慶沢園のリニューアル工事及び入園料・使用料の改定について

　天王寺公園内の慶沢園はリニューアルオープンにむけ、工事を実施しています。

• 工事期間　令和6年4月1日（月曜日）～令和7年2月28日（金曜日）（予定）

　慶沢園（大阪市指定文化財）は、天王寺公園内にある純日本風の林泉回遊式庭園です。

　大正15年、住友家から旧本邸敷地とともに本市に寄贈、その後、旧本邸敷地に現在の大阪市立美術館が整備されています。

　この庭園の設計・施工を担当したのは、当時の高名な庭師であった「植治（うえじ）」こと第7代小川治兵衞です。植治は、京都平安神宮神苑や無鄰菴などの庭園を作庭、京都を中心に活躍し、日本の近代造園に大きな足跡を残した造園家です。

　慶沢園が持つ本来の魅力を取り戻すべく、庭園樹木の仕立て直しや池を回遊する園路などの改修を実施します。

　大阪市立美術館と慶沢園をつなぐ連絡通路に加え、美術館前の芝生広場も整備します。

　また、老朽化した茶室（長生庵）の耐震化や、料金所機能を備えたエントランスなども整備します。

　今回のリニューアル工事によって整備される庭園を、より良い水準で維持管理し続けていくことと、より広く多くの方に訪れていただけるようにするため、次表のとおり入園料を改定します。

　隣接する大阪市立美術館と慶沢園を一体として更なる活用を図るため、新たに大阪市立美術館との共通入場券の販売を開始し、更に特別展観覧者への入園料値引きを実施します。

（注）共通入場券の販売開始時期及び購入方法は、今後改めてお知らせする予定です。

　一律100円引き

（注）慶沢園券売所にて、特別展観覧券を提示した場合に適用

（注）団体割引との併用不可

　今回のリニューアル工事によって、茶室内をより快適に過ごしていただけるような整備を行います。また今後も適切に維持していくために、次表のとおり使用料を改定します。