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「子どもの権利条約と私たち」

2019年10月1日

ページ番号:482224

今回のテーマは「子どもの人権」です。

北野 真由美 さん (NPO法人 えんぱわめんと堺 代表理事)

子どもの権利条約

 1989年第44回国連総会で採択された「子どもの権利条約」。日本が1994年にこの条約に批准してから今年で25周年を迎える。私たちは「子どもの権利条約」について、どのくらい理解し、日常の中で実施しているのだろうか?TV報道では、虐待やいじめなど、連日のように子どもへの暴力に関する悲しい、痛ましい話が聞こえてくる。事件や犯罪にまで発展するケースだけではなく、その手前の段階の状況も含めて考えた時、子どもたちは日々の生活の中で、大切にされる経験をどのくらいしているのだろうか?と疑問に思う。

一人ひとりのペース

 子どもと一言で言うのはたやすいが、実際の子どもたちは一人ひとり違う。一人ひとりテンポもペースも違うのだ。「そんなこと当たり前のことじゃないか」と思う人もいるだろう。おとなもアタマではわかっているはずのことである。しかし、いくらアタマでわかっていても忙しい時や余裕がなくなっている時、ついついこの当たり前のことをおとなは忘れがちである。「早くしなさい!」「いつまで時間をかけてるの!」と子どもたちに言ってしまった経験はないだろうか?これはおとなのペースに子どもを従わせようとするときに出る言葉だ。アタマでわかっていてもふとした時にこのような言葉は出てしまう。

繰り返す失敗

 「失敗してもやり直せばいい」「一度何かで失敗したからと言ってそこですべてが終わってしまうわけではない」これもおとなはアタマではわかっていることだ。しかし、相手が子どもとなると「さっきも言ったのに失敗した」「いつも言ってるでしょ!」「何回言ったらわかるんだ」と、繰り返してしまう失敗を許せなくなる。なぜ子ども相手だと許せなくなるのだろうか?これは子どもをひとりの人として尊重していないからではないだろうか?

同じことをおとなに言えますか?

 「子どもならOK?おとなならOK?」というワークシートを使った参加型学習を私たちは行っている。その中の一例を出してみよう。「親が子どもの机の中を勝手に見る」「夫婦間で相手の携帯電話を勝手に見る」読者の方々はどう思うだろうか。この例に対しては、さまざまな意見があるとは思う。実際、参加型学習の中でも「危険なことをしていないか守るためには必要だ」「健全に育てるためには必要だ」「管理責任があるから」「プリントを見せないことがあるから」との意見が出ることもある。しかし、問題は「勝手に見る」ことである。「守るため」「健全に育てるため」であっても。子どもをひとりの人として尊重するのであれば、一声かけてから相手の承諾を得る手順を踏むはずである。おとな相手であれば当然することならば、子ども相手であってもする。それが尊重するということである。子どもの権利の尊重を私たちは日常生活の中でどれだけできているだろうか。子どもの権利条約批准から25周年、今一度、多くの人に考えてもらいたい。

 

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