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令和2年度 子育て支援室講演会 第2回講演会の内容

2021年1月19日

ページ番号:521218

発達障がいが及ぼす二次障がい~非行、不登校の背景~

令和2年11月17日(火曜日)10時~12時

大阪少年鑑別所 地域非行防止調整官 森田陽子 先生   

 大阪法務少年支援センター(大阪少年鑑別所)では、少年鑑別所法第131条に基づき、青少年の健全育成に携わる関係機関・団体と連携を図りながら、地域における非行及び犯罪の防止に関する活動などに取り組まれています。今回は、地域非行防止調整官の森田陽子先生に、発達障がいのある児童が抱えやすい問題や行動、支援の在り方についてご講演いただきました。

少年鑑別所とは

事件を起こすなどした少年に面接や検査を行い、問題の原因や背景を調べる

  • 家庭裁判所の求めに応じ、鑑別を行う
  • 法令や規則に基づき収容対象者を収容する
  • 人権を尊重しつつ必要な監護処遇を行う
  • 地域社会における非行及び犯罪の防止に関する援助を行う

鑑別の目的

非行に及んだ原因を明らかにし、繰り返さないよう適切な指針を提示する

例えば同じ「万引き」であっても少年それぞれに非行の意味や問題性が違う

Aさん:友達の誘いに乗って

Bさん:家族との関係が悪く家出中にお腹がすいて

Cさん:精神疾患が背景にあって

少年それぞれに非行の意味や問題性が違う。見定めを間違うと再発防止・社会適応につながらない

なぜ非行をするの?

万引きを繰り返していたDさんの場合:最初は「なんとなくほしかったから」と説明

面接で明らかになったこと

  • 母が再婚し、異父弟にかかりきりになり寂しかった
  • 母の財布からお金を盗むと叱られたが、心配もされて安心した
  • 学校では勉強についていけず、いじめられていた
  • やんちゃな先輩の前で万引きをしたとき、「すごい」と言われて嬉しかった

非行を防ぐための「立ち直りプラン」

  • 寂しさの修復

    家族にDさんの心情を理解してもらう

    家庭での家族の関わりの見直し

  • 自信回復

    知能検査の結果を元に、Dさんの能力に見合った教材を設定し、「これくらいなら自分にもできる」という楽しさ、ワクワク感を取り戻させる

  • 他者とのコミュニケーション促進

    「人の役に立ちたい」という長所が面談を通して明らかになったので、役割を与えて「誰かのために役に立つ」体験をさせる

知的・発達的な問題と非行・不適応

非行・不適応が進むプロセス(失敗体験と否定的評価が増えていく)

第1ステップ:外界への関わり方のつたなさ、周りの人の理解不足

第2ステップ:落ちこぼれ感、自尊感情の低下、意欲低下

第3ステップ:情緒不安定、社会からの逃避(不登校)、社会や環境への不満(非行・犯罪)

知的や発達の問題を抱えていると、失敗体験や自分なりにきちんとしているつもりなのに周りから否定的に評価される体験が増え、結果的に行動の悪循環にはまってしまう

非行傾向がある人への指導・支援

支援のポイント

  • 心理的、物理的な居場所を作る
  • 自己評価を向上させる(自分で自分をほめる)
  • 加害をしたとき、被害を受けたときのリスクについて知識を持たせる(見通しを持たせる)

自分を理解することができるように促す

  • 得意なところ、苦手なところを確認する
  • 相談と工夫で困難は回避できることを知らせる
  • 自分と他者は違うということを気づかせる

支援者が心がけたいこと

  • 対人関係で良い体験を持たせる
  • 興味や関心のあることを探し得意なことを伸ばす
  • 静かではっきりとした言葉かけを行う
  • 特性や実態を理解し、無理のない対応をする
  • 本人にとって分かりやすい環境を整える
  • 本人にとって分かりやすいコミュニケーションをとる

地域での連携

少年鑑別所の地域援助業務

  非行・犯罪に関する問題や、思春期の子ども達の行動理解などに関する知識・ノウハウを活用して、地域における非行・犯罪の防止に関する活動に取り組んでいます。

大阪法務少年支援センター(堺市)

  • 大阪少年鑑別所に併設
  • 大人の方も利用できます
  • 完全予約制、無料です
  • 駐車場完備

大阪法務少年支援センター サテライト都島(大阪市都島区)

  • 大阪拘置所に併設
  • 大人の方も利用できます
  • 完全予約制、無料です

   (注)駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください

最後に

少年鑑別所の役割や子どもが非行・犯罪にかかわってしまうプロセスについてお話いただきました。実際には、知的や発達の問題があることは、直接非行や犯罪の原因になるものではないが、間接的に巻き込まれやすくなるということはあるようです。アセスメントを得意とする大阪法務少年支援センターと直接支援を行う機関が連携をとり、子どもたちの健全な育成のために効果的な支援をしていきましょう。

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大阪市都島区役所 保健福祉課(こども教育)

〒534-8501 大阪市都島区中野町2丁目16番20号(都島区役所2階)

電話:06-6882-9889

ファックス:06-6352-4584

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