ページの先頭です

救急隊員の対応について

2023年1月31日

ページ番号:589085

市民の声

 本日、知り合いの旦那さんが意識を失い救急車を呼んでいる場面に遭遇しました。
 たまたま通りがかった私は、救急の訓練を受けていた経験を活かして、口の奥に入っていた入れ歯を取り、気道を確保し、救急隊員が来るまでの間、何とか命を救いたいという一心で、心肺蘇生を試みました。
 その後、救急隊員が到着しましたが、特に状況や事情も聞かれることもなく「代わります」と一言だけ言われました。
 兎にも角にも、救急隊員に引き継ぐことができ、緊張感から解放され、ホッと胸をなで下ろして横に座り込んでいたところ、後から来た救急隊員から「そこに座っていたら邪魔」と言われ、とても複雑な気持ちになりました。
 過去に北区の地域で同じような経験がありましたが、その時は、救急隊員の方が状況や事情を聞いてくださり、命の現場でありながら、救命救急に携わった方にとても寄り添ってくださっていました。また、その時には、「あなたの勇気ある行動に感謝します」と書かれた1枚の名刺をいただき、今でも大切にしています。
 不安な気持ちを抱えながら取った私の行動は、正しかったのだ、勇気を持って行動して良かったと思えました。
 こうした取組みを、消防局全体で広めることにより、助かる命があるのではないでしょうか。

市の考え方

 このたびは、応急手当にご協力いただき、誠にありがとうございました。にもかかわらず、当局救急隊の対応によって、不快な思いをさせてしまいましたことをお詫び申し上げます。
 居室内の限られたスペースでの救命処置をするにあたり、非常に緊迫した現場であったとはいえ、申出人様に対して場所の移動を促す言動が、威圧感を与えかねない配慮に欠けたものとなってしまったことを隊員自身も認識しており、深く反省しております。
 また、救急現場において応急手当をしてくださった方(以下、「バイスタンダー」といいます。)に感謝の気持ちをお伝えするため、当局では平成31年度から「バイスタンダー感謝カード」(お申出内容にある「名刺」のこと)を作成し、全消防署に配付しています。バイスタンダーがおられた場合には、バイスタンダーに関する情報や行っていただいた処置等の状況をお聞きするとともに「バイスタンダー感謝カード」をお渡しするように取り決めております。
 本件に対応した隊員に聞き取りを実施しましたところ、先に到着した隊員は、申出人様が応急手当(胸骨圧迫等)をしてくださっていたことを認識しておりましたが、申出人様へのお聞き取りを実施せず、また他の隊員にバイスタンダーが居られた旨の情報共有を行わなかったことから、このたび、お申出のとおりの状況となりました。
 この点につきまして、対応した消防隊及び救急隊へは、改めて、バイスタンダーへの対応について徹底するとともに、現場活動中における隊員相互の情報共有を徹底するように指導したところです。
 当局としましては、助かる命を助けるために、一人でも多くの方から応急手当にご協力いただけるように応急手当の普及啓発に努めるとともに、ご協力いただいた方に感謝をお伝えすることも含め、懇切丁寧な対応を救急隊員に指導しているところではございますが、今回いただきましたご意見を重く受け止め、より一層市民の皆様に寄り添った対応ができるよう努めてまいります。
【本件は、申出人様への回答はしていません。】

担当部署(電話番号)

消防局 救急部 救急課(救急)
(電話番号:06-4393-6626)

対応の種別

説明

受付日

2022年11月29日

回答日

2022年12月13日

公表日

2023年1月31日

注意事項

本ページの内容は、受付日現在(市の考え方のあるものは回答日現在)の内容であり、現在の内容と異なる場合があります。
本ページの内容にURLの記載があるものについては、そのURLにはリンクの設定はしていません。

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • twitterでツイートする
  • LINEで送る

探している情報が見つからない