平成28年度 都島区区政会議 第1回教育部会
2016年10月14日
ページ番号:373591
教育部会とは
教育部会とは、都島区区政会議を効果的かつ効率的に運営するため、区教育行政について、より専門的な意見交換を行うもので、部会でいただいた意見等は、全体会議(区政会議)に報告することになります。
教育部会は、平成27年10月に就任された区政会議委員のうち、希望された6名の委員により構成されています。
開催概要
日時
場所
議題
- 平成28年度事業の進捗状況について(報告)
- 平成29年度施策・事業の検討について
「貧困やさまざまな困難を抱えている家庭に対する施策について」(意見交換) - その他
都島区区政会議 教育部会 委員名簿
氏 名 | 位置付け | 備考 |
---|---|---|
東谷 馨子 | 地域団体より推薦 | 中野まちづくり協議会 |
江川 和宏 | 公募等 | 一般公募 |
田中 智基 | 地域団体より推薦 | 西都島地域活動協議会 |
田矢 泰孝 | 地域団体より推薦 | 内代地域活動協議会 |
辻上 祥代 | 学識経験者・その他 | 子育て支援ネットワーク会議 |
矢裂 淳 | 学識経験者・その他 | 道草寺子屋、近畿大学大学院 |
配付資料
配付資料
次第(pdf, 336.41KB)
資料1:平成28年度事業の進捗状況について(表面)(pdf, 462.83KB)
資料1:平成28年度事業の進捗状況について(裏面)(pdf, 451.11KB)
資料2:平成29年度施策・事業の検討について(pdf, 499.04KB)
別添1:子供の貧困対策に関する大綱について(pdf, 191.19KB)
別添2:報道発表資料「子どもの生活に関する実態調査を実施します」(pdf, 337.32KB)
別添3:「子供の貧困対策に関する大綱」と本市のとりくみ(PDF形式, 4.67KB)
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座席表
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会議録
要旨
議題1 平成28年度事業の進捗状況について
小学生やる気アップ学習支援事業は、課題にも挙がっているが、3年連続で同じ事業者がやっている。例えば、小規模な事業者も選定できるように学校の日程を調整するなど、そういう融通性があまりないところから事業者が固定されているのではないか。
加算配付に活用というところだが、具体的にどのような取り組みが挙がっているのか。
[区役所]加算配付について、都島区は、基礎学力の向上に資する取り組みが提案されている学校という観点で選んだ。桜宮中学校は、国語力の向上に結びつけるという趣旨で、生徒の皆さん全員が11月に漢字検定を受験をされる予定。また、淀川中学校は、総合的な学習環境の整備のための機器等購入経費となっている。具体的にはプロジェクター等を購入し、授業の中で子どもたちがプレゼンテーションをするなど、考える力や表現する力を身につけるための取り組み。
都島のたり塾とは何か。
[区役所]都島のたり塾は、都島区が実施に当たって塾事業者と協定を結び、学校施設の空き時間を活用して、塾事業者にその施設、空間を提供する事業。塾は少人数制で、月額1万円。大阪市の塾代助成事業で申請すれば、1万円のバウチャーを発行できるため実質ゼロ円で受講でき、塾事業者にとっては、場所を設ける費用が必要ないという枠組みの塾事業。
小学生体力・運動能力向上支援事業に都島小学校がないのは申請がなかったということか。また、水泳の実際の授業時間は。
[区役所]水泳は6月29日から7月4日まで各校2時限ずつで、友渕小学校のみ大規模な学校ということで6時限実施。内容は、基本的な泳ぎ方で、児童の指導とあわせて先生にも見ていただいた。
中学生ネパールとのWeb交流事業は、非常にいい事業だが、一部の生徒だけで全員は参加できない。一方、学校での実施については授業を割くことが難しく、お金の問題もある。校長先生と話した際にこのような意見があったので、参考までに伝えておく。
議題2 平成29年度施策・事業の検討について
【平成28年度実施事業の課題と改善策について】
- [区役所]小学生やる気アップ学習支援事業の公募における工夫について、事業者の選定に当たっては9小学校全てで実施できることが要件となっており、日程等は学校に協力いただくことが前提にあるため、(小規模な事業者も選定できるように学校の日程を調整することは困難だが)可能な範囲で考えていきたい。
[区役所]結果として、同じ事業者が受託して、プログラムが固定化していることを課題として感じてはいるが、同じ事業者であることが問題というよりも、プログラムを豊富化していきたいと考えている。
[区役所]小学生体力・運動能力向上支援事業について、次年度は、早い時期から学校に提案し、調整していきたい。
【貧困やさまざまな困難を抱えている家庭に対する施策について】
施策については、都島区の実情に合ったものを最優先で実施していただきたい。
子どもの生活に関する実態調査とは、具体的には何を調査するのか。
