地域の力、みんなの力で災害対策に取り組みましょう【広報紙「かぜ」9月号】
2022年9月1日
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上記の写真は、昨年、各地域で取り組んでいただいた防災訓練の様子です。
西区では、災害が起こった時、連合振興町会を中心に地域の方たちのボランティアにより、「地域災害対策本部」を立ち上げ、被害の防止や軽減に取り組んでいただくことになっています。
日ごろから近隣の方とつながりをつくり、コミュニティ力を向上させることが、対策本部の円滑な運営はもとより、地域防災力を高め、安心して暮らせるまちづくりにつながります。
自助としてご家庭での災害に対する「心がまえ」と「備え」をしていただくとともに、共助としてお住まいの地域の防災活動にぜひ参加してみてください。
分散避難にご協力を!
新型コロナウイルス感染症が流行している状況下で、避難所にたくさんの人が避難されることで「3密」による感染リスクが高くなる可能性があります。その対策として西区役所では、避難所内での換気・消毒はもとより、熱・咳などの症状のある方とない方のスペースを分離するなど、衛生環境を確保します。皆さんは分散避難について普段から検討いただくなどご協力をお願いします。
(注)分散避難とは、避難所に避難者が集中して「密」になる状態を避けるため、避難所以外での「在宅避難」や「親戚・知人宅へ避難」など、さまざまな避難先に分散して避難することをいいます。
避難先の考え方
在宅避難
災害の程度にもよりますが、自宅が鉄筋造など頑丈な建物で、かつハザードマップの浸水想定以上の高さにあり安全な場合は、自宅での避難を最優先に考えましょう。
親戚・知人宅へ避難
浸水の区域外や安全な場所にある親戚宅や知人宅など、普段の生活に近い暮らしができる避難場所がないか検討してみましょう。
避難所
上記場所への避難が難しい場合は、ためらわずに避難所へ避難しましょう。
在宅避難用に非常備蓄品を準備
南海トラフ巨大地震などの大規模災害が発生すると、道路の寸断などによりスーパーなどの商品はもちろん、救援物資も届かないことが考えられます。自宅で避難生活を送ることも考え、救援物資が届くまでの3~7日間程度自足するつもりで備えましょう。
チェックリスト

食糧
アルファ化米・乾パン・パン缶・缶詰類・レトルト食品・インスタントラーメン・スープ・味噌汁・塩・ビスケット・チョコレート・キャンディ
飲料
飲料水(2リットルペットボトル)・非常用給水袋
衣類
上着・下着・靴下
生活用品
タオル・毛布・バスタオル・せっけん・歯ブラシ・ドライシャンプー・卓上コンロ・ガスボンベ・固形燃料・やかん・なべ・わりばし・スプーン・フォーク・皿(紙・ステンレスなど)・コップ(紙・ステンレスなど)・ラップ・アルミホイル・予備電池・携帯電話の充電器・使い捨てカイロ・雨具・新聞紙・安全ピン
その他
ブルーシート・布製ガムテープ
乳幼児のいる家庭
母子手帳・粉ミルク・哺乳瓶・離乳食・おやつ・着替え・バスタオル・毛布・ガーゼ・洗浄綿・紙おむつ・スプーン・ベビーカー・おんぶひも・玩具 など
高齢者のいる家庭
着替え・おむつ・持病薬・看護用品・予備メガネ など
無駄なく備える ローリングストック
非常食となるレトルト食品などを定期的(日常的)に食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に新しい非常食が備蓄されている状態にする方法です。
食品だけではなく、生活用品(消費期限などがあるもの)にも活用しましょう。

