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消防訓練、礼式、点検規程(平成2年3月28日消防長達第3号) 最近改正 平成5年10月1日消防長達第13号

2020年2月1日

ページ番号:211936

 消防訓練、礼式、点検規程(昭和48年消達第2号)を次のように改正する。

 消防訓練、礼式、点検規程を次のように改正する。

   消防訓練、礼式、点検規程

目次

第1編 総則(第1条―第4条)

第2編 通則(第5条―第10条)

第3編 訓練

 第1章 徒歩訓練

  第1節 各個訓練

   第1款 通則(第11条―第13条)

   第2款 停止間の動作(第14条―第18条)

   第3款 行進間の動作(第19条―第33条)

 第2節 部隊訓練

   第1款 通則(第34条―第42条)

   第2款 小隊訓練

    第1目 編成及び隊形(第43条―第47条)

    第2目  整とん(第48条―第51条)

    第3目 右(左)向き及び後ろ向き(第52条・第53条)

    第4目 行進(第54条―第60条)

    第5目 方向変換、隊形変換等(第61条―第66条)

   第3款 中隊訓練

    第1目 編成及び隊形(第67条一第75条)

    第2目 整とん(第76条―第78条)

    第3目 右(左)向き及び後ろ向き(第79条―第83条)

    第4目 行進(第84条―第90条)

    第5目 方向変換、隊形変換等(第91条―第98条)

   第4款 大隊訓練

    第1目 隊形(第99条・第100条)

    第2目 整とん等(第101条)

 第2章 車両操練

  第1節 通則(第102条―第106条)

  第2節 単車操練

   第1款 通則(第107条―第109条)

   第2款 定位、姿勢(第110条―第112条)

   第3款 停止間の動作(第113条―第116条)

   第4款 運動(第117条―第123条)

  第3節 車両部隊操練

   第1款 通則(第124条―第128条)

   第2款 隊形(第129条―第132条)

   第3款 集合、整とん、行進及び停止(第133条―第136条)

第4編 礼式

 第1章 総則(第137条―第139条)

 第2章 敬礼

  第1節 通則(第140条―第143条)

  第2節 各個の敬礼

   第1款 通則(第144条―第153条)

   第2款 着帽時の敬礼(第154条―第156条)

   第3款 脱帽時の敬礼(第157条―第160条)

  第3節 部隊の敬礼

   第1款 通則(第161条―第167条)

   第2款 行進間の敬礼(第168条一第171条)

   第3款 停止間の敬礼(第172条一第175条)

   第4款 着帽時の敬礼(第176条―第178条)

   第5款 脱帽時の敬礼(第179条―第181条)

  第4節 旗の敬礼(第182条―第184条)

  第5節 その他(第185条―第190条の2)

 第3章 儀式

  第1節 通則(第191条・第192条)

  第2節 観閲式(第193条―第202条)

  第3節 その他の儀式(第203条・第203条の2)

第5編 点検

 第1章 点検

  第1節 通則(第204条一第211条)

  第2節 通常点検

   第1款 訓練及び礼式(第212条―第214条)

   第2款 機械器具(第215条)

  第3節 特別点検

   第1款 通則(第216条・第217条)

   第2款 訓練(第218条・第219条)

   第3款 礼式(第220条―第223条)

   第4款 消防操法及び消防救助操法(第224条)

   第5款 消防馴練(第225条)

   第6款 機械器具(第226条・第227条)

   第7款 物品及び備品(第228条―第230条)

  第4節 現場点検(第231条・第232条)

 

    第1編 総則

(適用)

第1条 この規程は、消防職員の訓練、礼式に関する規則(昭和25年大阪市規則第1号)第3条の規定に基づき定めるものとする。

2 消防職員(以下「隊員」という。)の徒歩訓練及び車両操練(以下「訓練」という。)礼式及び点検の実施については、別に定めるもののほか、この規程の定めるところによる。

(訓練の目的)

第2条 訓練の目的は、隊員を諸制式に熟練させ、その部隊行動を確実軽快にし、厳正な規律を身につけさせ、消防諸般の要求に適応させるための基礎を作ることにある。

(礼式の目的)

第3条 礼式の目的は、礼節を明らかにして、規律を正し、隊員の品位の向上を図るとともに、和衷協同して隊員の団結をきょう固にし、もって消防一体の実をあげることにある。

(点検の目的)

第4条 点検の目的は、隊員の職務遂行に必要な諸般の状況を検査し、その不備の点は、これを整備又は反復訓練の上是正し、もって消防活動に際し、有効適切な措置をとらせることにある。

 

   第2編 通則

(訓練の主眼)

第5条 訓練の主眼は、次の各号に掲げるところによる。

(1) 個人の規律心のかん養、確実軽快な動作及び厳正な態度の練成

(2) 指揮者としての指揮能力及び教育能力の養成

(3) 団結力、規律及び士気並びに協同動作のかん養

(4) 車両及び機械器具の愛護及び整備

(訓練の制式)

第6条 訓練の制式は、その目的及び必要度に軽重があり、これを判別して訓練の重点を明らかにし、その徹底を期さなければならない。

(訓練の計画及び実施上の留意事項)

第7条 訓練の計画及び実施上留意すべき事項は、次の各号に掲げるところによらなければならない。

(1) 訓練を行うには、目的を確立し、計画及び実施をこれに合わせ、最大の効果をあげるよう反復訓練すること

(2) 訓練は、災害防ぎょのための基礎を作ることに留意すること

(3) 訓練にあたっては、隊員に対し課目の目的及び精神を理解させ、各人をして進んで訓練に参加せしめるように努めること

(4) 徒歩訓練は、各個訓練から始め、逐次、分隊、小隊等大きな部隊の訓練に移ること

(5) 車両をもって行う操練は、第1に操縦、整備等の個々の操練を行い、その進度に伴い単車、小隊、中隊等順次大きな部隊の操練に移ること

(6) その他

 ア 訓練は、順序正しく、正確軽快に行うこと

 イ 指揮者は、特に服装、姿勢、態度を端正にし、号令を明快にし、かつ適切な説明を行うとともに自ら模範を示すこと

(号令、命令及び指示)

第8条 号令、命令及び指示は、次の各号に掲げるところによらなければならない。

(1) 号令、命令及び指示は、厳正な態度で明確に示し、その徹底を期すること

(2) 号令は、通常予令と動令とからなり、予令は明りょうに長く、動令は活ぱつに短く発声し、その間に適当な間隔を置くこと

(3) 指揮者が命令、指示を与え、又は号令をかけるときは、通常、部隊に面して行うこ と

(4) 下級部隊の長は、号令を受けたとき必要に応じ、さらに補足号令を用い、又は低声を持って指示を与えることができる。

(5) 行進間の号令は、原則として左足が地につくとき動令をかけること

(信号)

第9条 口頭の号令で不十分な場合は、部隊を指揮するため、別表1に掲げる信号を用いることができる。

(用語及び符号の意義)

第10条 この規定において使用する用語の意義は、次のとおりである。

(1) 「単位」とは、部隊の一部を形成する個人または部隊をいう。

(2) 「部隊」とは、指揮者のある隊員の隊ごをいう。

(3) 「距離」とは、同一線上に縦に並んだ単位間の間げきをいう。

   隊員間の距離は前の者のかかとから後ろのもののかかとまでとする。

   徒歩訓練における隊員間の距離はおおむね1.2メートルとする。ただし、小隊横隊、中隊縦隊、中隊横隊、大隊縦隊及び大隊横隊における前列員と後列員との距離は、1.1メートルとする。

   車両の距離は、前方の車の後端から後方の車の前端までとする。

(4) 「間隔」とは、同一線上に横に並んだ単位間の間げきをいう。

   隊員間の間隔は、右方の隊員の左肩から左側の隊員の右肩までとする。

   徒歩訓練における隊員間の間隔は、通常、手を腰にあてた長さとする。

   特に間隔を指定した場合は、右方の隊員の両かかとの中心線から左側の隊員の両かかとの中心線までを測る。

   車両の間隔は、横に並んでいる車両と車両の間を測る。

(5 )「歩幅」とは、徒歩行進の歩の長さをいい、各人のかかとからかかとまでとする。速足はおおむね70センチメートルとし、かけ足はおおむね80センチメートルとする。

(6 )「歩調」とは、1分間に行進する速度をいい、速足はおおむね120歩、かけ足はおおむね180歩とする。

(7) 「乗車員」とは、車両の乗務者、すなわち指揮者、車長、操縦者及びその他の隊員をいう。

(8) 「上司」とは、上級階級にある者、指揮監督の職権をもつ者及び現に指揮又は監督の任務を行う者をいう。

(9) 「室内」とは、居室、事務室、講堂、食堂及び休憩室等の内部をいう。

(10) 「室外」とは、屋外、廊下、通路、消防車内、屋内訓練場、受付、望楼、機械置場、諸甲板及び艇内等をいう。

2 この規定において使用する符号の意義は、別表2のとおりである。

 

   第3編 訓練

    第1章 徒歩訓練

     1節 各個訓練

      第1款 通則

(目的)

第11条 各個訓練の目的は、個人を練成し、部隊訓練の基礎を作ることにある。

(主眼)

第12条 各個訓練の主眼は、規律心を養い、確実軽快な動作に習熟させ、厳正な態度を身につけさせることにある。

(各個訓練の留意事項)

第13条 各個訓練上留意すべき事項は、次の各号に掲げるところによる。

(1) 基礎動作を重視すること

(2) 主要な動作は反復訓練し、熟練の域にまで到達させること

(3) 部隊訓練との連けいに常に留意し、かつ、部隊訓練実施の段階においても機会を求めて反復訓練すること

(4) 個癖是正に努めること

(5) 諸動作教育の初期段階においては、一挙動ごとに区切って教育すること

      第2款 停止間の動作

(基本の姿勢)

第14条 基本の姿勢は、隊員の動作において基本となる姿勢であり、厳正かつ端正にして、しかも気力が充実し、いかなる号令にも直ちに応じ得られるものでなければならない。

2 基本の姿勢をとらせるには、「気をつけ」の号令をかける。

3 隊員は、前項の号令で両かかとを同一線上にそろえてつけ、両足先はおおむね60度に開いてひとしく外に向け、ひざはまっすぐに伸ばし、体重をかかとと足の親指付根のふくらみに平均にかけ、上体を腰の上におちつけ、胸を張り、肩をやや後に引き一様にこれを下げ、腕は自然にたれ、手のひらをももにつけ、指を伸ばして並べ、中指をおおむねズボンの縫目にあてあごを引き、頭と首をまっすぐ保ち、口を閉じ、前方を直視して目を動かさない。

4 女子隊員は、両足先をおおむね45度に開き、両手の位置は中指をおおむねスカート等の縫目にあてるほか、前項による。ただし、かばんを携帯する場合の左手については、左肩にかけたかばんのつり革前方結着部を左手で外側から軽く握り、左ひじを体側に添って自然にまげる。

(休めの姿勢)

