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前回測定結果:大阪市の下水汚泥中の放射能に問題はありません(平成23年6月7日測定分)

2020年11月11日

ページ番号:140956

 東日本大震災による原子力発電所の事故発生以降、東北・関東地方を中心に、放射性物質に関連する報道が続いておりますが、下水処理で発生する汚泥についても、環境中の放射性物質を含む雨などが下水道へ流入し、これを処理することによって取り除いた汚れ(汚泥)の中に放射性物質が濃縮されて検出されるという事例が報告されています。

 これを受け、国におきましては、こうした下水汚泥の取扱いに関する考え方が示されるなど、対応の強化が進められているところです。

 本市の場合、下水汚泥は、主に舞洲スラッジセンターなどに集め、これを高温で溶融処理することによって、ガラス状のスラグにしています。

 このため、建設局では震災以後、こうしたスラグの放射線量についてGM管式サーベイメータによるスクリーニングを行いましたが、昨年に採取していたスラグと同様の値であり、自然環境中以上の放射線量は検出されませんでした。

 さらに安全確認に万全を期すため、スラグ中の放射性物質濃度の測定を専門機関により行いました結果、下の表の「放射能測定結果」のとおり、国内の一般土壌に通常見られる値の範囲内(注1)であることを確認しました。

 また、この値は原子力関係の工場等において発生したコンクリート破片やガラスくずに対して適用される放射性物質として取扱う必要のない放射能レベル(注2)です。

 これらのことから、本市の下水道施設や下水処理の副産物である溶融スラグ等において、今回の福島における原子力発電事故に起因した放射能汚染の危険性はないものと考えています。今後とも、国による環境中での測定結果などを継続的に注視してまいります。

注1 2009年に測定された全国の土壌中の放射性セシウム濃度は、65Bq/kg以下

注2 放射性セシウムの濃度が100Bq/kgを超えないこと

放射能測定結果

  • 汚泥の核種測定結果(単位:ベクレル/キログラム 測定結果は乾燥重量あたり)
  • 採取場所::舞洲スラッジセンター(大阪市此花区北港白津2-2-7)
  • 汚泥性状:下水汚泥溶融スラグ
放射能測定結果

 核種

放射能[Bq/kg]

検出限界[Bq/kg]

放射性セシウム134

261

放射性セシウム137

261

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