見守りコーディネーターや見守り員が活躍しています【広報紙「かぜ」2月号】
2022年2月1日
ページ番号:556268
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちはこれまでの生活を大きく変えざるを得なくなりました。特に高齢者や障がいのある方にとって、外出の機会が減ることは、社会からの孤立につながる大きな問題です。社会との接触が少なくなった今、地域の見守りコーディネーターや見守り員の皆さんは、電話訪問やインターホン越しの訪問、ポスティングなど工夫を重ねながら積極的に見守り活動を行っています。
西区役所としても、西区社会福祉協議会(社協)とともに、各地域の見守りに関わる方々を支援しています。今回は、堀江地域で活動されている見守りコーディネーターの出雲さんにお話を伺いました。
笑顔で皆さんに寄り添いたい
堀江地域見守りコーディネーター 出雲 智枝子(いずも ちえこ)さん
地域の皆さんとつながって
地域の皆さんによく利用していただいた飲食店を辞めたあとも、皆さんと引き続きつながっていたいという思いから、堀江地域見守りコーディネーターを令和3年4月から務めさせていただいています。
何もわからず、戸惑いながらも、多くの方に支えられ、地域のために頑張る喜びを感じながら活動しています。
「一人ではない」と感じてもらえるように
「望まない孤独ほど悲しく寂しいものはない。」そういった思いから、私もできるだけ支援を必要とする方々と直接お会いして、生活状況や困っていることなど詳しくお話をお伺いするよう心がけています。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大とともに、電話やインターホン越しでのお声がけが多くなり、その機会が少なくなっています。そういった中、堀江地域では連合振興町会、地域社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、女性会の皆さんが協力して、換気や消毒、マスク着用など感染対策を徹底しながら、百歳体操や堀江いきいき教室、食事サービスを実施されています。私も見守りコーディネーターとしてこのような場を活かして、皆さんと少しでも触れ合える機会を増やせるよう取り組んでいます。昨年からは地域の皆さんが「男の座学」という男性限定の講座も開催しており、男性の皆さんとも気軽にお話できる機会をいただいています。
コロナ禍ではありますが、地域にお住まいの支援を必要とする高齢の方や障がい、難病のある方などが、「一人ではない」ということを感じてもらえるよう、地域活動とも連携を取りながら、見守り活動を進めていきます。

喜びの声を励みに
地域の活動に参加しづらい方や、なかなかお会いできない方へも、手紙をお届けしたり、お誕生日にはお祝いの電話をかけるなど、少しでも寂しさがやわらぐよう、できることから取り組んでいます。
その際には、お体の調子や最近の様子をお伺いし、知り合いで困っている方はおられないかなどお聞きするよう心がけています。手紙を読まれた方や電話で話をお伺いした方から、「手紙を見てジーンときた」、「誕生日を覚えていてくれたの」という喜びの声を聞くと私も本当に嬉しくなり、引き続き頑張っていこうと励まされています。

みんなの力でたくさんの笑顔を
堀江地域には、連合振興町会、地域社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、女性会をはじめ、たくさんのボランティアが「見守り員」として活動されており、共にきめ細かな見守り活動に取り組んでいます。また、見守りに関することなど困ったことがあれば、社協の見守り相談室や地域包括支援センター等と連携をとりながら支援を必要とされる方のお力になれるよう努めています。まだまだ新型コロナに対する感染対策が必要となる中ですが、地域の皆さんとともに声かけしあいながら悩みを抱えている方、寂しさを感じている方をできるだけなくすよう、笑顔で皆さんに寄り添った見守り活動を進めていきたいと思います。
見守りコーディネーターって?
- 地域にお住まいの高齢者・障がいのある方などを電話や訪問、地域活動を通した見守り
- 福祉専門職・専門機関とのつなぎ役
- 見守り員や地域役員・住民と協力し、見守りのネットワークを構築
- さまざまな困りごとの相談
- 地域会館を拠点に活動

見守りコーディネーターと見守り員(連合振興町会・地域社会福祉協議会・民生委員・児童委員・女性会などの地域のボランティア約170名)が地域にお住まいの支援を必要とする高齢者・障がいのある方などを支援
区保健福祉センターと区社会福祉協議会が見守りコーディネーターを支援
問合せ
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