第15条 休めの姿勢は、「整列休め」及び「休め」の2種類とし、休めの姿勢をとらせるには「整列-休め」又は「休め」の号令をかける。

2 「整列休め」は、主として命令、訓示、点検等の場合において一時的に隊員の緊張した姿勢を緩和するために用いるもので、隊員は、「整列-休め」の号令で左足をおおむね25センチメートル左へ活発に開き、ひざを軽く伸ばし、体重を左右の足に平均にかける。

  同時に手は、うしろでズボンのバンド中央に重ねて組む。この際手のひらは、うしろに向けて開き、左手の親指と四指で右手の甲と四指を軽く握り、両親指を交差させる。この姿勢では、話をしたり動いたりしてはならない。

3 女子隊員は、「整列-休め」の号令で、左足をおおむね20センチメートル左へ活発に開き、同時に手はうしろでスカート等のバンドに相当する位置に重ねて組むほか、前項による。

4 隊員は、「休め」の号令で、整列休めの姿勢をとり、その後はひじを軽く伸ばし、手を組んだまま手の位置を自然に下げる。この姿勢では、話をしたり動いたりしてはならない。

5 物品又は帽子(以下「物品等」という。)を所持している場合は、物品等を所持している手を自然にたれるほか、第2項から第4項までによる。

6 女子隊員はかばんを携行し、かつ、物品等を所持していない場合は、右手のみうしろ手にするほか、第3項及び第4項による。

7 指揮者は、休めの姿勢中、状況によって楽な姿勢等の指示を与えることができる。

(右(左)向け)

第16条 右(左)向けをさせるには、「右(左)向け-右(左)」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で左(右)かかとと右(左)つまさきをわずかに上げ、左(右)足の親指付根のふくらみに力を加え、右(左)かかとで右(左)へ90度まわる。ついで左(右)足を活発に右(左)足へ引きつける。

(半ば右(左)向け)

第17条 半ば右(左)向けをさせるには、「半ば右(左)向け-右(左)」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で右(左)向けの要領に準じて体の方向を45度変える。45度以外の方向変換の場合は、目標を示したのち号令をかける。

(後ろ向き)

第18条 後ろ向きをさせるには、「まわれ-右」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で、体重が前に残らないように右足先を左かかとからおおむね5センチメートル離れるよう後方に引き、体重をかけた両かかとを軸にして180度右にまわり、右かかとを活発に左かかとに引きつける。

      第3款 行進間の動作

(速足行進)

第19条 速足行進をさせるには、「前へ-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の予令で体重をわずかに前に移し、動令で左足から前進する。腕はひじを伸ばし、体側に近く前におおむね45度、後ろにおおむね15度自然にふり、頭を起こして歩行しなければならない。

3 女子隊員がかばんを携帯する場合は、右腕のみ前後に振るほか、前項による。

(速足行進の停止)

第20条 速足行進を停止させるためには、「速足-止まれ」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で更に1歩踏み出し、次の足を引きつけて止まり、基本の姿勢をとる。

(右(左)向け発進)

第21条 停止間から速足行進を起こすと同時に右(左)へ方向変換させるには、「右(左)向け前へ-進め」の号令をかける。所望の方向又は目標に向かって発進させる場合は、方向目標を示したのち、号令をかける。

2 隊員は、右に発進する場合は、左足先を内にしておおむね半歩踏み出し、ついで右足を新行進方向に踏み出す。左に発進する場合は、左足を1歩前方に踏み出し、次に第2歩目(右足)を足先を内にしておおむね半歩踏み出し、左足を新行進方向に踏み出し行進する。

(行進中の右(左)向け)

第22条 行進中に右(左)へ方向を変換させるには、「右(左)向け前へ-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前条第2項の要領で動作する。

(右(左)向け停止)

第23条 行進中停止と同時に右(左)に向かせるときは、「右(左)向け-止まれ」の号令をかける。目的とする方向に向かって停止させる場合は、方向又は目標を示したのち、号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で左(右)足先を新方向に向けて、おおむね半歩前に踏み出し、ついで右(左)足を引きつけて止まり、基本の姿勢をとる。

(斜行進)

第24条 速足行進中に斜行進させるには、「斜めに右(左)へ-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で左(右)足先を内にしておおむね半歩踏み出し、体を半ば右(左)の方向に向け、次に右(左)足を新行進方向に踏み出し行進する。

(速足行進中の後ろ向き)

第25条 速足行進中後ろ向きをさせるには、「まわれ右前へ-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で両手を自然にたれ、手のひらをももにつけ、左足先を内にしておおむね半歩前に踏み出し、両足の親指付根のふくらみを軸に180度右にまわり、直ちに左足を踏み出し行進する。

3 女子隊員がかばんを携帯する場合は、右手のみ自然にたれるほか、前項による。

(かけ足行進)

第26条 かけ足行進をさせるには、「かけ足-進め」の号令をかける。

2 停止間からかけ足をするときは、隊員は、予令で手を握り、甲を外にして両手を腰に上げ体重をわずかに前へ移し、動令で左足から踏み出し、腕を前後に自然にふる。

3 女子隊員がかばんを携帯する場合は、予令で右手のみ握るほか、前項による。

(速足行進からかけ足行進への移行)

第27条 速足行進からかけ足行進をさせるには、「かけ足-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の予令で両手を腰に上げ、動令でそのまま1歩踏み出したのちかけ足に移る。

3 女子隊員がかばんを携帯する場合は、右手のみ腰に上げるほか、前項による。

(かけ足行進から速足行進への移行)

第28条 かけ足行進から速足行進に移らせるには、「速足-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で更にそのまま2歩前進し、両手を開いておろすと同時に速足行進に移る。

3 女子隊員がかばんを携帯する場合は、右手のみ開いて下ろすほか、前項による。

(かけ足行進の停止)

第29条 かけ足行進を停止させるには、「かけ足-止まれ」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で更に2歩前進し、次にうしろの足を1歩踏み出し、次の足を引きつけて止まり、次に両手をおろす。

3 女子隊員がかばんを携帯する場合は、右手のみ下ろすほか、前項による。

(かけ足行進のうしろ向き)

第30条 かけ足行進中、うしろ向きをさせるには、「まわれ右前へ-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で更に2歩前進し、左足先を内にしておおむね半歩前に踏み出し、両足の親指付根のふくらみを軸に180度右にまわり、続けて行進する。

(足踏み及び足踏みの停止)

第31条 足踏みをさせるときは、「足踏み-始め」又は「かけ足、足踏み-始め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で行進中のときは1歩(かけ足のときは3歩)前進して足踏みを行う。足は親指付根のふくらみを地面からおおむね10センチメ-トル上げる。

3 停止間のときは、左足から速足調又はかけ足調で足踏みを行う。

4 かけ足足踏みの場合は、予令で手を握って腰に上げる。

5 足踏みを停止させるには、「足踏み-止まれ」の号令をかける。

6 隊員は、前項の号令で速足止まれの要領により止まり、基本の姿勢をとる。

(足踏みから速足(かけ足)への移行)

第32条 足踏みから速足(かけ足)に移らせるには、「前へ(かけ足)-進め」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で速足(かけ足)に移る。

(足の踏変え)

第33条 足の踏変えをさせるには、「足を-変え」の号令をかける。

2 隊員は、速足行進中に前項の号令があったときは右(左)足を1歩踏み出し、右(左)かかとの近くに左(右)足先をつけると同時に右(左)足で踏み出す。

3 隊員は、かけ足行進中に足を変えるには、左(右)足は上げたまま右(左)足で更に1回跳躍して、地についたら次の左(右)足からかけ足行進に移る。

     第2節 部隊訓練

      第1款 通則

(目的)

第34条 部隊訓練の目的は、部隊活動の基礎を練成することにある。

(主眼)

第35条 部隊訓練の主眼は、部隊の団結力、規律、士気及び協同動作を向上し、正確で軽快な部隊行動を訓練するとともに指揮者の指揮能力を向上することにある。

(部隊訓練の種別)

第36条 部隊訓練は、小隊訓練、中隊訓練及び大隊訓練とする。

(命令の予告及び動作の監視)

第37条 大(中)隊訓練に際し、中(小)隊長は、あらかじめその中(小)隊の行おうとする動作を小声で指示することができる。

2 中(小)隊長は、整とん、隊形変換等をする場合においては、中(小)隊の動作を監視しなければならない。

 (部隊訓練実施上の基準)

第38条 部隊訓練を実施するときは、次の各号に掲げる事項を基準とする。

(1) 整とんを行う場合、列員は足の位置を正して、頭、肩及び上体を前後に出すことなく正しい姿勢をとり、頭を右(左)にまわし、右(左)の目で右(左)列員を見他の目で前線を見通すこと

(2) 行進中は、歩調の整一と適正な間隔及び距離の保持に努め、常に頭をまわさないで整とん翼の方にある右(左)列員及び前方の列員に注意し、整とん翼から押してくるときは、これにしたがい、反対翼から押してくるときは、これをささえること

(3) 行進中間隔及び距離が開閉したときは、徐々に回復するように努めること

(4) 障がい物等に遭遇したときは、直ちに左右に避けないで足踏みをし、他の列員の行進に支障がなくなってから障がい物等を避けてすみやかにもとの位置に復すること

(5) 整とん翼の方の列員と踏足の違ったときは、第33条の規定により足の踏み変えをし、すみやかに整とん翼側列員の踏足にあわせること

(6) みち足は、不せい地等の行進の際、小隊縦隊及び中隊直列縦隊の隊形でこれを行うものとし、列員は正規の歩調をとらない。

(7) 方向又は隊形を変えるには、停止間の場合は、速足を用いるものとし、特に必要のあるときは、かけ足を用い、予令の次に「かけ足」の号令を加えること。ただし、行進中の場合は、原則としてかけ足を用いること

(8) この節の定めにかかわらず、必要のあるとき指揮者は、特定の人員の位置を指定し、又は隊形を変更することができる。

(指揮者の位置)

第39条 指揮者は、通常、部隊の指揮掌握及び訓練に最も適切な位置にあって指揮を行わなければならない。

(隊員の確認)

第40条 部隊の集合が終わったとき指揮者は番号を呼称させ、人員の確認を行わなければならない。

2 番号を呼称する列員は、通常、横隊においては前列員、縦隊においては最右翼列員(以下「基準列員」という。)とする。

(番号)

第41条 番号を呼称させるときは、「番号」の号令をかける。

2 横隊においては、前項の号令で基準列員の右翼の者から左に順次自己の番号を呼称する。

3 縦隊においては、第1項の号令で基準列員の先頭者から後方へ順次自己の番号を呼称する。

(部隊訓練の準傭)

第42条 部隊訓練を準備するため、この節第2款の規定にしたがい、分隊で訓練を行わなければならない。

      第2款 小隊訓練

       第1目 編成及び隊形

(小隊の編成)

