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印刷技術の歴史 ここにあり ~寿印刷株式会社

2013年7月1日

ページ番号:281209

印刷技術の歴史 ここにあり ~寿印刷株式会社(大阪市西淀川区歌島1丁目)~

活字を目にしない日はないぐらい、活字は私たちの暮らしにとって身近なものだ。しかし印刷業界に身を置く人以外は、その成り立ちや奥深さに触れる機会は少ないかもしれない。

活版印刷に使う大小さまざまな活字、テキンと呼ばれる卓上印刷機、大型の手差し印刷機など、印刷技術の歴史を間近で見られる空間が区内にある。
1896(明治29)年大阪市南区で創立、1946(昭和21)年以来、歌島で操業する寿印刷だ。
現在は最新の設備で教科書や参考書の印刷を中心におこなっているが、その社屋は戦前に建てられた大阪電気学校の木造校舎を一部現役で使用している。その風情と魅力は、まさに「まちのお宝」である。

「活版室」と札がかかる部屋は、物置になっていたところを4年前に展示室として再生させた部屋。パソコンのキーボードをたたけば、文字が並ぶのは当たり前の現代。それに比べて活版印刷といったら、なんと膨大な作業がかかることか。
専用の棚から必要な活字を選び、平たい木箱に文章どおりに入れていく。木箱の中に並んだ活字に木製の板(インテル)で行間を入れて版を作る。できあがった版を機械にはめ込み、紙に印刷する、など、それぞれの工程に人手と技能が要求される。
「活版印刷の魅力は活字の力強い押し」といわれるが、力強ければいいというものではない。教科書のように両面印刷の場合は、どちらから見てもきれいで、読みやすくなければならず、そこは職人の技量の発揮どころである。

使った後の活字は棚に戻すのかと思いきや、鉛でできたこれらの活字は、まとめて溶かし、鉛の棒にして、あらたに活字をつくる原料にするとのこと。種類分けして棚に戻す方が非効率だからだ。
阪神淡路大震災のときには、活字が大量に棚から落ちたために、活版印刷を継続できなくなった印刷会社もあったそうだ。寿印刷でも震災で大量の活字を失い、今、私たちが展示品として見ることができるのは、かろうじて残った貴重な活字である。

知識や情報を広く、長く伝えるには、なくてはならない印刷物。印刷技術には先人の苦労と知恵がいっぱいつまっている。

社屋

戦前の木造校舎を一部使用した社屋

活版室

「活版室」は歴史の宝庫

活字

木箱の中に並んだ活字

廊下

校舎の雰囲気が残る廊下

活版印刷機

今も残る活版印刷機

わがまちのお宝 ~寿印刷株式会社~ (西淀川区広報紙「きらり☆にしよど」 平成25年7月号)

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