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子どもの人権~子どもの気持ちに寄り添うことの大切さ~ 平成26年8月号

2019年10月1日

ページ番号:482586

北野 真由美さん(NPO法人えんぱわめんと堺 代表理事)

まず、私たちの活動についてご紹介したいと思います。私たち“NPO法人えんぱわめんと堺”は、いじめ、虐待、誘拐、性暴力など子どもたちに起こりうる課題を改善し、一人でも多くの子どもの人権が尊重される社会にしたいという思いで、「人権教育」による参加型学習(ワークショップ)を実施しています。主に、保育所(園)、小・中学校、高等学校などの教育の場へ行き、直接子どもたちにワークショップを行います。

 子どもと触れ合う機会がある方ならご存知かと思いますが、子どもというのはなかなかおとなの思うとおりに行動してくれないものです。

私たちが行っている4,5歳の子どもたちとのワークショップを例に挙げて紹介します。

このワークショップでは、「あたま、かた、ひざ♪ぽん~ 」と歌遊びから進めることが多く、「今度はゆっくりするよ~」とテンポを緩めたり、「どんどん早くなるよ~」と身体の動きと歌を合わせます。緊張をほぐすために、一緒に歌を歌ったりしてスタートしますが、この時点で、子どもたちの多様な表現が見えます。力いっぱい歌って身体を動かす子、だまって動かない子、まったく違った動きをする子、そんなんしたくないっとすねている子、私たちは、ようすを見ながら子どもに寄り添います。子どもに沿うてゆっくり合わしたり、「どうしたかな?動きたくないのかな?」と声をかけると「いやや、こんなこと、したくない!」という言葉が出てきます。子どもは今思っていることや感じていることをそのまま表現しているのです。

さらに、子ども一人ひとりに向き合うと、その子どもの行動や態度に意味があることに気づきます。「しんどいねん、動きたくないねん」「もう○○ちゃんがこっちばかりみるから、みえないところに行きたいねん」と。中には、言葉で表せなく下を向いてしまう子、顔や手を動かして表す子もいます。

このように、子どもたちの表情や行動にも子ども一人ひとりの気持ちやその理由があるのです。もちろん、おとなの中には、そんなことやってられない、聞いてられない、子どもはおとなの言うことを聞くものだ、と考える人も少なくないと思います。私たちは、「しなさい!」「言うことを聞きなさい!」ではなく、「○○ちゃんは、しんどいんやね~」「○○ちゃんは、今はいやなんや」とその子どもの気持ちに寄り添います。気持ちに寄り添うというのは、その気持ちを言葉で反復傾聴するのです。子どももおとなもですが、その気持ちを認めてもらうことで自分を知ることができ、変わることができるのです。(9月号に続く)

子どもの人権~子どもの気持ちに寄り添うことの大切さ~ 平成26年8月号

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