第43条 小隊は、3分隊に分け、分隊は、10人の隊員をもって編成する。ただし、人員の都合により増減することができる。

2 小隊は、きょう導として横隊にあってはその両翼に、縦隊にあっては最右翼列の先頭及び後尾に分隊長を置くものとする。

3 横隊の前、後列の2人及び縦隊の左(右)方列の4人をごという。

4 横隊の左翼の後列及び縦隊の後尾左(右)方列を欠く場合を欠ごという。

(小隊の隊形)

第44条 小隊の隊形は、小隊横隊、小隊側面縦隊及び小隊縦隊(以下この款において「横隊」、「側面縦隊」及び「縦隊」という。)とし、第1図から第2図までのとおりとする。

2 横隊は、主として集合、点検及び短距離の動作に、側面縦隊は、主として横隊に連けいして行う行動隊形に、縦隊は、主として集合及び長距離の行動隊形に用いるものとする。

第1図:小隊横隊 第1図の2:小隊側面縦隊 第2図:小隊縦隊

(横隊の集合)

第45条 小隊を横隊に集合させるには、基本の姿勢をとり、右手を垂直に上げ、「集まれ」の号令をかける。

2 右翼分隊長は、前項の号令で、指揮者の前方おおむね5メートルの距離をとって基本の姿勢をとり、右手を垂直に上げ、「基準」と呼称し、横隊の定位につく。列員は、右翼分隊長の左方に身長の順序に2列とし、列間の距離がおおむね1.1メートルになるよう整列する。

3 隊員は、各個に間隔を規正するために右手を腰にあててならうが、この際、後列の者は前列の者にならったのち右方に整とんし、整とんが終われば右翼から順次手をおろす。

(縦隊の集合)

第46条 小隊を縦隊に集合させるには、基本の姿勢をとり、右手を垂直に上げ、「縦隊に-集まれ」の号令をかける。

2 最右翼列の先頭分隊長は、前項の号令で、指揮者の前方おおむね5メートルの距離をとって基本の姿勢をとり、右手を垂直に上げ、「基準」と呼称し、縦隊の定位につく。隊員は、基準列員を基準とし、正規の間隔を保ち4列に整列する。

3 隊員は、各個に間隔を規正するため、前条第3項に準じて整とんする。ただし、この場合、基準列員は右手を腰にあてないものとする。

(小隊長の位置)

第47条 小隊長は、小隊が横隊に整列している場合は、右翼分隊長の右方おおむね1.5メートルに位置し、側面縦隊の場合は、旧正面先頭分隊長の前方おおむね1.5メートルに位置し、縦隊の場合は、中央前方おおむね1.5メートルの所に位置する。

       第2目 整とん

(横隊の整とん)

第48条 横隊を整とんさせるには、「右(左)へ-ならえ」の号令をかける。

2 隊員は、前項の号令で右翼分隊長及び後列1番員を除く列員が右手を腰にあて、ひじを側方に張り、後列員は、まず正しく前列員に重なって距離をとり、次に頭を右(左)へまわし右(左)列員にならい整とんする。

3 整とんが終わったときは、「直れ」の号令で、隊員は頭を正面に復し、右手をおろす。

(側面縦隊の整とん)

第49条 側面縦隊を整とんさせるには、「ならえ」の号令をかける。

2 前項の号令で、小隊の先頭分隊長は、動くことなく、小隊の旧正面にある列員及び後尾分隊長は、おおむね1.2メートルの距離をとって先頭分隊長に重なり、その他の列員は、前方の者に重なって旧正面の方に頭を向け、手を上げないで整とんする。

3 整とんが終わったときは、「直れ」の号令で、隊員は頭を正面に復する。

(縦隊の整とん)

第50条 縦隊を整とんさせるには、「ならえ」の号令をかける。

2 前項の号令で、最右翼列の先頭分隊長は、動くことなく、基準列員は、おおむね1.2メートルの距離をとって先頭分隊長に重なり、その他の列員は、右手を腰にあて、前方の者に重なり基準列員の方に頭を向け整とんする。

3 整とんが終わったときは、第48条第3項の規定により動作する。

(整とんの的確)

第51条 横隊の整とんを的確にするためきょう導を出して行うものとする。

2 前項の整とんを行うときは、指揮者は、「きょう導(何)歩前へ-進め」と号令し、きょう導が前進して停止したときは、その位置を正したのち、「右(左)ヘ-ならえ」の号令をかける。

3 「右(左)ヘ-ならえ」の号令で、小隊は前進し、最後の1歩を縮めて整とん線のやや後方に止まり、次に頭を右(左)にまわし、小足で静かに整とん線につき、第48条第2項の規定により整とんする。

4 右(左)翼分隊長は、すみやかに整とんの基礎を定めるため反対翼の分隊長を目標とし、整とん翼に近い列員から逐次整とんを正し、反対翼の分隊長は、これを補助する。

5 整とんが終わったときは、第48条第3項の規定により動作する。

       第3目 右(左)向き及び後ろ向き

(右(左)向き)

第52条 横隊が右(左)向きをしたときは、偶数員(奇数員)は、斜めに1歩前進し、奇数員(偶数員)の右(左)に出てごを組み、側面縦隊となる。ただし、両翼分隊長は、各自その位置で右(左)向きをする。

2 側面縦隊で左(右)向きをしたときは、ごを解いて横隊になり、右(左)に整とんする。

3 縦隊で右(左)向きをしたときは、4列横隊となり左(右)に整とんする。

(横隊の後ろ向き)

第53条 横隊で後ろ向きをしたときは、両翼分隊長及び欠ごは前列につくものとする。

       第4目 行進

(横隊の直行進)

第54条 横隊の直行進のきょう導は、常に右方とし、特に左方とする場合又は必要がある場合は「きょう導左」の号令による。

2 指揮者は、直行進の号令を下す前には、通常行進目標をきょう導に示すものとし、小隊がいっせいに行進を起こしたときは、隊員はきょう導にならって行進し、きょう導は、列員にかかわらず正規の歩調と速度を保って、指示された目標に向かい、又は正面と直角に行進する。

(行進中の右(左)向き及び後ろ向き)

第55条 横隊又は側面縦隊で行進中の小隊を右(左)向きさせるには、「右(左)向け前へ-進め」の号令をかける。

2 隊員は、第52条第1項及び同条第2項の規定により、側面縦隊又は横隊を作り行進する。

3 縦隊で行進中の小隊を右(左)向きさせるには、第22条及び第52条第3項の規定により行う。

4 行進中後ろ向きさせるには、第25条及び第53条の規定により行う。

(側面縦隊及び縦隊行進中における整とん)

第56条 側面縦隊及び縦隊の隊員は、常に旧正面又は基準列員を基準に整とんしながら行進し、きょう導の後方にある隊員は、きょう導の進んだ線を踏み、その他の隊員は、前方の隊員の進んだ線を踏んで行進する。

(縦隊の右(左)向け発進及び行進中の側面縦隊の左(右)向き停止)

第57条 縦隊を停止間から行進を起こすと同時に右(左)へ方向変換させるには、第21条の規定により行う。

2 側面縦隊で行進中の小隊を止めて、直ちに横隊をつくらせるには、「左(右)向け-止まれ」の号令をかける。

3 隊員は、前項の号令で第52条第2項の規定により動作する。

(斜行進)

第58条 斜行進を行う場合は、第24条の規定により行うものとし、列員の肩は互に平行し、右(左)斜行進の場合は、列員の右(左)肩は右(左)列員の左(右)肩の後ろにならなければならない。

2 列員は、常に斜行する方向に整とんする。

(みち足)

第59条 速足行進からみち足をさせるには、「歩調やめ」の号令をかける。

2 みち足行進中は、許可なく話をしてはならない。

3 みち足行進から速足行進をさせるには、「歩調とれ」の号令をかけ、第19条の規定により速足行進に移る。

(行進の停止)

第60条 小隊を止まらせるには、「小隊-止まれ」の号令をかける。

2 小隊は停止し、横隊の場合、列員は各自整とんし、側面縦隊及び縦隊の場合、列員はそのままとする。

       第5目 方向変換、隊形変換等

(縦隊の方向変鋤)

第61条 横隊を停止聞及び行進中において方向変換させるには、「右(左)に向きを変え-進め」の号令をかける。

2 前項の号令で停止間の場合は、軸翼にある分隊長は右(左)向きをし、その他の隊員は半ば右(左)向きをして近みちをとおり、逐次新線に至って停止し、その右(左)列員に整とんする。

3 行進中においては、方向を変えながら新方向に行進する。

4 指揮者は、方向を変え終わろうとするとき、必要がある場合は、きよう導を指示するものとする。

5 行進方向を変え、直ちに停止する必要がある場合は、「右(左)に向きを変え-止まれ」の号令を下し、軸翼にある分隊長は、第23条第2項の要領で停止し、列員は、新線に至り停止し、その右(左)列員に整とんする。

6 半ば右(左)に方向を変換させるには、「半ば右(左)に向きを変え-進め」の号令をかける。ただし、45度以外の方向変換は、目標を示したのち、号令をかける。

7 前項の号令で隊員は、第2項から第5項までの要領で動作する。

(側面縦隊及び縦隊の方向変換)

第62条 側面縦隊及び縦隊を右(左)へ方向変換させるには、「くみぐみ右(左)へ-進め」の号令をかける。

2 行進中においては、先頭ごは小さな環形を歩み、旋回軸にある列員は、最初の数歩をちぢめ、外翼にある列員は、正規の歩幅で行進し、常に旋回軸の方に整とんしつつ右(左)に向きを変えて行進する。この際ごは、前のごと同じ所に至って同じ方法で向きを変える。

3 停止間においては、前項に準じて動作し部隊の深さだけ前進し指揮者の指示により停止する。

(側面縦隊及び縦隊の半ば方向変換)

第63条 側面縦隊及び縦隊を半ば右(左)へ方向変換させるには、「くみぐみ半ば右(左)へ-進め」の号令をかける。ただし、45度以外の方向変換は、目標を示したのち、この号令をかける。,

2 側面縦隊及び縦隊は、前項の号令で、前条に定める側面縦隊及び縦隊の方向変換の要領に準じておおむね45度右(左)へ向きを変えて前進し、45度以外の方向変換は、あらかじめ示された新目標に向かって前進する。

(側面縦隊の横隊変換)

第64条 側面縦隊から同方向に横隊を作らせるには、「左(右)へ並び-進め」の号令をかける。

2 前項の号令で先頭分隊長は、停止間の場合はそのままとし、行進中の場合は続けて行進し、列員は、ごを解きながら近みちをとおって横隊を作り、きょう導に整とんする。

3 側面縦隊で行進中、同方向に横隊を作り直ちに停止させるには、「左(右)へ並び-止まれ」の号令をかける。

4 前項の号令で先頭にある分隊長は、直ちに停止し、列員は、半ば左(右)向きをしてごを解いて近みちをとおって横隊を作り、きょう導にならい整とんする。

(行進中の横隊の側面縦隊変換)

第65条 行進中の横隊を、同方向に側面縦隊として行進させるには、「右(左)向けくみぐみ左(右)へ-進め」の号令をかける。

2 小隊は、右(左)向きをして側面縦隊となり、ついで第62条の側面縦隊の規定によって方向を変え、続けて行進する。

(解散)

