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深江菅細工保存会が「平成23年度伝統文化ポーラ賞地域賞」を受賞されました

2019年12月23日

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大阪市指定無形文化財「深江の菅細工」工芸技術保持団体が民間の顕彰事業で受賞されました

 大阪市指定無形文化財「深江の菅細工」工芸技術保持団体である深江菅細工保存会が平成23年度第31回伝統文化ポーラ賞地域賞を受賞されました。

 伝統文化ポーラ賞は、ポーラ伝統文化振興財団が伝統工芸技術・伝統芸能・民俗芸能・民俗行事の分野において行なっている他薦による顕彰事業です。地域賞は、地域にて永年地道に努力され、優れた業績を残して今後も一層の業績が期待でき、後進の指導・育成にも努めている個人または団体に贈られます。


賞状授与(伝統文化ポーラ賞贈呈式)

 深江菅細工保存会は地元の区民まつりや小中学校にも定期的に出向いて菅細工教室を開き、深江の菅細工を子どもから大人まで幅広い層に広め、工芸技術の継承に努めています。平成11年に大阪市指定無形文化財工芸技術保持団体の指定を受けました。

 平成12年、深江で菅の苗が見つかったことから、深江菅細工保存会の会員たちが株分けしプランターで苗を増やし続け材料の生産にも取り組んでいます。

 平成19年10月、深江菅細工保存会も協力し深江菅田保存会が結成され、深江産の菅草を育てる菅田を南深江公園内に復元させました。平成20年10月には、地元の有志の方から土地の提供があり、深江稲荷神社の北側に約80平方メートルの本格的な菅田が復元されました。

 菅田の植え付け・刈り取りには地域の小学生たちも毎年参加しています。


夏の菅田の刈り取り(平成23年7月)

 深江菅細工保存会は地域における顕著な活動があり、また、日本古来の祭礼にかかる文化と工芸技術の継承に寄与し、受賞によって後継者の奨励に資することから大阪市教育委員会より推薦を行っておりました。

 賞の贈呈式は10月に東京都港区赤坂で行われました。深江菅細工保存会の会員の方々が招かれて、賞碑と副賞が贈られています。伝統文化ポーラ賞の詳細については、ポーラ伝統文化振興財団ホームページ「奨励と助成」別ウィンドウで開くをご参照ください。


菅細工展示(伝統文化ポーラ賞贈呈式)

大阪市指定文化財「深江の菅細工」

種別

 指定無形文化財 工芸技術

所在地

 大阪市東成区深江南

保持団体

 深江菅細工保存会(昭和63年設立)

概要

 上町台地の東側に位置する深江の地は、旧大和川の下流域にあたり古くから湿潤な地形が広がっていました。垂仁天皇の時代に低湿地に自生した良質の菅が採れるため大和の古代氏族である笠縫氏が移り住んだとの伝承があり、歴代天皇の大嘗祭や、伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮に用いられる儀式用の大きな菅笠は代々この地より調進されてきました。

 昭和38年(1963)に大阪市顕彰史跡「深江菅笠ゆかりの地」、同47年には大阪府の史跡「摂津笠縫邑跡」として指定されています。

 かつては深江のほぼ全ての農家で菅細工が作られていました。しかし、近代には帽子の普及に伴い菅笠づくりは廃れ、明治・大正期には皿敷をはじめ各種の菅細工生産に転じて輸出もしましたが、産業としてはあまり長続きせず、昭和30年代前半には深江稲荷神社境内の菅田がなくなりました。その後、深江に一反ほど残っていた菅田もなくなり、材料の菅は他県から取り寄せていました。

 昭和63年に深江菅細工保存会が発足し、地元で菅細工の技術を伝え続けています。


刈り取り直後の菅草
これから、ヅク選び・水干し・菅アテガヒ・重ね干しなど幾つもの工程を経て材料になります

 平成22年3月、深江菅細工保存会の会員も加わり地元の有志による一般社団法人深江郷土資料館が設立。7月に「深江郷土資料館」が建設されました。深江の菅細工の歴史や保存会の活動が紹介されるとともに、深江菅細工保存会が製作した祭礼用の直径1.7メートルの大型菅笠や菅翳(すげさしば)などが展示されています。

 平成25年に行われる第62回伊勢神宮式年遷宮の御料菅御笠・御翳奉製の依頼を受け、既に調進されています。

大阪市指定文化財紹介ホームページ「深江の菅細工」

深江菅細工保存会ホームページ別ウィンドウで開く

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)

電話:06-6208-9166

ファックス:06-6201-5759

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