淀川区将来ビジョン2025についての疑問
2023年3月31日
ページ番号:594617
市民の声
令和4年8月8日、淀川区役所で令和4年度第1回淀川区区政会議が開催されました。
冒頭の淀川区長の挨拶の中で、「新たなビジョンでは、区民の皆さんをはじめ、多くの人たちを淀川区の魅力や行政施策につなぎ、そして交流の輪が広がるとともに、お互いが支え合う、そうしたまちをめざしていきたいと考えております。これまでの安全・安心なまちづくり、子育てや教育環境が充実したまちづくり、区民が利用しやすい区役所づくりに加えまして、『人と人とがつながり賑わいと魅力あふれるまちづくり』にも力を入れてまいります。」との発言がありました。
また、淀川区役所政策企画課長の答弁の中で、「十三と淡路につきましてはまだ少し、いろんな計画であったり、そういう成熟度がまだ新大阪駅に比べたら低いのかなと。今、新大阪駅が先行して国に申出しているというところですね。」との発言がありました。
質問1.人と人とがつながり賑わいと魅力あふれるまちづくりとありますが、具体的には何を差していますか?
質問2.十三が新大阪に比べて成熟度が低いとありますが、街は常に変化しています。成熟度とは何ですか?
淀川区将来ビジョン2025は淀川区区政会議で審議されて決定されたと思いますが、淀川区区政会議は「区政会議の運営の基本となる事項に関する条例」に基づき運営されなければならないと思います。第2条(定義)で「区民等」とは、1.当該区の区域内に住所を有する者、2.当該区の区域内に存する学校に在学する者、3.当該区の区域内に事務所を有する会社、4.官公署その他の団体に属する者、5.当該区の区域内において事業を営む者、をいうとあります。淀川区区政会議委員名簿では、各地区地域団体選定委員18名、公募選定委員7名、コミュニティ向上部会9名、教育子育て部会8名、安全安心なまち部会8名となっています。
質問3. 2.学校に在学する者、3.事務所を有する会社、5.事業を営む者の代表がいないのは何故ですか?
第3条(基本原則)区の区域内の基礎自治に関する施策等を実施するに当たっては、区民等の多様な意見を的確に把握するための様々な方法を用いるほか、この条例の定めるところにより、区政会議において、立案段階から意見を把握し適宜、これを反映させるとともに、その実績及び成果の評価に係る意見を聴くことを基本とするものとする、とありますが、淀川区将来ビジョン2025を制定するに当たり、根本的に間違っているのは、ビジョンをつくる時はその前に広く意見を聞くべきで、出来た素案を形式的に淀川区区政会議委員に諮っているとしか思えません。
街はそこに住む人、そこで働く人、そこで商いをする人が混ざり合って出来たもので、そこに住んでいる人たちだけのものではないと「区政会議の運営の基本となる事項に関する条例」の第2条に定義されています。
根本的にコミュニティの活性化と店舗や施設の活性化は手法が違います。コミュニティの活性化だけで真の街の活性化が有りません。
そこに関わっている全ての人々が力を合わせて魅力のある街をつくり、街のイメージを上げなければ、そこに住みたいと思う人も増えないし、そこに訪れたいと思う人も増えません。
当該区内において事業を営む者の重要性を認識する必要があります。街に住む人々の日常の生活を支えている販売・サービス(コンビニ・スーパー・ドラックストア・ファーストフードから医院・銀行)までの活性化無くして、住民生活の利便性・快適性は確保できません。街に住む人、働いている人、学んでいる人の余暇を楽しんだり、学んだり、体を鍛えたりする非日常的サービス(映画館・ライブハウス・ボウリング場・スポーツジム・カラオケ・パチンコ・スナック・風俗店・飲食店・カフェ・バー)を提供している店舗・施設の活性化無くして市民の心の安らぎや、明日への活力も生まれてきません。
文化芸術無くして人は心豊かな生き方は出来ません。この人間の本質にかかわる非常に重要な考え方が淀川区将来ビジョン2025には欠落しています。安全・安心・子育て・教育は街として最低の条件であり、その上で「文化芸術と交流の場」が街には必要です。
もう一つ、大阪万博に向けて、「外国人に優しい街」であるべきと考えています。
質問4.以上の意見についての見解についての意見をお聞きします。
本来、市民病院の跡地に区役所と図書館を併設すべきで、淀川区には民間のプールが有り、敢えて設置の必要はありませんでした。区役所の跡地には本来区民センターを建て替え1,000人と300人のホールをつくるべきで、区民センターの建替計画はどのようになっているのかを説明してください。
質問5.淀川区民センターはいつ頃どのような規模でお考えですか?