第66条 小隊を解散させるには、「別れ」の号令をかける。

2 小隊長が前項の号令をかけたときは、隊員は、小隊長に各個の敬礼をして別れる。

      第3款 中隊訓練

       第1目 編成及び隊形

(中隊の編成)

第67条 中隊の編成は、第43条の規定に準じおおむねこれを3小隊とし、第1から第3までの番号をつける。

2 前項の小隊は、おおむね30人の隊員をもって編成する。ただし、人員の都合によ

 り増減することができる。

(中隊の隊形)

第68条 中隊の隊形は、中隊横隊、中隊縦隊、中隊併立縦隊、中隊側面縦隊、中隊並列縦隊及び中隊直列縦隊とし、第3図から第7図の2までとする。

2 中隊内の各小隊間の距離及び間隔は、必要により適宜伸縮することができる。

(中隊横隊)

第69条 中隊横隊は、横隊の小隊を横につらねた隊形で、第3図のとおりとする。

 

   第3図中隊横隊

第3図:中隊横隊

(中隊縦隊)

第70条 中隊縦隊は、横隊の小隊が縦に重なった隊形で、第4図のとおりとする。

 

        第4図中隊縦隊

第4図:中隊縦隊

(中隊併立縦隊)

第71条 中隊併立縦隊は、中隊縦隊を側面に向けた隊形で、第5図のとおりとする。

 

   第5図中隊併立縦隊

第5図:中隊併立縦隊

 (中隊側面縦隊)

第72条 中隊側面縦隊は、側面縦隊の小隊が縦に重なった隊形で第6図のとおりとする。

 

   第6図中隊側面縦隊

第6図:中隊側面縦隊

(中隊並列縦隊及び中隊直列縦隊)

第73条 中隊並列縦隊は、縦隊の小隊を横につらねた隊形で第7図のとおりとする。

2 中隊直列縦隊は、縦隊の小隊が縦に重なった隊形で、第7図の2のとおりとする。

 

 第7図 中隊並列縦隊   第7図の2 中隊直列縦隊

第7図:中隊並列縦隊 第7図の2:中隊直列縦隊

(中隊の集合)

第74条 中隊の集合は、第45条及び第46条の規定を適用する。

2 中隊の集合隊形は、通常、中隊縦隊及び中隊並列縦隊とする。

(中隊長及び小隊長の位置)

第75条 中隊横隊及び中隊縦隊の場合の中隊長の位置は、第1小隊の右翼分隊長の右方おおむね1.5メートルとし、小隊長の位置は、各小隊の中央おおむね1.5メートル

に位置する。

2 中隊併立縦隊及び中隊側面縦隊の場合の中隊長の位置は、第1小隊の先頭分隊長の左方おおむね1.5メ-トルの前方おおむね1.5メートルとし、小隊長の位置は、各小隊の先頭分隊長の前方おおむね1.5メートルに位置する。

3 中隊並列縦隊の場合の中隊長の位置は、第2小隊長の前方おおむね2.5メートルに位置し、中隊直列縦隊の場合の中隊長の位置は、第1小隊長の前方おおむね2.5メートルに位置する。

       第2目 整とん

(整とん)

第76条 中隊を整とんさせるには、小隊の整とんに準じて動作する。

第77条 併立縦隊及び並列縦隊の隊形にある中隊を整とんさせるには、指揮者は、基準小隊を示し、「ならえ」の号令をかける。

2 前項の号令で基準小隊は、第49条及び第50条の規定により動作し、その他の小隊は基準小隊の方に整とんする。

3 整とんが終わったときは、「直れ」の号令で隊員は、第49条及び第50条の規定により動作する。

(整とんの的確)

第78条 横隊及び縦隊の隊形にある中隊の整とんを的確にするため、きょう導を出して行うものとする。

2 横隊の整とんを行うには、指揮者は、「きょう導(何)歩前へ-進め」と号令し、各小隊の両翼分隊長がいっせいに前進して停止したときは、その位置を正したのち、「右(左)へ-ならえ」の号令をかける。

3 「ならえ」の動令で中隊は前進し、第51条第3項から第5項までの規定により整とんする。

4 縦隊の整とんを行うには、指揮者は、「きょう導(何)歩前へ-進め」と号令し、先頭小隊の両翼分隊長が前進して停止したときは、その位置を正したのち「右(左)へ-ならえ」の号令をかける。

5 「ならえ」の動令で、先頭小隊長及び先頭小隊の列員は、第51条第3項から第5項までの規定により整とんし、後方小隊の小隊長及び整とん翼の分隊長は、列員とともに前進し、正しく距離をとり、先頭小隊長及び先頭小隊整とん翼の分隊長に重なるものとする。

       第3目 右(左)向き及び後ろ向き

(縦隊の右(左)向き)

第79条 縦隊の隊形にある中隊が右(左)向きをしたときは、各小隊は、第52条第1項の規定によって動作をし、第71条に定める併立縦隊となる。

(併立縦隊の左(右)向き)

第80条 併立織隊の隊形にある中隊が左(右)向きをしたときは、第52条第2項の規定によって動作をし、第70条に定める縦隊となる。

(横隊の右(左)向き)

第81条 横隊の隊形にある中隊が右(左)向きをしたときは、各小隊は、第52条第1項の規定によって動作をし、第72条に定める側面縦隊となる。

(側面縦隊の左(右)向き)

第82条 側面縦隊の隊形にある中隊が左(右)向きをしたときは、各小隊は、第52条第2項の規定によって動作をし、第69条に定める横隊となる。

(横隊及び縦隊の後ろ向き)

第83条 横隊及び縦隊の隊形にある中隊が後ろ向きをしたときは、各小隊は、第53条の規定によって動作をし、各小隊長は、その位置で後ろ向きをする。

       第4目 行進

(行進の原則)

第84条 中隊の行進については、第33条、第38条及び第54条から第60条までの規定によって実施するほか、この目の規定による。

(長距離行進)

第85条 長距艤行進は、直列縦隊で行うものとする。

(縦隊の直行進)

第86条 縦隊が直行進を行う場合は、後方小隊のきょう導は、その前方小隊のきょう導の進んだ線を踏み、そのきょう導から常におおむね8メートルの距離を保つものとする。

(併立縦隊及び並列縦隊の行進)

第87条 併立縦隊及び並列縦隊が行進を行う場合は、指揮者は通常基準小隊を示しかつ、必要があるときは、その小隊のきょう導の行進目標を示すものとする。

(行進中の右(左)向き及び後ろ向き)、

第88条 中隊訓練における行進中の右(左)向き及び後ろ向きは、第79条から第83条までの規定によって実施する。

(行進中の併立縦隊及び側面縦隊の左(右)向き停止)

第89条 行進中の併立縦隊又は側面縦隊を止めて、直ちに側面に向かって縦隊又は横隊を作らせるには、「左(右)向け-止まれ」の号令をかける。

2 中隊は、停止して第80条又は第82条の規定により縦隊又は横隊となる。

(みち足)

第90条 中隊のみち足は、直列縦隊、併立縦隊及び並列縦隊の隊形で行い第59条の規定を準用する。

       第5目 方向変換、隊形変換等

(方向変換及び隊形変換)

第91条 中隊の方向変換、隊形変換は、前に規定した諸制式によって実施するほか、この目の規定による。

(縦隊及び横隊の方向変換)

第92条 縦隊の方向を変えさせるには、「右(左)に向きを変え-進め」の号令をかける。

2 停止間においては、先頭小隊は、第61条の規定によって動作をし、後方小隊は、号令で半ば左(右)向きをし、斜行進をしながら先頭小隊の軸翼分隊長の後方に至り、右(左)に方向を変え、正規の距離をとって、右(左)の方に整とんする。

3 行進中においては、後方小隊は、先頭小隊の方向変換をした同じ所に至り、号令なくして方向を変えながら、先頭小隊に続行する。

4 横隊の方向変換は、通常行わないものとする。

(併立縦隊及び並列縦隊の方向変換)

第93条 併立縦隊及び並列縦隊の方向を変えさせるには、「右(左)に向きを変え-進め」の号令をかける。

2 停止間においては、軸翼にある小隊は、第62条の規定によって右(左)に方向を変え、小隊の深さだけ新方向に進んで停止し、他の小隊は、軸翼小隊と正規の間隔を保ち、方向を変えながら行進し、軸翼小隊の先頭と同一線に至って停止する。

3 行進中においては、軸翼にある小隊は、前項と同じ方法で方向を変えながら行進し、その他の小隊は、かけ足で方向を変えながら軸翼小隊の先頭と同一線に至って、速足に移り、行進する。

(縦隊から横隊への変換)

第94条 縦隊から同方向に横隊を作らせるには、「横隊作れ-進め」の号令をかける。

2 小隊長の指示にしたがって、先頭小隊はそのままとし、中央小隊は半ば右向き、後尾小隊は半ば左向きをし、近みちをとおって先頭小隊の右(左)の方に正規の位置に至って停止し、中央小隊に整とんする。

3 左(右)側に横隊を作らせるには、「左(右)へ横隊作れ-進め」の号令をかける。

4 小隊長の指示にしたがって、先頭小隊はそのままとし、後方小隊は半ば左(右)向きをし、近みちをとおって順次先頭小隊の左(右)の方に正規の位置に至って停止し、右(左)の方に整とんする。

5 行進中においては、横隊への変換は、通常行わないものとする。

(側面縦隊から縦隊への変換)

第95条 側面縦隊から同方向に縦隊を作らせるには、「縦隊作れ-進め」の号令をかける。

2 小隊長の指示にしたがって、先頭にある分隊長は、停止間においてはそのままとし、行進中においては続けて行進し、先頭小隊の列員は、ごを解きながら近みちをとおって横隊を作り、後方小隊は、先頭小隊に準じて小隊ごとに横隊を作り、正規の距離をとる。

(側面縦隊から併立縦隊への変換)

第96条 側面縦隊から同方向に併立縦隊を作らせるには、「併立縦隊作れ-進め」の号令をかける。

2 小隊長の指示にしたがって、先頭小隊は、停止間においてはそのままとし、行進中においては続けて行進し、中央(後尾)小隊は、右(左)の方に正規の間隔をとるように進出し、軸翼小隊の先頭と同一線に至る。

3 右(左)側に併立縦隊を作らせるには、「右(左)に併立縦隊作れ-進め」の号令をかける。

4 小隊長の指示にしたがって、先頭小隊は、停止間においてはそのままとし、行進中においては続けて行進し、後方小隊は、右(左)の方に正規の間隔をとるように進出し、軸翼小隊の先頭と同一線に至る。

(横隊から縦隊への変換)

第97条 横隊から同方向に縦隊を作らせるには、「縦隊作れ-進め」の号令をかける。

2 小隊長の指示にしたがって、中央小隊はそのままとし、右小隊は度の深い左向きをし、斜行進をして中央小隊の後方に至って停止し、左小隊は度の深い右向きをし、斜行進をして右小隊の位置する後方に至って停止し、正規の距離をとって右の方に整とんする。

