん、水痘(水ぼうそう)、おたふくかぜなどが治ってから、2~4週間程度

予防接種を受けることができないお子さん
・明らかに発熱がある(明らかな発熱とは、接種場所で測定した体温が37.5℃以上を指します。)
・重篤な急性疾患にかかっている(急性の病気で薬を飲む必要がある人は、その日は見合わせるのが原則です。)
・予防接種の接種液の成分でアナフィラキシー(接種後30分以内に出現する呼吸困難や重いアレルギー反応のこと)を起こしたことがある
・BCG接種の場合は、外傷などによるケロイドができたことがある
・その他、医師が接種不適当と判断したとき

予防接種を受ける場合、医師とよく相談が必要なお子さん
・心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気及び発育障がいなどで治療を受けている
・予防接種後2日以内に発熱及び、全身性の発しんなどアレルギーを疑う症状がみられた
・接種しようとする接種液の成分に対して、アレルギーの症状が出るおそれがある
・今までにけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある
・家族、接触のあった友だちなどに、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)などの病気が流行している時で、予防接種を受ける本人がその病気にかかっていない(感染して潜伏期間(症状が出ない期間)中の場合があります)
・BCG接種については、過去に結核患者と長期に接触があった人、結核に感染している疑いがある
・過去に免疫状態を検査して異常を指摘されたことのある、及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる

免疫と免疫不全
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