簡易トイレの備蓄
マンションなどの共同住宅の場合には、配管の点検が終わるまで下水を流せないことがあるため、簡易トイレを備蓄するなどの対策が必要です。凝固剤を使った糞便袋や持ち運び袋など、家庭で用意できる簡易トイレを備蓄しておきましょう。
マンションにおける自主防災組織づくりに向けた支援
西区役所では、隣近所にお住まいの方どうしで日ごろからつながっていただくことが重要であると考えています。
とりわけ、区内居住者の約9割がマンションなどの共同住宅に居住されていることから、マンションごとの自主防災組織づくりについて、次のとおり、段階的に支援いたします。お気軽にお問い合わせください。
ステップ1 防災について一から学ぶには?
答え 防災出前講座
職員が出向いて、講座を実施します。
ステップ2 防災の必要性は理解できた。次は何をすればいい?
答え 防災計画の策定・自主防災組織の立ち上げ
災害時における役割分担などを決めていきます。役割分担などが決まれば、自主防災組織の立ち上げとなります。
ステップ3 防災計画・自主防災組織を立ち上げてからは?
答え 防災訓練の実施
防災計画に記載の役割分担に基づき、訓練を実施しましょう。
西区防災マップ
津波避難施設指定の取組みを進めています
西区役所では津波避難ビルにご協力いただける施設を募集しています。特に施設数の少ない九条・川口・本田方面の施設管理者の方はご協力をお願いします。
家族で防災会議を開きましょう
災害は、家族がそろっている時に発生するとは限りません。自宅、学校、職場、出張先など、家族が別々の場所にいる時に起こる可能性もあります。被害を小さくするためには、さまざまなケースで災害を想定し、備えておくことが大切です。災害が起こった時を想定し、家族で話し合いながら点検してみましょう。
1 やることと役割を決めておきましょう
- 火を消し、ガスの元栓を閉める
- 子どもや高齢者の安全を確認する
- 危険な場所を点検し、応急処置をする
- 電気器具のコンセントを抜く、ブレーカーを切る
- テレビやインターネットなどで情報を確認する
- 避難出口を確保する
- すぐに戻ってこられない家族へ伝言を書いておく
- 家の前に行先や連絡先を書いた紙を貼っておく
2 危険個所をチェックしましょう
家の内外に危険個所がないかどうかチェックし、対策をしましょう。
- 背の高いタンス、冷蔵庫などは転倒防止器具で固定
- 吊り下げ型の照明は、揺れ防止金具で固定
- 玄関や出入口までの通路に家具など倒れやすいものを置かない
- テレビはできるだけ低い位置に置き、粘着マットで固定
- 窓や戸棚のガラスに飛散防止フィルムを貼る
- 寝室には大きな家具は置かない
- トイレなど柱が多くせまい空間や、大きな家具などを置かない部屋など、いざという時の逃げ場を確保
- 側溝や排水溝は掃除し、水の流れをスムーズにしておく
3 非常持ち出し品と非常備蓄品をチェックしましょう
必要な物品がそろっているか確認します。また、定期的に保存状態や消費期限を点検し、必要であれば交換しましょう。
4 防災用具をチェックしましょう
消火器や救急箱を確認し、使い方や手当の方法を覚えておきましょう。
5 緊急連絡カードを作りましょう
家族の避難場所や集合場所、連絡方法などを話し合い、決めたことをカードとして携帯するようにしましょう。

6 わが家の防災マップを作りましょう
家の付近を実際に歩いてみて、危険な場所や避難場所(小学校・中学校・公園など)、避難経路を確認し、イラストなどで簡単にあらわした「わが家の防災マップ」を作成しましょう。避難経路は一つではなく、通行できない場合に備えて複数決めておきましょう。

自分と家族の命を守るために
保護者の皆さんはお子さんに、災害が起こった時仮にひとりでいた場合、どのように行動すればよいかお話しされていますか?
9月1日の防災の日を含み、8月30日から9月5日までは防災週間です。この機会に保護者の皆さんは、災害が起こった時に自分で自分の身を守れるように、また家族が家族の命を守れるように、家族の防災会議で「わが家のルール」を作ってみてはいかがでしょうか。
問合せ
西区役所 地域支援課(防災)
- 電話 06-6532-9972
- ファックス 06-6538-7318
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このページの作成者・問合せ先
大阪市西区役所 総務課事業調整グループ
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