3 右(左)側に縦隊を作らせるには、「右(左)へ縦隊作れ-進め」の号令をかける。

4 小隊長の指示にしたがって、右(左)小隊はそのままとし、その他の小隊は度の深い右(左)向きをし、斜行進をして右(左)小隊の後方に至って停止し、正規の距離をとって右の方に整とんする。

5 行進中の場合は、縦隊への変換は、通常行わないものとする。

(中隊の解散)

第98条 中隊の解散は、第66条の規定を適用する。

      第4款 大隊訓練

       第1目 隊形

(大隊の隊形)

第99条 大隊の隊形は、大隊横隊及び大隊縦隊とする。ただし、必要ある場合に指揮者は、別に隊形を定めることができる。

(横隊及び縦隊)

第100条 大隊横隊は、中隊縦隊を横に併列した隊形で、主として点検に用い、第8図のとおりとする。

2 大隊縦隊は、中隊縦隊が縦に重なった隊形で、主として、分列行進に用い、第9図のとおりとする。

 

第8図:大隊横隊
第9図:大隊縦隊

       第2目 整とん等

(大隊訓練)

第101条 大隊訓練を行うには、前に規定した諸制式によって実施するほか、この条の規定による。

2 指揮者は、各中隊をして、同時に同一の動作をさせる必要がある場合は、号令を用いるものとする。

3 指揮者は、整とん、行進、方向変換、隊形変換等を行うため必要がある場合は、基準中隊及び中隊の関係位置等を中隊長に示すものとする。

4 各中隊間の距離及び間隔は、各中隊整とん翼の分隊長が、保つものとする。

    第2章 車両操練

     第1節 通則

(目的)

第102条 車両操練の目的は、単車及び車両部隊の各種行動の基礎を錬成することにある。

(主眼)

第103条 操練の主眼は、人車一体となり正確にして整々軽快な行動を演練するとともに指揮者の指揮掌握力の向上を図るものとする。

(操練の留意事項)

第104条 車両操練上留意すべき事項は、次の各号に掲げるところによる。

(1)徒歩訓練、操縦操練等の成果を応用拡充して訓練を行うよう努めること

(2)常に車両の点検及び整備を行って、車両行動を円滑にし、故障の発生を予防すること

(3)操練は、努めて平易な場所で行い、道路を利用する場合においては、教育の進度に適応して経路を選定すること

(4)操縦の速度は、通常毎時10~20キロメートルを基準とすること

(信号)

第105条 前方(後方)からの信号は、通常各車ごとに確実に後方(前方)に伝え、次に緊急を要する信号は、近隣相伝えてすみやかに行わなければならない。

2 隊形変換等の場合において単位部隊の指揮者は必要があれば、その部下部隊の行うべき動作について、さらに信号することができる。

(準用)

第106条 車両操練に必要な事項で、この章に定めていないものは、徒歩訓練を準用する。

    第2節 単車操練

     第1款 通則

(目的)

第107条 単車操練の目的は、単車行動の基礎を錬成するとともに車両部隊操練の基礎を作ることにある。

(主眼)

第108条 訓練の主眼は、車長以下の者が協同動作を保ちながら、各自それぞれ規律を守り人車一体となって正確に行動できるように訓練することにある。

(操練上の注意事項)

第109条 単車操練は、まず運転者に基本の動作、車長に指揮法及び操縦者の援助法等を教育したのち相互に連携させて総合演練しなければならない。

2 操縦者は、独力でも操縦、点検整備ができるように、訓練に努めなければならない。

     第2款 定位、姿勢

(乗車前下車時の定位)

第110条 乗車員を下車時の定位につけるときは、「集まれ」と号令する。

2 乗車員は、前項の号令で第10図のように位置する。

第10図:下車時の定位

(乗車時の定位)

第111条 乗車員は、乗車時の定位は、第11図のとおりとする。
第11図:乗車時の定位

(乗車時の姿勢)

第112条 乗車している場合は、「気をつけ」の号令で次の姿勢をとる。

(1)操縦者は、ハンドルに正対し、両手で軽くこれを握ること

(2)その他の乗車員で腰を掛けた者は、両手を軽く握ってひざの上に置くか、又は両手で手すりを握り姿勢を正し、立っている者は両手で手すり等を握って足はおおむね半歩開いて姿勢を正すこと

2 乗車員が乗車している場合「休め」の号令があったときは、乗車員は適宜楽な姿勢をとる。ただし、運行間においては、操縦者は操縦に専念しなければならない。

      第3款 停止間の動作

(乗車)

第113条 乗車員を乗車させるには、「乗車」の号令をかける。

2 乗車員は、「乗車」の号令でそれぞれ乗車時の定位につき、姿勢を正す。ただし、車長は、通常、隊員の乗車を確かめるものとする。

(下車)

第114条 乗車員を下車させるときは、「下車」の号令をかける。

2 乗車員は、「下車」の号令でそれぞれ下車時の定位につき、姿勢を正す。ただし、車長は、隊員の下車を確かめたのち定位につくものとする。

(機関始動)

第115条 機関を始動させるときは、「機関始動」の号令をかける。

2 操縦着は、前項の号令で機関を始動する。

(機関停止)

第116条 機関を停止させるときは、「機関停止」の号令をかける。

2 操縦者は、前項の号令で機関を停止する。

      第4款 運動

(前進)

第117条 前進させるときは、「前進」の号令をかける。この場合、必要があれば号令の前に速度、行進目標を示す。

2 操縦者は、前項の号令で徐々に発進して、次第に示された速度に移り、正しく方向と速度を保って行進する。

(停止)

第118条 停止きせるときは、「止まれ」の号令をかける。ただし、やむを得ず急停止させるときは、号令を短かく切り、かつ、急速にかける。

2 操縦者は、前項の号令で停止する。

(速度の増減)

第119条 速度を増減させるときは、「速度を増せ」又は「速度を落とせ」の号令をかける。この場合、必要があれば号令の前に速度増減の程度を示すことができる。

2 操縦者は、前項の号令で徐々に速度を増減する。

(方向変換)

第120条 車両を方向変換させるときは、「右(左)に向きを変え-進め」の号令をかける。この場合、必要があれば号令の前に角度又は目標を示すことができる。

2 停止間にあっては、行進を起こすと同時に、第12図のとおり半径おおむね10メートルの円弧を描くように右(左)におおむね90度若しくはあらかじめ示された角度、又は目標に正対するように向きを変える。

3 行進中にあっては、前項に準じて動作し、続いて行進する。

(旋回)

第121条 車両を旋回させるときは、「右(左)へ旋回」の号令をかける。この場合、必要があれば号令の前に旋回の角度又は目標及び使用してもよい地域を示すことができる。

2 操縦者は、前項の号令で前進、後退を反復し、第13図の要領により、あらかじめ示された角度又は目標に正対するように旋回して停止する。車長は、下車して誘導しなければならない。
第12図:方向変換 第13図:旋回

(後退)

第122条 車両を後退させるときは、「後退」の号令をかける。

2 操縦者は、前項の号令で徐々に後退する。車長並びにその他の乗車員は、下車して誘導しなければならない。

(側方移動)

第123条 車両を側方に移動させるときは、「右(左)に-寄れ」の号令をかける。この場合、号令の前に移動の量及び使用してよい地域を示すものとする。ただし、側方移動は、停止間においてのみ行うものとする。

2 操縦者は、側方移動の操作を行い、第14図の要領により、示された位置に移る。車長並びにその他の乗車員は、下車して誘導しなければならない。
第14図:右へ側方移動

     第3節 車両部隊操練

      第1款 通則

(目的)

第124条 車両部隊操練の目的は、車両部隊の部隊活動の基礎を錬成することにある。

(主眼)

第125条 操練の主眼は、指揮者の指揮掌握力と各車間の協同連けいの向上を図ることにある。

(基準車、基準縦隊及び基準部隊)

第126条 部隊の整とん及び運動を規正するために、基準車、基準縦隊及び基準部隊を定める。

2 縦隊においては先頭車、横隊においては通常、中央車(車両数が偶数の場合には右中央車)を基準車とする。

3 大部隊においては、そのつど基準部隊を定める。その他の部隊は基準部隊にならう。

(距離間隔)

第127条 基本訓練の距離は、おおむね10メートルとし、間隔は、おおむね3メートルとする。ただし、集合時の距離は、おおむね5メートルとする。

2 特別の距離間隔をとる必要がある場合には、そのつど指揮者が示す。

(車両部隊と徒歩部隊との関係)

第128条 車両部隊と徒歩部隊とは、通常それぞれ別々の行動をとるものとする。

2 車両部隊が徒歩部隊とともに集合する場合においては、車両部隊は、通常、徒歩部隊の左方又は後方に位置する。

      第2款 隊形

(要旨)

第129条 指揮者車は、通常、基準車若しくは基準縦隊又は基準部隊の前方に位置する。

2 指揮者は、指揮者車等、特殊の車両の位置及び距離間隔を特に指定し、又はこの款の隊形にかかわらず適宜変更することができる。

(縦隊)

第130条 縦隊は、部隊の大小を問わず運動に最も適した隊形で、全車両は、第15図のとおり縦に1列に重なり、通常、各車の軸心を1線にそろえる。

(中隊以下の隊形)

第131条 中隊以下の隊形は、縦隊のほか横隊及び並列縦隊とし、横隊は主として集合に、並列縦隊は集合及び近距離の運動に用いる。

2 横隊では、第16図のとおり、全車両を横に1列に並べ各車の前端を1線にそろえる。

3 並列縦隊では、第17図のとおり、縦隊隊形の各単位部隊を横に並べ、各縦隊の先頭車の前端を1線にそろえる。

第15図:縦隊 第16図:横隊 第17図:並列縦隊

(大隊の集合隊形)

第132条 大隊の集合隊形は、縦隊のほか大隊縦隊及び大隊横隊とし、指揮者車は大隊の前方おおむね10メートルに位置する。

2 大隊縦隊においては、第18図のとおり、並列縦隊の中隊を縦につらね、中隊間の距離はおおむね10メートルとする。

3 大隊横隊においては、第18図の2のとおり、並列縦隊の中隊を横に並べ、中隊内の間隔はおおむね10メートルとする。
第18図:大隊縦隊 第18図の2:大隊横隊

      第3款 集合、整とん、行進及び停止

(集合)

第133条 部隊を集合させるときは、指揮者は、隊形及び必要があれば基準車の位置を示したのち、集合を命ずる。

2 基準車は、指揮者の後方又は示された所に位置し、各車、各単位部隊は基準縦隊及び基準部隊にならって示された隊形に集合する。

(整とん)

第134条 横隊及び並列縦隊の車両部隊を整とんさせるときは、「整とん始め」及び「整とんやめ」の号令をかける。ただし、指揮者は、号令をかける前に、必要な人員を下車させ、整とん線上に基準車、標員等を配置して、その整とんを正すものとする。

2 車両部隊は、「整とん始め」の号令で、各車は車長の誘導にしたがい、徐々に距離間隔をとり、「整とんやめ」の号令で、下車している者は乗車する。

3 その場において整とんさせる場合及び縦隊を整とんさせる場合には、前2項に準じて行う。

(行進)

第135条 車両部隊を行進させるときは、指揮者は、必要があれば行進目標及び速度を示したのち号令をかけ、行進間必要に応じ速度を示す。

2 基準車は、正しく方向と速度を保って行進し、他の車も動令と同時に出発して逐次規定の関係位置をとる。行進間において距離間隔を失った場合は、徐々に回復する。

(停止)

第136条 車両部隊を停止させるときは、「止まれ」の号令をかけ、行進中の距離間隔を保ったまま停止させるときは、「その場に-止まれ」の号令をかける。

2 基準車は、「止まれ」の号令で徐々に停止し、その他の各車両は、基準車と規定の距離間隔を保って徐々に停止する。

3 行進中「その場に-止まれ」の号令がかかったときは、各車両は、行進間の距離間隔を保ったまま徐々に停止する。

 

   第4編 礼式

    第1章 総則

(礼式の種別)

第137条 礼式は、隊員及び部隊の行う敬礼及び儀式とする。

(本編の摘要)

第138条 本編の規定は、消防長が定めた服装を着用した隊員及び部隊に適用する。

(礼式の実施)

第139条 礼式の実施に際しては、厳正明確を旨とし、隊員の規律と品位を保つように注意しなければならない。

    第2章 敬礼

     第1節 通則.

