1 大阪市会だより 令和5年7月号 編集と発行/大阪市会事務局政策調査担当 〒530-8201 大阪市北区中之島1-3-20 ☎6208-8694 FAX 6202-0508 大阪市会ホームページアドレス https://www.city.osaka.lg.jp/shikai/ 令和5年7月1日発行 議長、副議長など市会役員が決まる  大阪市会は、4月9日の選挙で選ばれた議員による初めての市会定例会を5月18日から6月9日まで開き、議長や副議長をはじめとする市会の役員を選出しました。  また、4月10日に就任された横山英幸市長が、5月18日の本会議で述べられた施政方針に対して、6月8・9日の本会議において、各会派の代表が一般質問を行いました。(2面参照)  このほか今定例会では、子育て世帯生活支援特別給付金のための一般会計補正予算や議員定数条例の改正案(議員提案)などの案件を可決しました。 市会議長(第120代) 片山 一歩 市会副議長(第123代) 土岐 恭生 監査委員(議員選出) ホンダリエ 辻 義隆 各委員会のメンバーを紹介します。 記号 〇…副委員長 *…会派代表者 各会派ごとに行政区・50音順に掲載(委員長は除く) 会派名 大阪維新の会大阪市会議員団  略して 維新  人数 46名 会派名 公明党大阪市会議員団 略して 公明  人数 18名 会派名 自由民主党・市民クラブ大阪市会議員団  略して 自民  人数 11名 会派名 自由民主党・市民とつながる・くらしが第一大阪市会議員団  略して 自民くらし  人数 4名 会派名 日本共産党大阪市会議員団  略して 共産  人数 2名 計 81名 常任委員会委員 (令和5年6月19日現在) 財政総務 (副首都化・デジタル・予算・市税など) 14人 委員長 黒田まりこ(維新) (維新) 近藤  大 *岡田 妥知  出雲 輝英      原口 悠介 〇馬場のりゆき  田辺 信広  藤岡 寛和 (公明)*小山 光明  土岐 恭生  辻  義隆 (自民)〇南  隆文 *福田 武洋 (自民くらし)*松崎  孔 教育こども (教育・子育てなど) 14人 委員長 坂井はじめ(維新) (維新) 今村 直人 *橋本まさと  ますもとさおり     〇谷井 正佳  佐々木りえ  杉村幸太郎  辻  淳子 (公明)*西  徳人  森  慶吾 〇西﨑 照明 (自民)*荒木  肇  須藤 奨太 (自民くらし)*太田 勝己 民生保健 (福祉・保健など) 14人 委員長 永田 典子(公明) (維新)*塩中 一成  東  貴之  竹下  隆     〇近藤 みわ  宮脇  希  片山 一歩  くぼた 亮  高見  亮 (公明)〇杉田 忠裕 *岸本  栄 (自民) 鈴木 理恵 *木下 𠮷信 (自民くらし)*武  直樹 都市経済 (経済振興・文化・スポーツ・IR誘致・都市計画など) 13人 委員長 大西しょういち(維新) (維新)*高山 美佳 〇たけち博幸  藤田あきら      佐竹 りほ 〇岩池 きよ  梅園  周  伊藤 亜実 (公明) 佐々木哲夫  司  隆史 *山口 悟朗 (自民)*前田 和彦 (自民くらし)*田中ひろき 市政改革 (市政改革・防災・市民活動・住宅・消防・区役所など) 13人 委員長 吉見みさこ(維新) (維新) 広田 和美 〇山田 かな *山田はじめ      木下  誠  ホンダリエ  大橋 一隆 (公明) 明石 直樹 〇中田光一郎 *永井 広幸 (自民)*永井 啓介  渕上 浩美 (共産)*山中 智子 建設港湾 (環境・ごみ・道路・港湾・水道など) 13人 委員長 森山よしひさ(自民) (維新)*野上 らん  西  拓郎  金子 恵美      岡崎  太 〇わしみ慎一  上田 智隆  松田まさとし (公明) 山本 智子 *今田 信行  山田 正和 (自民)〇*石川 博紀 (共産) *井上  浩 市会運営委員会委員 20人 委員長 杉村幸太郎(維新) (維新) 岡田 妥知  広田 和美  たけち博幸      塩中 一成  野上 らん  藤田あきら     〇竹下  隆  橋本まさと  岡崎  太      佐々木りえ  高見  亮 (公明)〇山本 智子  西  徳人  佐々木哲夫      杉田 忠裕  辻  義隆 (自民) 前田 和彦  荒木  肇  福田 武洋 特別委員会委員 