十三船着場の関連施設の耐震性考慮のお願い
2023年2月28日
ページ番号:591927
市民の声
町内の回覧で、十三船着場の整備工事の通知を見ました。所管省庁で聞くと、堤防上に淀川区が船着場の関連施設を建てられるのでその用地工事とのことでした。十三地区の活性化のために、色々と努力していただいているものと感謝しております。
ただ一つ、問題があり、これも考慮していただきたく、お願い申し上げる次第です。
問題とは、この場所の地下が液状化のため、耐震性に弱いことです。
平成7年は阪神大震災で日本国中が大変でした。阪神大震災で、大阪市淀川区十三東1丁目は淀川堤防が崩れ、民家に大きな被害を与えました。その原因は、旧中津川の川底跡に築かれた今の堤防が、地盤の液状化によって、民家側に崩れ、間にある道路・グリーンベルトを移動させて民家に押し当て、民家に400ミリメートルも入り込ませました。家を壊し、水道・ガス管を壊し避難地域にしました。
当時、大阪市の安全対策課や区役所と共に、所管省庁と再々の協議を行いました。おかげで、災害の復旧と整備工事を平成8年から10年に、堤防の耐震化工事を平成12年から13年に行ってもらいました。しかし、堤防が最も大きく崩れた部分は、耐震化工事の施工範囲から外れてしまいました。所管省庁と再協議し、予算申請をしたとの連絡を受けましたが、予算がつかなかったようで、施工されませんでした。
その後、川側の堤防斜面をなだらかにする改修工事が行われました。これにより、地盤改良をせずにさらに盛土されたため、地震の際に一層崩れやすくなったと思われます。
地震としては、東北関東大震災が起こり、さらに南海地震が東南海・東海と連動して巨大地震が起こるといわれています。
当時、所管省庁に聞いたところ、基準に基づき判断しており、地震、液状化が起こって堤防が崩れて低くなっても、水があふれ出ないように設計しているといわれました。しかし、阪神大震災の時のように、液状化で道路などが民家に押し寄せることに根本的な問題がありこれを防止する対策が必要です。堤防上に船着場の施設が造られると、その荷重でその被害をさらに大きくします。
淀川区で計画されている施設の設置場所は、阪神大震災で堤防が最も大きく崩れた部分ですが、この隣の番地までは、平成13年に液状化・耐震対策がすでに行われています。淀川区で計画されている施設の設置場所におきましては、大阪市淀川区の責任で、液状化耐震工事をやっていただき、災害を最小限にしていただくように、お願い申しあげます。
市の考え方
今後は、大阪市関係部局、所管省庁、民間事業者等と連携し、にぎわいの創出のための施設整備やソフト施策に取り組む予定です。
本計画における堤防裏のり面の盛土上の利活用の方法については、現在所管省庁と協議し、堤防に影響を与えることのないような利活用の方法を検討しているところです。
また、河川区域内の土地において工作物の設置等を行う場合には、河川管理者から河川法第26条における工作物の新築等の許可を受けた上で、工事を進めてまいります。
なお、施工中の盛土工事や、液状化耐震工事につきましては、治水上及び河川利用上の安全・安心に係る河川管理施設の整備にあたることから、所管省庁の所管業務に関連する内容であるため、いただきましたご意見の内容を当区より所管省庁へ伝達いたします。
担当部署(電話番号)
淀川区役所 政策企画課
(電話番号:06-6308-9683)
対応の種別
説明
受付日
2022年12月7日
回答日
2023年1月18日
公表日
2023年2月28日
注意事項
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