ページの先頭です
メニューの終端です。

子どものかかわり ~子どもの人権より~

2019年10月1日

ページ番号:482573

北野 真由美(きたの まゆみ)さん/NPO法人えんぱわめんと堺

子どもの「いや!」は大事な育ち

 あなたは子どもの「いや!」に腹を立ててイライラしていませんか?子どもの「いや!」を無視していませんか?「お着替えしましょう」と言ってもいやだと騒ぐ子ども。「早く寝なさい」と言ってもいやだという子ども。多くの家庭で日ごろ見かける光景ですね。「わがままをいって!」とつい愚痴をこぼしてしまうこともあるかもしれません。おとなの目線で見ると単なるわがままに見えるかもしれない子どもの「いや!」という表現、実は成長という視点で見るとその子どもにとって大きな育みになっています。自分の意思を「いや!」という言葉で伝える行動は自分という一人の人としての確立の始まりなのです。自分が受け入れられない、認められない、自分は違う……という心の働きが「いや!」という言葉で表れます。おとなを困らせる子どもたちの「いや!」も少し視点を変えれば成長の芽生えであり、他人と自分の境界線を考え始める大切な一歩なのです。

子どもの権利条約フォーラム2016 in関西

 では、おとなは子どもとどう関わっていけばいい でしょうか。子どもの権利に関する理解を深めるため、2016年12月に大阪で子どもの権利条約フォーラム2016 in関西が開催されました(今年は長野で開催)。昨年のフォーラムは大阪での20年ぶりの開催となり、子どもたちが本音を伝える子ども会議の場を設けて、「疑問」や「子どもたちで何ができるか」、「言いたいこと」「やってみたいこと」「他の子どもに伝えたいこと」を話し合いました。

子ども会議を通して

 子どものことに関心を持つおとなは少なくありません。ただ、その子どもへの関心の持ち方が、子どもを評価することや指導することが中心になってしまっては、おとなから子どもへの一方通行の関係になってしまいます。そこで、子ども会議では、子どもが権利の主体であることを重視して、1.子どもの権利学習の場、2.子ども参加の実現の場、3.子どもとおとなの協働の場、という三点を柱として、子どもたち自身の発信を尊重しています。この会議の中で子どもたちは様々な意見を言ってくれました。しかし、中には「こんなこと言ったらどう思われるだろう」「ほんとはいやだけどいやと言ったら嫌われないかな」と思ってしまい、自分の気持ちをうまく伝えられない子どももいました。普段気持ちを言いづらい環境にいるため遠慮していたのかもしれません。しかし、「いや!」という気持ちを素直に伝えられる環境は、一人ひとりの多様性を認め合い尊重できる環境でもあります。「いや!」の中に含まれるその子らしさを受け止めることは、子どもの自立(自律)につながるきっかけとなります。子どもの「いや!」を単なるわがままとしてあしらうのではなく、「なぜ『いや!』なのか」おとなも一緒に向き合ってみませんか?

    (「にしなり我が町」平成29年11月号掲載)

    探している情報が見つからない

    このページに対してご意見をお聞かせください

    入力欄を開く

    ご注意

    1. ご質問等については、直接担当部署へお問い合わせください。
    2. 市政全般に関わるご意見・ご要望、ご提案などについては、市民の声別ウィンドウで開くへお寄せください。
    3. 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。

    このページの作成者・問合せ先

    大阪市西成区役所 市民協働課

    〒557-8501 大阪市西成区岸里1丁目5番20号(西成区役所7階)

    電話:06-6659-9734

    ファックス:06-6659-2246

    メール送信フォーム