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輸血の安全性について

2019年10月16日

ページ番号:483064

1.献血血液の安全性を高めるために

  1. HIV検査目的での献血は、しないでください。
     採血事業者である日本赤十字社では、安全性の高い血液を安定的に供給するため、献血にあたっては各種検査を実施するとともに、献血にご協力いただいた方々への感謝の気持ちとして、7項目の生化学検査成績及び8項目の血球計数検査成績をお知らせされていますが、検査をすることが献血の目的ではありませんので、HIVの検査結果についてはお知らせしていません。
    HIV検査を目的とした献血は、血液の安全性を著しく損ねますのでお断りされています。大阪市では北・中央・淀川の3区役所(保健福祉センター)並びに大阪検査相談・啓発・支援センター「chot CAST」でHIV検査等を無料・匿名で実施していますので、こちらをご利用ください。 
  2. 献血時の問診に対しては、正しくお答えください。
  3. HIV感染の恐れがありながら、献血してしまった場合、すぐに血液センター別ウィンドウで開くにご連絡ください。

 

血液の確保に向けた取り組み(献血事業について)大阪府からのお願い別ウィンドウで開く(大阪府健康医療部薬務課 総務・企画グループ)

献血をすればエイズ検査の結果もわかりますか別ウィンドウで開く?(大阪府赤十字血液センター)

2.採血前にチェック

採血することによって献血者の健康に支障を及ぼさないためと、輸血を受ける患者さんに影響を与える恐れのあるものを発見するために、主に次の内容で行います  

1) 血液比重  

2) 血圧  

3) 問診(既往症の有無および内容)  

4) 他の献血基準に合致しているか

   以上のチェックを行い、医師が健康と認めた方が献血できますので、安心してご協力いただけます。

検査

血液センターでは、より安全性の高い血液が輸血医療に使用されるよう献血されたすべての血液に対して、血液型検査や感染症予防のための抗原・抗体検査などの厳しい検査を行っています。しかしながら、感染していても抗体がまだできておらず検査しても分からない期間(ウインドウ・ピリオド)があるなど、すべての病原体をチェックするには限界があります。このウインドウ・ピリオドをできるだけ短縮し、血液の安全性を高めるためNAT(核酸増幅検査)を実施しており、これらすべての検査に合格したものだけが医療機関に届けられます。なお、希望者には、B型・C型肝炎検査、梅毒検査、HTLV-1抗体検査の結果異常を認めた場合通知しています。

ABO型・Rh型血液型検査

不規則抗体検査

ABO血液型では通常、A型の人は抗B抗体、B型の人は抗A抗体というように自分の血液とは反応しない抗体(規則抗体)を持っていますが、その他の血液型では対応する抗体を持たないことが普通です。しかし、過去の輸血や妊娠等の理由でその他の血液型に対する抗体を持つことがあり、これを不規則抗体と呼んでいます。
 血液センターでは全献血者について不規則抗体検査を行い、安全な血液の提供に努力しています。
 不規則抗体のある血液の中には、洗浄赤血球にしないと輸血できない場合もあります。献血されたご本人には、輸血を受ける際に重要な抗体もありますので、血液型証を兼ねてお知らせすることもあります。

梅毒血清学的検査

この検査は、梅毒に感染した人の血液中にできる抗体の有無を調べるものです。抗体陽性の血液は輸血用として使用することができません。

HBウイルス関連検査

HBs抗原とは?

 昭和39年、米国の学者が血液から小さな粒子を発見し、数年後、これがB型肝炎を引き起こすウイルス(HBウイルス)粒子の外被であることがわかりました。それ以来、これをHBs抗原と呼んでいます。
 HBs抗原が陽性であるということは、B型肝炎ウイルスに感染してからだの中にウイルスが存在していることを意味します。しかし、感染していることと、肝炎を発病していることは別です。おおかたの人は健康に過ごしています。


HBs抗原検査

 献血された血液のすべてについてHBs抗原の検査を行います。HBs抗原が陽性であった場合、その血液は輸血には使用できません。
 献血時に見つかる陽性者のほとんどはHBs抗原キャリア(HBウイルス持続保持者)に該当します。キャリアは地球上で約2億人、日本人では百数十万人いるといわれています。
 HBs抗原キャリアであることがわかった場合は、B型肝炎関連因子および肝臓機能検査を定期的に受けられることをおすすめします。
 HBs抗原キャリアのうち、HBe抗原(B型肝炎ウイルスの一構成成分)をもった妊婦から生まれる赤ちゃんの大多数は、B型肝炎ウイルスに感染します。


