令和元年度 第1回 区民アンケート「西区の情報発信について」の今後の対策
2020年6月1日
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アンケート結果分析を踏まえた情報発信の具体的な方策
1 分析結果の概要
「あなたがほしいと考える情報が区役所から発信されていると思いますか」(問9)に対して、「あまり発信されていない」、「全く発信されていない」といった否定的な回答を中心に、一次、二次の分析を試みました。
これら分析の結果、特徴として確認できたことは、次の2点です。(1)年齢層によって、興味のある区政情報や、区政情報の入手手段に大きな差異があります。
<興味のある区政情報>
- 30歳代・40歳代はともに「イベント情報」、「子育てに関する情報」、「検診・健診情報」への関心が高いという結果でした。
- 「防災、防犯」に対しては、どの年齢層でも関心が高いという結果でした。
<区政情報の入手手段>
- どの年齢層においても、広報紙が最も活用されている媒体でした。
- 20歳代~50歳代は概ねその9割程度がSNSを利用していました。一方、SNSを活用して区政情報を得ている方はLINEで2割程度、ツイッター、フェイスブックでは1割以下でした。今後、SNSにより区政情報を発信していることの周知や、発信内容の工夫によって、SNSを活用した区政情報へのアクセスを促進する土壌はあると考えます。
- 60歳以上の方は、過半数がホームページやSNSといった電子媒体を利用せず、7割の方が、区政情報を得る手段として広報紙を利用しています。
(2)西区の広報媒体を知らない方が多いとの結果が出ています。区役所の広報媒体の認知度は年齢層、西区在住期間によって大きな差があります。
- 「欲しい情報が区役所から発信されていない。」と回答された方の48%が「区役所の広報媒体を全く知らない」と回答されていました。
- 広報媒体について、知っているものについての回答が「広報紙」だけと回答された方が全体の42%、「全く知らない」と回答された方は25%でした。
- 西区在住5年未満の方は、5年以上の人に比べ、区役所の広報媒体を知らない方が多いという結果でした。
- 区役所の広報媒体を全く知らないという回答が過半数を超えたのは、20歳代のみでした。
2 分析結果を踏まえた情報発信
これまでの情報発信に係る区役所の基本的な考え方に今回得られたアンケート分析の結果を加え、区民の皆さんにより活用いただける情報発信方法を検討してまいります。
(1)情報発信にかかる区役所の基本的な方針
- 紙媒体(広報紙「かぜ」)と電子媒体(ホームページ及びLINE、ツイッターなどのSNS)の双方の利用者層やその特性に応じて、効果的な情報発信になるように使い分けます。
- SNSについてはあくまでも新着情報をリアルタイムに認知していただく手段と考えており、SNSによる認知を契機として、より詳細な情報を掲載しているホームページへの誘導ツールとして活用します。
- 広報紙紙面においても、紙面スペースも勘案し、より詳細な情報についてはホームページでご覧いただけるよう、紙面に二次元コードを掲載するなど、紙媒体と電子媒体の連係を進めます。
(2)分析結果を加味した今後の情報発信方法
【年齢層に応じた情報発信の手段と発信内容について】
- 「子育てに関する情報」、「検診・健診情報」については、特に30歳代、40歳代の方の興味が高いという結果でした。こういった年齢層はSNSを中心とした電子媒体を多用(両年齢層とも90%以上の利用率)していることから、「子育てに関する情報」、「検診・健診情報」はLINEなどのSNSで概要を見ていただいたうえで、詳細は区ホームページでご覧いただけるよう引き続きリンクなどで関連づけてまいります。
- 60歳代以上の方はその過半数がSNSを利用しておらず、大部分の方が情報入手手段として広報紙を活用いただいていることから、この年齢層が高い関心を持つ情報は、紙媒体である広報紙を中心に情報発信してまいります。
- ただし、広報紙を個別の広報ツールとしてではなく、ホームページと二次元コードを活用して両者を連係させます。例えば電子媒体を多用する年齢層のニーズが高い「子育てに関する情報」については、広報紙面上は標題など最小限の情報提供とし、詳細は二次元コードを用いてホームページに誘導します。
- その結果、空いた広報紙面上のスペースには、電子媒体の利用率が低い60歳以上の方も関心が高い「防災、防犯」といった情報などを詳細に掲載してまいります。
(注)こういった二次元コードを用いる手法については、今回のアンケート(問13)でその是非について確認しました。結果、9割以上の方から賛同を得ました。
【区役所の情報発信媒体の周知について】
- 区役所の広報媒体を全く知らない方は、欲しい情報が区役所から発信されていないと感じていました。一方で、知っている媒体にはそれぞれ8割以上の肯定的な評価がなされていました。したがって、まずはより広く区役所の広報信媒体を知っていただくことが最大の課題と認識しました。
- 特に、20歳代の方はその過半数が区役所の広報媒体を知らないという結果が出ました。また西区在住期間が5年以上の方で広報媒体を全く知らない方は約2割ですが、5年未満の方は約4割と倍の結果が出ました。そのため若年層または西区に住み始めてからの期間が比較的短い方への積極的な周知が必要と考えます。
- 加えて、今回西区の広報媒体のうち広報紙だけしか知らない方が全体の42%を占めていることがわかりました。
- 以上のことを踏まえ、広報紙のみならずホームページやSNSといった電子媒体など、区役所の広報媒体について、周知ビラを作成・活用し、あらゆる機会をとらえて周知に努めてまいります。
【参考】
CC(クリエイティブコモンズ)ライセンス
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アンケート結果のリンクはこちら
- 令和元年度 第1回 区民アンケート「西区の情報発信について」の結果を公表します
調査の概要について記載しています。
- 単純集計
本アンケート問1から問13の回答をそれぞれ集計した結果です。
- 分析
本アンケートの単純集計を組み合わせた分析、いわゆるクロス分析を行い、区民の皆さんが区役所の情報発信に対してお持ちの認識をより詳細に分析したものです。
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