質問6.淀川河川敷の開発は十三の街として、東だけでなく、西も含めた開発で街全体の活性化を計るべきではないでしょうか?
市の考え方
質問1.「人と人がつながり にぎわいと魅力あふれるまちづくり」は、淀川区のめざす将来像「つなぐ・ひろがる・支えあうまち よどがわ」を実現するための4つの柱の1つです。具体的には、身近な地域活動への参加を促し、活動の担い手のすそ野を広げるなどの「地域コミュニティの活性化」、淀川河川敷やもと淀川区役所跡地、新大阪駅周辺などの「魅力的なまちづくりの推進」に取り組んでまいります。
質問2.十三駅や淡路駅の周辺を含めた新大阪駅周辺地域については、これまで、「新大阪駅周辺地域都市再生緊急整備地域検討協議会」において官民協働でまちづくりの検討を進めてきたところです。
このうち、「新大阪駅エリア」については、令和4年10月に都市再生緊急整備地域に指定されたところであり、今後、十三駅エリア及び淡路駅エリアについても、同様の指定に向けて取り組んでいくという状況をご説明したものです。誤解を招きかねない表現となったことについてはお詫び申しあげます。まちに変化がない、まち自体の魅力に欠けるといったことではありませんので、何とぞご理解くださいますようお願い申しあげます。
質問3.当区においては、区政会議委員は地域団体から推薦を受けた者及び公募により選定した者に委託しており、すべての委員が「区政会議の運営の基本となる事項に関する条例第4条」における「区民等」に該当していることから、条例上の要件は満たしていると考えております。
しかしながら、区政会議の場において多様な意見を聴取することは重要であると認識していますので、今後、区政会議委員の委託にあたり、地域団体への推薦時や公募実施時には、多様な方が区政会議に参画していただけるよう促してまいります。
質問4.ご意見いただきましたとおり、区内で事業を営んでいる方の重要性や、文化芸術と交流の場の重要性については十分認識しているところです。いただいたご意見は、今後、将来ビジョンや毎年度の運営方針の策定に際して参考とさせていただきます。
質問5.淀川区民センターをはじめとした区役所附設会館は、コミュニティ活動の振興並びに地域における文化の向上及び福祉の増進を図るとともに、市民の集会その他各種行事の場を提供することにより市民相互の交流を促進し、もって連帯感あふれるまちづくりの推進に寄与することを目的として設置された施設です。
現在、淀川区民センターは、定員600名のホールや5つの会議室の他に、音楽室・講習室・和室を有し、会議・研修会・講座など、市民の皆様の様々な活動にご利用をいただいているところです。
建替の計画はございませんが、多くの市民の皆様が広くご利用される施設であることから、耐震改修(平成24年度)のほか、必要な維持修繕を随時行っております。
引き続き安心・安全にご利用いただけるよう、施設の管理運営に取り組んでまいりたいと存じますので、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
質問6.淀川河川敷につきましては、令和2年度末に国土交通省から対象エリアが示されたという経過があります。十三エリアより西側につきましては、現段階では具体的な計画はありませんが、今後、地元の皆様方や民間事業者のご意見を聞きながら進めるべきであると考えております。
担当部署(電話番号)
【質問1から4、6に関すること】
淀川区役所 政策企画課
(電話番号:06-6308-9683)
【質問5に関すること】
淀川区役所 市民協働課
(電話番号:06-6308-9734)
市民局 総務部 施設担当
(電話番号:06-6208-7633)
対応の種別
説明
受付日
2023年1月18日
回答日
2023年2月1日
公表日
2023年3月31日
注意事項
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