西淀川区長だより(令和3年5月)
2022年2月9日
ページ番号:536604
2021年5月
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先日、矢倉緑地公園へ行き「矢倉緑地環境保全イベント」に参加してきました。矢倉緑地公園は、平成12年(2000年)に現在の姿としてオープンした都市公園で、大阪市内では珍しくコンクリート護岸がなく、自然石を用いた荒磯自然護岸や水に触れ合うことができる潮だまりがあり、魚、カニ、フジツボも見られます。
また、周辺は渡り鳥の滞留地になっており、多くの野鳥が観察できます。
さらに、絶滅危惧種に指定されている「ハクセンシオマネキ」という小さなカニが、一度は大阪湾から姿を消したといわれていましたが、矢倉緑地で発見されたとのことです。
矢倉緑地公園は、一見すると風光明媚な場所ですが、清掃活動を行った干潟には、漂流物があり、たくさんのごみが収集されました。発泡スチロールや空のペットボトルも多く、中には細かくなっていることで収集困難なものも多くありました。
細かくなった発泡スチロールごみやプラスチックごみは海洋生物の体内に蓄積され、それを食べた人間の体内にも知らない間に入ってくる等、生態系を含めた海洋環境への影響が重要視されていて、こういった海洋プラスチック問題やマイクロプラスチックごみ問題を間近に感じました。改めて、矢倉緑地公園を含め、大阪湾の自然を今後も守って次の世代に伝えていかなくてはならないと思いました。
20世紀後半のような汚染された海に逆戻りすることはあってはなりませんし、海洋生物を守るためにもマイクロプラスチック問題を解消していかなくてはなりません。
この豊かな自然を今後も維持できるよう、身近にできることから実行していくようにしていきたいものです。
西淀川区長 中島 政人
※持続可能な開発目標SDGsの目標14では、持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用することを目標としています。
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