2025大阪・関西万博推進 20人 委員長 梅園  周(維新) (維新)〇高山 美佳  たけち博幸  野上 らん      藤田あきら  金子 恵美  山田 かな      今村 直人  わしみ慎一 *伊藤 亜実  松田まさとし (公明)*今田 信行  西  徳人  司  隆史      西﨑 照明  永田 典子 (自民) 南  隆文 *石川 博紀 〇渕上 浩美 (自民くらし)*太田 勝己 大都市・税財政制度 20人 委員長 上田 智隆(維新) (維新) 近藤  大  岡田 妥知  塩中 一成      佐竹 りほ 〇橋本まさと  原口 悠介     *黒田まりこ  谷井 正佳  田辺 信広  吉見みさこ (公明) 山本 智子 〇小山 光明 *佐々木哲夫      中田光一郎 (自民) *前田 和彦  須藤 奨太  福田 武洋 (自民くらし)*武  直樹 (共産)*山中 智子 環境対策 20人 委員長 永井 広幸(公明) (維新)*大西しょういち  西  拓郎  竹下  隆      山田はじめ  坂井はじめ  岩池 きよ     〇ますもとさおり  近藤 みわ  馬場のりゆき      くぼた 亮  藤岡 寛和 (公明) 森  慶吾 *岸本  栄 〇山口 悟朗 (自民) 荒木  肇  鈴木 理恵 *永井 啓介 (自民くらし)*田中ひろき (共産)*井上  浩 「大阪市会だより」は再生紙を使用しています。 2 一般質問 5月18日に行われた本会議での市長の施政方針に対して、 6月8日・9日の本会議で各会派が質問しました。 大阪維新の会 藤田あきら議員 0~2歳児の保育料無償化実現について  0~2歳児の保育料無償化を実現できるよう、多額の財源確保とともに、保育所等の整備や保育士確保のさらなる強化が必要だと考えています。市長は、施政方針演説で、そういった対策を講じつつ、まずは第1ステージとして、第2子以降全員の保育料無償化の実施、次のステージで全ての子どもの無償化といった方法がとれないかとおっしゃっていましたが、具体的な第1ステージの実施時期を含め、保育料無償化をどのように進めていこうと考えておられるのか、市長のご所見をお伺いします。 市長  無償化による更なる保育ニーズの増加に対する受け皿や保育人材の確保、多額の財源確保等、さまざまな課題への対応が必要であると認識しており、今すぐできることから対応しながら、施策を段階的に進め、着実に無償化を実現していきたいと考えています。  具体的には、まず、第1ステージである保育料の多子軽減(※)にかかる所得制限の撤廃と第2子の保育料無償化について、スピード感をもって今から準備を進め、令和6年秋に実現していきます。 (※)複数の子どもがいる多子世帯については、現在、第2子は半額、第3子以降は無償と、国制度に沿って保育料が軽減されている。 その他の質問項目 ○予防医療の取組と健康寿命の延伸について ○習い事・塾代助成事業について ○都市公園の魅力化について ○物価高騰対策について など 公明党 杉田 忠裕議員 プレミアム付商品券事業の実施について  4月の消費者物価指数は、前年同月比で3.4%上昇しており、市民生活はますます逼迫した状況となっています。コロナ禍と比べ売り上げは回復傾向にあるものの、今も苦しんでいる事業者が多くあります。事業者の回復を後押しするとともに物価高騰に苦しむ市民の暮らしを支えるためにも、大阪市として対策を行っていく必要があります。そのためには、事業者・市民生活支援に非常に効果的であったプレミアム付商品券をさらに拡充し、第2弾として実施すべきです。市長のご所見をお伺いします。 市長  事業者を取り巻く環境は厳しい状況にあり、市民生活にも影響を与えています。昨年度実施のプレミアム付商品券については、総額約356億円ご利用いただき、市内小売店舗等の支援のほか、生産誘発等による市内経済の活性化や、日常生活の中で物価高騰の影響を受ける市民生活の下支えに寄与することができたと考えています。  議員ご提案のプレミアム付商品券第2弾の実施を含む物価高騰対策については、経済・社会情勢をふまえ効果的な施策を総合的に検討し、できるだけ速やかに決断し取り組んでいく覚悟です。 