(敬礼の種類)

第140条 敬礼は、各個の敬礼、部隊の敬礼及び旗の敬礼とする。

(1)各個の敬礼とは、隊員が各個に行う敬礼をいう。

(2)部隊の敬礼とは、部隊が行う敬礼をいう。

(3)旗の敬礼とは、旗で行う敬礼をいう。

(敬礼の一般的事項)

第141条 敬礼は、別に各節に定めるもののほか、受礼者その他敬礼を行うべきものを明らかに認め得る距離(おおむね5メートル)において相手に注目して行う。

2 敬礼を行うときは、答礼又は「直れ」の号令の終わるのを待ってもとに復する。

3 敬礼を行う場合において、敬礼を受ける者が答礼を行わないものであるとき及び受礼者の答礼を待つことができないときは、適宜もとに復す。

(答礼)

第142条 敬礼を受けた者は、答礼を行うものとする。

2 答礼の動作は、敬礼に準ずる。

(敬礼動作)

第143条 敬礼動作は、別に各節に定めるもののほか、次の各号に掲げるとおりとする。

(1) 挙手注目の敬礼は、受礼者に向かって姿勢を正し、右手を上げ、指を接して伸ばし、ひとさし指と中指とを帽子の前ひさしの右端にあて、手のひらを少し外方に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さに上げ、受礼者に注目して行うこと。なお、ひさしのない帽子を着用する場合は、右手ひとさし指の先端を前額部右端からおおむね2センチメートル離した位置に上げて行う。

(2)最敬礼は、受礼者に向かって姿勢を正し注目したのち、上体をおおむね45度前に傾け、頭を正しく保って行うこと

ただし、帽子を持っているときは、右手に前ひさしをつまみ、内部をももに向けて垂直に下げ、左手は、ももにつけてたれる。

(3)15度の敬礼は、上体をおおむね15度前に傾けて行うほか、前号に準じて行うこと

(4)かしら右(左・中)又は注目の敬礼の場合、指揮者は上体を受礼者に向け、挙手注目の敬礼を行い、隊員は注目して行うこと。ただし、頭を向ける角度は、おおむね45度を限度とする。

(5)姿勢を正す敬礼は、基本の姿勢をとって行うこと

     第2節 各個の敬礼

      第1款 通則

(各個の敬礼)

第144条 各個の敬礼は、次の名号に掲げるところによる。

(1)隊員は、特に定めがあるもののほか、上司に対して敬礼を行うこと

(2)2人以上の上司に対する敬礼は、まずそのうちの最上級者に対して行い、次に他の上司一同に対して行うこと。ただし、最上級者が明らかでないときは、上司一同に対して行う。

(3)休憩中における上司に対する敬礼は、隊員各個に行うこと。ただし、上司とともにあるときは、この限りでない。

(4)同級者は、互に敬礼を行うこと

(5)隊員は、国旗又は隊の標識である旗(以下「国旗等」という。)が隊の施段又は儀式の式場等において掲揚、降納される場合は、これに対して敬礼を行うこと

(6)隊員は、隊員のひつぎ又は遺骨(以下「ひつぎ等」という。)に対して敬礼を行うこ  と

(敬礼の省略)

第145条 隊員は、消防長が定めた服装を着用していない場合、その他相手が受礼者であるかどうか確認できない場合は、敬礼を省略することができる。

2 隊員は、映画館、劇場、船車その他の場所で公衆が雑踏し敬礼を行うことが困難な場合は、敬礼を省略することができる。

3 隊員は、次の各号に掲げる場合は、敬礼を行わないものとする。

(1)上司に随従している場合において、当該上司が敬礼を受けるべきとき

(2)車両等の操縦又は短艇その他の船舶の操だに従事しているとき

(3)水火災防ぎょ、救急活動、訓練及び作業等に従事している場合で、敬礼することがその任務遂行に支障があるとき

(歩行中の場合)

第146条 歩行中の隊員は、歩行のまま敬礼を行うことができる。ただし、国旗等及び隊員のひつぎ等に対しては、停止して敬礼を行うものとする。

(入室の場合)

第147条 入室のときは、職務の執行上支障ある場合を除き、室外において脱帽するものとする。

2 上司の室に入るときは、ノックし、在室者の応答を得たのち、室内に入り、上司の席を離れることおおむね2メートルの位置で停止し敬礼を行う。

3 上司の室を去るときは、前項に準じて敬礼を行う。

4 前2項の場合において、在室の上司2人以上で主客の別あるときは、第144条第2号の規定にかかわらず、まず主たる上司に対して敬礼を行う。

(辞令等の受領又は提出の場合).

第148条 室内で辞令、賞状及び書類等を受けるときは、授与者を離れることおおむね2メートルの位置で停止し敬礼を行ったのち、受領しやすい位置に直ちに前進し、帽子を左わきにはさみ、右手でこれを受け、左手を添えてこれを見たのち、左手に収め、ついで帽子を右手に移しもとの位置に復してふたたび敬礼を行ったのち、退去するものとする。

2 上司に書類等を提出するときは、左手から右手に移して行うほか前頁の規定に準じて行う。

第149条 室外で辞令、賞状及び書類等を受けるとき又は書類等を提出するときは、授与者からおおむね5メートルの位置で敬礼を行うほか、前条の規定に準じて行う。

(命令若しくは論告の受領又は申告若しくは陳述の場合)

第150条 室内で、上司から命令若しくは論告を受け又は上司に申告若しくは陳述を行うときは、第147条の規定により敬礼を行ったのち、状況により適宜前進し、命令若しくは論告を受け又は申告若しくは陳述を行ってもとの位置に復し、ふたたび敬礼を行った後、退去するものとする。

第151条 室外で、上司から命令若しくは論告を受け又は上司に申告若しくは陳述を行うときは、上司からおおむね5メートルの位置で敬礼を行うほか、前条の規定に準じて行う。

(訓授場、教養場等における場合)

第152条 訓授場、教養場等に訓授者又は上司若しくは教養者(以下「訓授者等」という。)が来場したときは、在場中の最上級者又はあらかじめ定められた者が「気をつけ」又は「起立」の号令を下し、訓授者等が定位についたとき「敬礼」の号令で、いっせいに15度の敬礼を行い、「直れ」の号令でもとに復し、次に「整列-休め」、「休め」又は「着席」の号令をかける。

2 訓授者等が退場するときは、前項に準じて行う。ただし、「整列-休め」、「休め」又は「着席」の号令は、訓授者等が室外に出たのち、かけるものとする。

(訓授中又は教養中若しくは作業中の場合)

第153条 室内で、訓授中又は教養中若しくは作業中、上司が来場したとき、又は退場するときは、訓授者等のみが敬礼を行う。

2 隊員は、着席中起立している訓授者等から話しかけられた場合は、起立して応答するものとする。

      第2款 着帽時の敬礼

(敬礼の方式)

第154条 着帽時の敬礼は、最敬礼、挙手注目の敬礼又は姿勢を正す敬礼とする。

(最敬礼)

第154条の2 隊員のひつぎ等に対しては、最敬礼を行う。

(挙手注目の敬礼)

第155条 挙手注目の敬礼は、次の各号に掲げるものについて行う。ただし、右手を上げることができないとき又は正規の方法によりがたいときは、15度の敬礼を行う。

(1)国旗等に対するとき

(2)第146条、第149条及び第151条の規定により敬礼を行うとき

(3)前号に定めるもののほか、室外において挙手注目の敬礼を必要とするとき

(姿勢を正す敬礼)

第156条 姿勢を正す敬礼は、次の各号に掲げるものについて行う。

(1)国歌に対するとき

(2)艇内又は車内において着席しているとき

(3)前号に定めるもののほか、室外において姿勢を正す敬礼を必要とするとき

      第3款 脱帽時の敬礼

(敬礼の方式)

第157条 脱帽時の敬礼は、最敬礼、15度の敬礼及び姿勢を正す敬礼とする。

(最敬礼)

第158条 隊員のひつぎ等に対しては、最敬礼を行う。

(姿勢を正す敬礼)・

第159条 国歌、国旗等に対するとき、又は室内において上司に応答するときは、姿勢を正す敬礼を行う。

(15度の敬礼)

第160条 前2条に定めるもののほか、脱帽している場合は、15度の敬礼を行う。

     第3節 部隊の敬礼

      第1款 通則

(部隊の敬礼)

第161条 部隊は、その指揮者が第144条の規定により敬礼を行うべき場合に敬礼を行うものとする。

(部隊の敬礼の方式)

第162条 部隊の敬礼は、最敬礼、注目の敬礼、かしら右(左・中)の敬礼、姿勢を正す敬礼又は指揮者のみの敬礼とする。

2 部隊の敬礼は、指揮者のみの敬礼の場合を除き、指揮者の号令により行う。

3 指揮者のみの敬礼は、挙手注目の敬礼、15度の敬礼又は指揮じょうの敬礼を行う。

(敬礼を行う単位)

第163条 部隊の敬礼は、独立する分隊、小隊又は中隊では各部隊ごとに、大隊では中隊ごとに行う。ただし、2個大隊以上の部隊で停止間の場合は、大隊ごとに行うものとする。

(個々の隊員に対する敬礼)

第164条 個々の隊員に対する部隊の敬礼は、その指揮者より上司の者でなければ行わない。

(部隊相互の敬礼)

第165条 部隊相互の敬礼は、指揮者の階級が下の者から先に行う。

2 指揮者の階級が同級のとき、又は明らかでないときは、先後を問わず行う。

(夜間の敬礼)