[区役所]小学校5年生と中学校2年生の児童・生徒とその保護者を対象に、それぞれ質問がリンクするよう、日常生活の食事や学習環境などの状況を確認するアンケート調査を実施した。
(食事を)食べている・食べていないは、家庭ごとで違うもので、子どもは(自分の家庭の状況が)普通と思っているから、みんなと違うということがわからないのではないか。また、アンケートを書くことによってどうなるかということが全くわかってないので、それを書くだけでは何もわからないのではないか。
よく取り上げられている「6人に1人が貧困」というニュースで大阪は21.8%の全国2位。「こどもカレー食堂」は、それをテーマに始めたものだが、それによって集まる子どもがいじめの対象になることも考えられたので、今は孤食に対する活動として実施している。貧困層だけが対象ではないので、まだ「本当に困っている子」にはたどり着いていないが、それでも前回は50人が集まった。その集まってきた中に、1%でもそういう子(貧困で本当に困っている子)がいれば、社会福祉協議会と一緒に活動していることもあり、そこに(貧困対策という当初のテーマに)届くかもしれない、とは思っている。
先ほどの貧困問題のアンケートに回答したが、(このアンケートを見ていると)本当に困っているって、貧困ってどういうことなのか、また、このアンケートを集めて、どう反映して何をしようとしてるのか、少し疑問に感じた。
少ない数でもいいデータはとれると思うので、もっと質のある調査の仕方をしてはどうか。
貧困を、どこで見分けるかというのは非常に難しい。例えば、学校が(子どもを)見て「児童相談所(こども相談センター)に通報しますよ」というと、親が「うちはそんなところ関係ない」と怒り出す。子どもに聞くと、子どもは親をかばうからご飯を食べていないとは言わない。どうやって見分けるか、というのが難しい。
(貧困対策について)例えば、生活保護を受けるということに思い至らない人に対しては、どこまで手を差し伸べてあげるのかというだけでなく、どうやって意見を聞いてあげるのか、ということも必要ではないかと思う。
(「道草寺子屋」は)小学生・中学生で分けていて、小学生は放課後授業、大阪市でいう「いきいき(児童放課後いきいき事業)」の延長線で、より少人数で具体的に教育をするというもの。もちろん費用がかかるので月謝制。中学生も月謝がかかるので、(受講する子どもたちは)お金があって塾に来るような層が多い。だから、なかなかそういう人たち(貧困対策の対象となる人たち)を相手にしているとは言えない。
(「こどもカレー食堂」は)基本的には楽しい会という感じで、子どもがみんなでご飯を食べて楽しい状況をつくり、そこに「しんどい子」がいたら手を差し伸べるような形で今やっている。
貧困がいじめになるのが一番怖い。貧困が嫌なマイナスイメージにつながりやすい、イコール負け組みたいな世の中になっていると思うので、子どもや家庭を変えるのではなく、まず地域の見方というのを変えていく、そういう社会をつくっていくというような、地域の教育力のような施策があればいいと思う。
[区役所]こども教育担当は、保健福祉課の中で、教育の行政部門や子育て支援部門があり、子育て相談の業務もしている。日常の相談の中で「しんどい」ということを発信された方には対応できるが、(発信がない方に対しては)なかなかアクセスできないのが現状。
[区役所]アンケートで状況を把握すると同時に、さまざまな市の施策についても積極的に発信し、それを使っていただかないと実際の改善にはつながらない。また、今回のアンケート調査や支援機関調査で実際に支援に携わっていただいている方からお伺いした実態等についても整理して施策につなげていきたい。
[区役所]「こどもカレー食堂」に関しては、孤食に対する対応ということで進めておられる部分もあるかと思うが、取り組んでいただいていることに非常に期待をしながらも、これから区でできることも考えていかなければと思っている。
- [区役所]アンケートから何が見えてくるか、日常的に取り組んでいる相談等から何が見えてくるかということを明確にしながら、今後の取り組みを考えていかなければならないと考えている。
議題3 その他
学校のWi-Fi含めたインフラの整備を早くしていただきたい。区役所や区民センターもオープンな環境にしていただきたい。フリースポットをつくるくらいなら技術的な問題はないと思うので、(公共施設等のインターネット環境を)もっと有効に使ってほしい。
[区役所]学校のLAN環境については、教育委員会が順次整備しているはず。計画等を確認し、言うべきところは言っていきたい。
桜宮中学校で、大阪市で18校、親子方式の給食が9月2日から始まった。金曜日はご飯とホイコーロー等というメニューで、ご飯と汁物は量の調節もでき、給食が楽しかったとのこと。子どもたちには小学校6年間のキャリアがあり、自分たちで判断してよりスムーズに配食できたとのこと。子どもたちの力はすごいと思った。
会議録
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このページの作成者・問合せ先
大阪市都島区役所 保健福祉課(こども教育)
〒534-8501 大阪市都島区中野町2丁目16番20号(都島区役所2階)
電話:06-6882-9889
ファックス:06-6352-4584