その他の質問項目 ○十三駅周辺地域のにぎわいづくりについて ○帯状疱疹ワクチン接種への助成について ○AIオンデマンドバスのエリア拡大について ○0~2歳児の保育料の無償化について など 自由民主党・市民クラブ 前田 和彦議員 子育て支援施策への取組について  政府与党は「こども・子育て支援加速化プラン」として、こども・子育て政策の抜本的な強化に取り組むこととしています。具体的には、児童手当については、所得制限を撤廃し、支給期間について高校卒業まで延長し、さらに、第3子以降は対象を0歳から高校生に広げ、3万円に支給額を倍増させるなど、子育て層への経済的支援の強化が示されています。  国が異次元の少子化対策として政策を強化する中、国の動きも踏まえ、子育て支援施策をどのように進めていくのか、市長のご所見をお伺いします。 市長  子どもや子育て世帯を社会全体で支え、様々な不安や負担を軽減するため、大阪の未来を担う子ども、その子どもを育てる世帯に重点投資する必要があると考えていました。取り組むべき大きな方向性としては、国の「こども・子育て支援加速化プラン」と一致しています。  子育て支援施策については、子どもが生まれ育った環境によって、安全・安心が阻害されたり、未来への希望が閉ざされたりするようなことがないよう力を入れ、まずは、「子育て・教育の無償化」について最優先で取り組みます。 その他の質問項目 ○教員の人材確保について ○先進的な防災・減災の取組について ○交通安全対策(区画線)について ○大阪ヘルスケアパビリオンにおける「生きる心臓モデル」の展示について など 可決した主な議員提出議案 意見書は可決後、国会及び関係行政庁に提出します 〇大阪市会会議規則の一部を改正する規則(災害やその他の場合にオンライン委員会を開くことができるようにするための改正) 〇大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例(議員定数を81人→70人に削減し、次の一般選挙から施行する改正) 〇経口中絶薬承認後の丁寧な運用と体制整備を求める意見書 〇特定複合観光施設区域整備への取組推進に関する決議 (以上、6月9日) 参加者募集! おおさか子ども市会ー中学生市会ー 参加費無料 日  程 7月28日(金)実地調査(市内各施設) 8月3日(木)委員会(市会委員会室等) 8月23日(水)子ども市会(本会議場) 内  容 6つの委員会で質問や意見をまとめ、本会議場で発表し、それに市長が答えます。 対  象 市内在住または在学の中学生 定  員 81名 問合せ 教育委員会事務局指導部初等・中学校教育担当 ☎6208-9186 市会事務局政策調査担当 ☎6208-8694 申  込 所定の応募用紙に必要事項と、各テーマについて、子ども議員としての質問・意見を記入して、通学している学校を通して応募。 (詳細については、大阪市教育委員会並びに大阪市会ホームページに掲載) 申込期限 7月18日(火)まで 令和元年の様子です ご応募をお待ちしています! 参加者募集! 夏休み親子議場見学会~おおさか市会を探検しよう!~ 参加費無料 日  程 ①8月11日(金・祝)10時30分~12時30分 ②8月11日(金・祝)14時~16時 内  容 大阪市会の構内を謎解きをしながら親子で見学し、市会の役割や仕組みを楽しく学ぶことができるイベントです。 対  象 市内在住または在学の小学3年生~6年生とその保護者 定  員 各回最大80名 ※1グループあたり児童2名・保護者2名までとします。 問合せ 市会事務局政策調査担当 ☎6208-8694 場  所 大阪市役所8階 市会本会議場 ほか (大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅 1番出口) 申  込 行政オンラインシステム (オンラインシステムを使用できない場合は、往復はがきでの申し込みも可。詳細は大阪市会HPまで)※1グループあたり1回のみ 昨年の様子です 行政オンラインシステムはこちら 申込期限 7月21日(金)まで ※往復はがきの場合は、7月21日(必着) ※大阪市会だよりは年5回発行を予定し、新聞折込みでお届けします。折込みは、朝日・毎日・読売・産経・日本経済新聞の朝刊です。この5つの新聞を購読されていない  方でご自宅への郵送をご希望の場合は、電話・ファックス等で市会事務局政策調査担当(☎6208-8694 FAX 6202-0508)へお申し込みください。