第166条 部隊の敬礼は、夜間においては特に必要がある場合のほか行わない。

(部隊の敬礼の省略)

第167条 第145条の規定は、部隊の敬礼の省略について準用する。

      第2款 行進間の敬礼

(行進中の場合)

第168条 行進中の部隊の敬礼は、速足行進で歩調を整えたのち、受礼者のおおむね7メートルの位置で、指揮者の号令により第143条第4号の敬礼を行う。ただし、都合により、隊員はみち足のままとし指揮者のみが速足行進で敬礼を行うことができる。

2 かけ足行進の場合は、かけ足のまま指揮者のみが敬礼を行う。

3 部隊は、前各項の規定にかかわらず、国歌、国旗等又は隊員のひつぎ等に対しては、停止して敬礼を行う。

(分列行進の場合)

第169条 指揮者は、敬礼の始点に達したときは、挙手注目の敬礼を行い、敬礼の終点を過ぎたときは、もとに復して列を脱し、すみやかに観閲者の右側後方に至り、分列行進の終るまで同所に位置する。

2 大隊長(徒歩部隊の場合は中隊長)は、敬礼の始点に達したときは、「かしら-右」の号令を下し、隊員はいっせいに観閲者に注目しながら行進する。ただし、車両部隊の操縦者及び徒歩部隊の分隊長は、注目を行わない。

3 前項の場合において中隊長(徒歩部隊の場合は小隊長)以上は挙手注目の敬礼を行う。

4 大隊長(徒歩部隊の場合は中隊長)は、大隊(徒歩部隊の場合は中隊)の後尾が敬礼の終点を過ぎたとき「直れ」の号令を下し、隊員は、かしらをもとに復して続けて行進する。

(車両及び船艇の場合)

第170条 車両及び船艇の隊員が敬礼を行うときは、指揮者の号令でそのまま注目し、指揮者は、着席したまま敬礼を行う。ただし、都合により、指揮者のみの敬礼によることができる。

2 操縦(だ)者は、運転又は操だ中においては敬礼を行わない。

(音楽隊の場合)

第171条 奏楽を行いつつ行進している音楽隊は、指揮者のみが指揮じょうをもって敬礼を行う。

      第3款 停止間の敬礼

(停止間の場合)

第172条 停止間の部隊の敬礼は、まず隊列を正し、受礼者が部隊のおおむね7メートルにきたとき指揮者の号令により第143条第4号の敬礼を行い、「直れ」の号令でもとに復する。

(観閲の場合)

第173条 観閲における部隊の敬礼は、観閲者が大(中)隊の先頭に近づいたとき、その大(中)隊長は、「気をつけ」の号令を下し、ついでおおむね7メートルに近づいたとき、「かしら-右」の号令を下し、中(小)隊長以上は挙手注目の敬礼を行い、隊員はこれを目迎目送する。

2 観閲者がその大(中)隊をおおむね7メートル過ぎたとき「直れ」の号令を下し、ついで「整列-休め」の号令をかける。

3 大(中)隊横隊の観閲を行う場合は、観閲者が各中(小)隊のおおむね7メートル前にきたとき、その中(小)隊長は「かしら-右」の号令を下し、小隊長以上は、挙手注目の敬礼を行い、隊員は、これを目迎目送し、観閲者がその中(小)隊をおおむね7メートル過ぎたとき、「直れ」の号令をかける。ただし、この場合大(中)隊長は、号令をかけないものとする。

(車両及び船艇の場合)

第174条 第170条第1項の規定は、停止間の敬礼について準用する。

(音楽隊の場合)

第175条 奏楽を行っている音楽隊は、敬礼を行わない。

      第4款 着帽時の敬礼

(最敬礼)

第176条 隊員のひつぎ等に対しては、最敬礼を行う。

(注目の敬礼)

第176条の2 国旗等に対しては、注目の敬礼を行う。

(かしら右(左・中)の敬礼)

第177条 かしら右(左・中)の敬礼は、次の各号に掲げるものについて行う。

(1)観閲、儀式又は分列行進のとぎ

(2)前号に定めるもののほか、室外においてかしら右(左・中)の敬礼を必要とすると  き

(姿勢を正す敬礼)

第178条 姿勢を正す敬礼は、次の各号に掲げるものについて行う。

(1)国歌に対するとき

(2)船艇又は車内において着席しているとき

(3)前号に定めるもののほか、室外において姿勢を正す敬礼を必要とするとき

      第5款 脱帽時の敬礼

(敬礼の方式)

第179条 部隊が脱帽している場合は、指揮者のみの敬礼を行う。

(最敬礼)

第180条 前条の規定にかかわらず、隊員のひつぎ等に対しては、最敬礼を行う。

(姿勢を正す敬礼)

第181条 国家、国旗等に対しては、姿勢を正す敬礼を行う。

     第4節 旗の敬礼

(旗を持つ者の位置)

第182条 隊の標識である旗を持つ者の位置は、大(中)隊横隊にあっては、大(中)隊長の右方おおむね1.5メートルとし、大隊縦隊にあっては、大(中)隊長の後方おおむね1.5メートルとする。

(旗の持ち方)

第183条 旗の持ち方は、特別の定めがたい限り旗竿の下端を右ももにあて、右手をもって旗竿を肩の高さの個所でにぎり、ひじを自然に少しまげ、旗の先端をわずかに前方に傾けるものとする。

(旗の敬礼の方式)

第184条 旗の敬礼は、指揮者の号令により、旗を持つ者が旗竿の下端を右ももにあてたまま、右手を十分前にのばしてこれを行う。

2 旗を持つ者は、敬礼を行わない。

     第5節 その他

(隊員の呼称)

第185条 隊員は、すべて氏及び職名又は階級を併用して呼称する。ただし、都合により氏又は職名のみを呼称することができる。

(上司との同行)

第186条 上司と同行するときは、先導する場合その他特別の場合を除き、同行者1人のときは、左側又は後方につき、2人以上のときは、その両側又は後方につくものとする。

(車両の乗降)

第187条 上司と車両に乗車するときは、特別の場合を除き、上司を先にし、降車するときは上司をあとにするものとする。

(げんていの昇降)

第188条 船艇のげんていを昇るときは、上司を先にし、げんていを降りるときは下位の者を先にするものとする。

(艇内の席の順位)

第189条 艇に乗り組むときは、上司をあとにし、艇尾に近い席の中央を上席とし、順次艇首に近い席につき、降りるときは、上司を先にするものとする。

(表彰式等における特例)

第190条 表彰式等において受賞者が複数の場合は、第148条及び第149条の規定にかかわらず、複数の者が一同に敬礼動作を行うか、又は受賞者の代表者をあらかじめ指定して行うことができる。

2 複数の者が一同に敬礼動作を行う場合は、受賞者の中央が授与者の正面に位置するよう、室内にあってはおおむね2メートル、室外にあってはおおむね5メートルのところに整列し、通常右翼に位置するものが指揮をとる。指揮者の「敬礼」の号令でいっせいに、脱帽時にあっては15度の敬礼、着帽時にあっては、挙手注目の敬礼を行い、「直れ」の号令でもとに復したのち、受賞者が各個に第148条第1項の規定に準じて受賞し、ふたたび指揮者の号令でいっせいに敬礼を行ったのち、右(左)向きの要領で退去するものとする。

3 受賞者の代表をあらかじめ指定して行う場合は、受賞者全員が、前項の位置に整列し、受賞者の代表が指揮者となり、右翼に位置し、指揮者の号令でいっせいに、脱帽時にあっては15度の敬礼、着帽時にあってはかしら中の敬礼を行ったのち代表者は第148条第1項の規定に準じて受賞し、ふたたび代表者が右翼に位置し、指揮者の号令でいっせいに敬礼を行ったのち、右(左)向きの要領で退去するものとする。

(申告)

第190条の2 申告は別に定める基準により行うものとする。

    第3章 儀式

     第1節 通則

(儀式)

第191条 儀式は、観閲式、表彰式、祝賀式、葬送式、出初式、入校式、卒業式その他これに類するものとする。

(儀式の執行)

第192条 儀式は、2以上の儀式をあわせて執行することができる。

2 儀式は通常、国旗のもとで執行するものとする。

     第2節 観閲式

(観閲式を行う場合)

第193条 観閲式は、次の各号に掲げるものについて行う。

(1)市長又は消防局長が就任後初めて部隊等を公式に視察するとき

(2)表彰式、祝賀式、出初式を行う場合であって、当該儀式の執行者が特に必要であると認めたとき

(3)前各号に掲げるもののほか、市長又は消防局長が特に必要であると認めたとき

(観閲式の隊形)

第194条 観閲式の隊形は、第19図のとおりとし、車両その他の機械のある場合は1列横隊とし、隊員の後方に先端をそろえて配列し、車両その他機械のない場合は大(中)隊横隊とする。

2 人員、機械器具の多少又は土地の状況によって前項の隊形によりがたいときは、適宜その隊形を変更することができる。

(観閲者の臨場及び退場)

第195条 観閲者が臨場したときは、指揮者は、「気をつけ」の号令を下し、観閲者が定位についたときは、第172条及び第173条の規定による敬礼を行い、ついで前進して、人員及び機械器具その他必要事項を報告し、終わって「整列-休め」の号令を下したのち観閲者を誘導し、又はこれに随行する。

2 観閲者が退場するときは、前項に準じて敬礼を行う。

(観閲における部隊の敬礼)

第196条 観閲における部隊の敬礼は、第173条の規定により行う。

第19図 観閲の隊形

(1)機械器具のある場合

第19図:閲覧の隊形(機械器具のある場合)
(2)機械器具のない場合
第19図:閲覧の隊形(機械器具のない場合)

(分列行進の隊形)

第197条 分列行進の隊形は、第20図のとおりとし、徒歩部隊の場合においては、大隊縦隊とし、車両部隊の場合においては、1列縦隊又は大隊縦隊とする。ただし、車両部隊に徒歩部隊が参加するときは、車両部隊は、徒歩部隊の後に続くものとする。

2 土地、その他の状況によって、前項の隊形によりがたいときは、適宜その隊形を変更することができる。

(分列行進)

第198条 分列行進を行う場合において指揮者は、第21図のとおり敬礼の始点及び終点に標員をおいたのち、行進を命ずる。

2 前項の行進命令により、先頭の大(中)隊長は、「分列に前へ-進め」の号令を下して発進し、ついでその他の各大(中)隊長は、所定の距離になるのを待って「分列に前へ-進め」の号令を下し、逐次発進する。

 

             第20図 分列行進の隊形
第20図:分列行進の隊形

   第21図 分列行進の場合の標員の位置

第21図:分列行進の場合の標員の位置

(分列行進中の敬礼)

第199条 分列行進中の敬礼は、第169条の規定により行う。

(行進終了の部隊)

第200条 行進が終わった部隊は、逐次指揮者の定める位置に至って、観閲者退場に対する敬礼の準備をする。

(儀式終了の報告)