HBs抗体検査

 B 型肝炎ウイルスに感染すると、そのウイルスに対し特異的に反応する免疫グロブリンが体内で産生されます。これをHBs抗体と呼んでいます。日本人の 20~25%の人々がこの抗体をもっています。これらの人々は、感染後発病することなくHBs抗体が産生されたと考えられます。
 献血された血液中のHBs抗体が強い場合は、日本赤十字社において、免疫グロブリンを分画し、抗HBs人免疫グロブリン「日赤」といわれる製剤を製造しています。この製剤はHBウイルス感染が疑われる事故などの場合、感染防御に使われています。そこでHBs抗体の高力価の方々に特別に献血をお願いすることがあります。
 また、B型肝炎ウイルスに感染した人の血液中に比較的多量に存在するHBc抗体を検査し、HBs抗原検査ではとらえきれないB型肝炎ウイルス感染者の検出に努めています。

ALT(GPT)検査

肝炎初期から上昇する酵素(ALT)の値を調べて、肝炎ウイルスや未知のウイルスなどの感染による輸血後肝炎防止のための検査を行っています。なお、この値は慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。
 61 IU/L以上の血液は輸血用として使用できません。

HIV抗体検査

AIDS(エイズ)は、「後天性免疫不全症候群」と訳されています。HIVと呼ばれるウイルスに感染し、免疫機能が極端に低下するため、健康な人では病原とならないようなウイルス、細菌、カビ、原虫などに侵されます。
 AIDSは、昭和56年に米国で初めて患者が見つかり、世界で生存HIV感染者・エイズ患者は4,200万人[平成14年末WHO報告]。
 日本では、昭和60年3月に最初の報告があって以来、現在までの感染者は9,392人で平成19年12月31日現在〕、厚生労働省では、昭和58年6月より研究班を設置し対策を検討しています。
 昭和61年11月からは、全国の血液センターでこのHIVに対する抗体の有無を調べてHIV抗体検査陰性血液を供給し、安全な輸血用血液の提供に努めています(大阪ではいち早く同年2月17日から試験的実施、6月1日より全献血者の血液について検査を開始)。
 なお、平成6年3月から、全国の血液センターで、従来とは異なった型のエイズウイルスであるHIV-2型に対する抗体検査も実施しています(大阪では同年1月17日から実施)。

HTLV-1 抗体検査

ATL(成人T細胞白血病)は昭和52年、初めて報告された疾患で、九州・南四国など西日本を中心に発生し、特に中高年者に多く発症している白血病です。昭和56年、その疾患がレトロウイルス科に属するウイルス(HTLV-1)によって引き起こされることが明らかにされました。現在、急性型、慢性型、くすぶり型などの発症タイプに分けられていますが、その発症のメカニズムについては十分解明されていません。日本では、年間300人程度新たに患者が見つかっていますが、このウイルスに感染しても発症はごくまれです。
 HTLV-1感染の有無を調べるため、HIVと同様にHTLV-1の抗体検査も行われ、昭和61年11月からは、全国の血液センターでHTLV-1抗体検査陰性の血液を供給しています(大阪では同年7月から検査実施)。

HCV抗体検査

非A非B型肝炎の原因ウイルスとしては、複数のウイルスがあるとされています。その中の一つにHCV(C型肝炎ウイルス)があります。このウイルスは、まだ発見されていませんが、遺伝子工学の技術を応用してHCV抗体を検出する試薬が開発され、全国の血液センターでは、この試薬を用いて全献血者の血液について検査を行っています。陽性の血液については、輸血用の血液から除外し、C型肝炎の予防に努めています。
 今のところ、この検査で非A非B型肝炎を完全に防ぐことは、まだできません。
 なお、輸血を受けた経験のある方は献血できませんが、これも主に非A非B型肝炎の予防を配慮しての措置です。

ヒトパルボウイルスB19抗原検査

ヒトパルボウイルスB19(B19ウイルス)は、いわゆるリンゴ病(伝染性紅斑)の原因ウイルスです。全国の血液センターでは世界に先駆けて、平成9年9月から献血血液(分画製剤用原料血しょうおよび輸血用血液)についてB19ウイルスの検査を実施し、血液に混入するウイルス量の低減化が行われています。


詳しくは、大阪府赤十字血液センター ホームページ別ウィンドウで開くをご覧ください。

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大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課

住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)

電話:06-6647-0656

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