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防水施工時の防水材が発火する!

2019年4月26日

ページ番号:86257

屋上、ベランダ、浴室等の防水施工時に使用されている防水材。

その中でも、混合硬化型の防水材の硬化剤に使用されているメチルエチルケトンパーオキサイドの取扱い方法を誤って火災になるケースがあります。

ポリバケツ内で発火して火災になった火災現場写真
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異物を混入して放置したために出火したもので、ひしゃくの代りに利用していた空き缶がみられる。

大阪市内では、次のような火災が発生しています。

  1. FRP防水工事の施工後、ポリバケツ内の余った防水材を処分するために、残っていた硬化剤(メチルエチルケトンパーオキサイド)とそれを混ぜるのにひしゃくの代わりに使用していたジュースのアルミ缶、ウェス等を一緒にして放置していたところ発火し火災になりました。
  2. FRP防水を住宅の浴室に施工中、ポリバケツ内で主材と硬化剤の継ぎ足しを繰り返し、その都度、ローラー刷毛で攪拌しながら施工したため発熱が促進し、作業者がその場を離れた間に発火し火災になりました。

どうして発火する???

硬化剤に使用されている メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は、消防法上の第5類第2種自己反応性物質で指定数量は100kgとなっており、衝撃、不純物の混入、高温下へ放置(陽の当る所に放置)したりすると反応を起こし、条件により発火することがあります。

また、引火性があり、皮膚に付着すると炎症をおこし、目に入ると失明の恐れがあります。

  • 引火点58℃以上、発火点205℃
  • 40℃以上になると分解が促進される
  • 鉄、銅、鉛などの金属及びその化合物、マンガン塩類、ナフタン酸コバルトなどによっては分解が著しく促進され爆発の危険がある
  • 紫外線により分解される
  • 強い衝撃によって分解される
  • ケイソウ土、ボロ布の綿繊維などと長時間接触した場合、分解、発火する危険がある

 

再現実験をしてみました

  • 発火実験(wmv, 888.25KB)

    メチルエチルケトンパーオキサイドに異物を混入させて再現実験をしたときの映像です。38分後に発火しました。

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メチルエチルケトンパーオキサイドを使用する防水施工時の予防対策と注意点は

特に取り扱う時の注意事項は以下のとおりです。

1 異物混入させない                                           

  • 器具に残ったり、小分けしたが使わなかった場合は、一度取り出した硬化剤は元の容器に戻さない。

2 使用できる機器、設備の材質を確認 (小分けの容器、攪拌、計量時に要注意)

  • ステンレス(SUS304、316)、ガラス、プラスチックを用いる。 
  • 鉄、銅合金、鉛、ゴムは使用しない。

3 促進剤と混合するときは

  • 硬化剤と促進剤を同時に混合しない。促進剤のジメチルアニリン、コバルト等を使用するときは、十分に促進剤を樹脂と混合させたのち硬化剤を混合すること 。
  • 硬化剤と促進剤の計量容器を兼用しない。(非常に危険)

4 保管するときは

  • 保管ややむを得ず作業を中断してその場を離れるときは、高温下にさらされないような場所に置き、直射日光にあたることのないようにすること。
  • 転倒、落下防止措置を施すこと。
  • 眼や皮膚に触れると危険なので、子供などの手の触れない所に置くこと。

5 その他

  • 各材料の取扱説明書を熟読し指示にしたがうこと。
  • 関係団体等が作成した取扱いのマニュアル等にしたがうこと。
  • 消火器等の準備をして施工作業すること。
  • 火気厳禁

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このページの作成者・問合せ先

消防局 予防部 予防担当(調査鑑識)
電話: 06-4393-6496ファックス: 06-4393-4580
住所: 〒550-8566 大阪市西区九条南1丁目12番54号(3階)

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