第201条 儀式が終了した場合(行進の場合は、標員及び音楽隊を撤収した後)指揮

者は、観閲者の前面に至って、儀式終了の報告を行い、命令を待つものとする。

(音楽隊)

第202条 音楽隊は、行進に参加することなくあらかじめ指定された位置において奏楽するものとする。ただし、必要があるときは、そのつど指揮者の定めるところによる。

     第3節 その他の儀式

(その他の儀式)

第203条 表彰式、祝賀式、出初式、葬送式、入校式、卒業式その他これに類する儀式は、当該儀式の執行者の定めるところによる。

(消防艇の礼式)

第203条の2 消防艇の礼式は、登舷礼及び礼式放水をもって表わす。

2 登舷礼は、原則として礼式放水を行う前に実施するものとし、次の各号による。

(1)登舷礼を行う隊員の隊形は、船首方向を基準とし、儀礼側片舷に1列横隊に整列する。

(2)指揮者は、適当な敬礼の位置に達したとき、部隊の敬礼の方式による号令を下す。

(3)指揮者は、船尾が観閲者又は受礼者前を通過し、適当な位置に達したときは、「直れ」の号令を下す。

(4)登舷礼を行う場合の隊員の服装は、大阪市消防吏員服装規程(昭和44年7月10日消達第12号以下本条において「規程」という。)第4条第1号に規定する正規の服装とし、白手袋を用いる。

(5)登舷礼は、気象、海象その他の状況により省略することができる。

3 礼式放水は、出初式、諸儀式、歓送迎その他特に必要がある場合に実施するものとし、次の各号による。

(1)礼式放水の形態は、直上放水、両舷平行放水、片舷平行放水、全開放水、正面扇形放水その他の放水とする。

(2)礼式放水の放水形態の順序等については、当該儀式の執行者が定める。

(3)礼式放水の放水形態の操作は、すべて指揮者の号令により行う。

(4)礼式放水を行う場合の隊員の服装は、規程第4条第3号に規定する防火服装を用いる。

4 指揮者は、危険防止のため必要がある場合は、本条の規定にかかわらず、臨機の措置をとることができる。

5 消防艇の艇種等がことなる場合は、本条の規定を準用する。

 

   第5編 点検

    第1章 点検

     第1節 通則

(要旨)

第204条 この編は、隊員の人員、姿勢、服装、訓練、礼式、消防操法、消防用機械器具(以下「機械器具」という。)、物品及び備品等を点検するために必要な事項を定めるものとする。

(点検の種類)

第205条 点検は、通常点検、特別点検及び現場点検とする。

(点検者及び指揮者)

第206条 点検は、指揮監督の任にある者が点検者となり、これにつぐ幹部の者が指揮者となって行う。

2 点検者及び指揮者に事故あるときは、順次これに次ぐ幹部の者が代理する。

 (点検の隊形、項目及び方法の変更)

第207条 点検を受ける人員が少ないとき、又は点検を行う場所が狭いとき、その他この編の規定どおり点検を実施しがたい事由のあるときは、この編の規定の趣旨に反しない限り、点検の隊形、項目及び方法等を適宜変更して行うことができる。

(部隊編成)

第208条 通常点検及び特別点検中において、礼式及び訓練の点検を行うときは、次の各号の要領によって第22図のとおり部隊を編成する。

(1)消防士長は、きょう導につくものとする。ただし、人員の都合によって列員に入れることができる。

(2)きょう導にあてるべき消防士長がないときは、消防副士長又は消防士中適当なものをこれにあてることができる。

(3)合同点検のような場合であって、消防司令補が多数のときは、消防司令補をき

ょう導にあて、その他の消防司令補は列員に入れることができる。

(4)部隊にカロわらない消防司令長、消防司令又は消防司令補があるときは、第22図

のとおり列外に位置する。

(点検の隊形)

第209条 前条の点検の隊形は、通常、小隊においては横隊、中隊においては中隊横隊、大隊においては大隊横隊とする。

(機械器具点検における部隊編成)

第210条 機械器具の点検を行うときは、指揮者は次の各号の要領によって、第23図のとおり部隊を編成する。

(1)その日の当務員である隊員は、通常、乗車を予定されている車両の前面に、各車両ごとに1列横隊に整列する。

(2)部隊に加わらない隊員があるときは、列外に位置する。

 

      第22図 訓練及び礼式を点検する場合の部隊編成
第22図:訓練及び礼式を点検する場合の部隊編成
        第23図 機械器具点検における部隊編成
第23図:機械器具点検における部隊編成

(行動及び動作等の準用)

第211条 特別点検及び現場点検の際における動作について、特に定めのないものは、通常点検の規定を準用し、点検の行動及び動作等については、この編のほか、第3編訓練、第4編礼式に定める規定を準用して行う。

     第2節 通常点検

      第1款 訓練及び礼式

(通常点検の内容)

第212条 通常点検においては、次の各号の全部又は-部の事項について点検を行う。

(1)人員、姿勢、服装並びに消防公務之証及び名刺等を収納してあるケース(以下「手帳」という。)

(2)訓練及び礼式

(3)機械器具

(4)消防操法.

(通常点検の実施)

第213条 通常点検は、消防局各課においては、課長が必要と認めるとき、消防学校においては、特別の事由がない限り毎日行うものとし、消防署においては、各部ごとに毎月1回以上行わなければならない。

(通常点検の要領)

第214条 指揮者は、点検者が臨場したときは、「気をつけ」の号令を下し、点検者が定位についたときは、これに対して部隊の敬礼を行い、人員数その他必要事項を報告したのち、点検者の左側おおむね1.5メートルの位置につき、順次次の号令を下す。ただし、人員が多数のときは、第4項に定める点検を行う間、他の隊員を「整列-休め」させることができる。

(1)番号

(2)きょう導3歩前へ-進め

(3)右へ-ならえ

(4)直れ

(5)前列4歩前へ-進め

(6)手帳

(7)おさめ

(8)後列4歩前へ-進め

2 前項第6号に定める「手帳」の号令があったときは、隊員は、左手を胸のポケットに添え、手帳に注目しながら右手でこれを前方に向けて出し、ひじをわきにつけ、前腕を水平に体と直角に出し、左手を添えて表紙を開き、右手のひらの上に置いて、おや指でこれをおさえ、頭を正面に復すると同時に左手をたれる。

3 第1項第7号に定める「おさめ」の号令があったときは、隊員は、手帳に注目し、左手を添えて手帳の表紙を閉じ、左手をポケットに添え、右手でこれをおさめ、頭を正面に復すると同時に両手をたれる。

4 点検者は、第1項第5号に定める動作が終わったときは、指揮者を随行して前列の右翼前面から服装及び姿勢の適否等を検査し、左翼を通過して前列の後面を同じ要領により検査したのち、後列に至り、前列同様の検査をし、第1項第6号に定める動作が終わったときも同じ要領によって手帳の保存及びその取扱の適否等を検査し、終わって定位につくものとする。

5 前項に定める検査及び第1項第2号から第4号までに定める動作は、都合により適宜省略することができる。

6 列員は、点検者が手帳を取って検査するときは、右手をおろし基本の姿勢をとって、手帳が返却されるものを待つものとする。

7 指揮者は、第1項に定める動作が終了したときは、部隊をもとの位置に復させたのち、点検者に、点検終了の旨を報告し、部隊の定位につき、ついで点検者が退場するときは、部隊の敬礼を行う。

8 列外者は、点検者の臨場又は退場に際しては、指揮者の行う部隊の敬礼を合図に、点検者に対して敬礼を行う。

9 中隊以上の通常点検の場合は、指揮者は、第1項に定める敬礼及び報告をしたの

ち、小隊長を小隊の右翼に位置させる。

      第2款 機械器具

(機械器具の点検要領)

第215条 機械器具の点検は、第213条及び第214条の規定に準じて行い、指揮者は順次、次の号令を下す。

(1)番号

(2)定位につけ

(3)点検始め

(4)車前に進め

2 前項第3号に定める「点検始め」の号令があったときは、隊員は第3項各号に定める事項について点検を行い、その異状の有無を各車長に報告し、各車長はこれを指揮者に報告する。

3 機械器具の点検は、保存手入の良否及び応急準備の適否について、次により実施するものとする。

(1)機械各部の清掃及び手入の状況

(2)機械各部の液体ろう洩、物品の脱落及び破損箇所の有無

(3)機関部及びポンプ部の良否

(4)冷却水、オイル及びガソリンの状況

(5)積載品の完否

(6)タイヤ及び空気圧の良否

(7)計器類の良否

(8)操縦装置及び制動装置の良否

(9)照明装置の良否

(10)警音器具の良否

(11)その他必要事項

4 第1項第4号に定める「車前に進め」の号令があったときは、隊員はいっせいにもとの位置に復す。

5 指揮者は、第1項各号に定める動作が終わったときは、点検者にその異常の有無を報告する。

6 消防艇の機械器具の点検は、第209条及びこの条の規定に準じて行う。

     第3節 特別点検

      第1款 通則

(特別点検の内容)

第216条 特別点検においては、次の各号の全部又は一部の事項について点検を行う。

(1)訓練及び礼式

(2)消防操法及び消防救助操法

(3)消防訓練

(4)機械器具

(5)物品及び備品

(特別点検の実施)

第217条 特別点検は、毎年1回以上行う。

      第2款 訓練

(特別点検の種目)

第218条 訓練の特別点検は、次のとおりとする。

(1)各個訓練

(2)部隊訓練

(3)車両操練

2 前項の点検は、これを分割し、又はその種目を指定して行うことができる。

(訓練特別点検要領)

第219条 前条の点検を行うときは、指揮者は、各個訓練においては、点検を受ける者を1列横隊にして適当な間隔に開かせ、部隊訓練及び車両操練においては、適当な部隊を編成したのち、順次号令を下して行う。

      第3款 礼式

(礼式特別点検の種目)

第220条 礼式特別点検の種目は、次のとおりとする。

(1)室内の敬礼

(2)室外の敬礼

(3)辞令等授受の敬礼

(4)部隊の敬礼

2 前項の点検は、これを分割し、又はその種目を指定して行うことができる。

(室内の敬礼及び室内外の辞令等授受の敬礼の点検要領)

第221条 室内の敬礼及び室内外の辞令、賞状及び書類等の授受の敬礼の点検を行うときは、第24図のとおり指揮者は、前列の中央おおむね2メートル前に出発点を、適当な位置に境界線を定め、礼式の種目及び出発点その他必要な事項を指示したのち、「前列1歩前へ-進め」の号令を下し、次に「整列-休め」の号令を下し、点検者が所定の位置についたとき、指揮者の位置に至って「始め」の号令を下す。ただし、室外の辞令、賞状及び書類等の授受の点検を行う場合は、境界線を定めない。

2 前項の「始め」の号令があったときは、前列員は、各自の位置から半ば左(右)向きの要領により出発点に至り、指揮者の指示による動作を終わって、左翼きょう導の背後から前後列員の間を通ってもとの位置に復し、後列員は、各自の位置から半ば右向きをし、右翼きょう導の右端を通って出発点に至り、指揮者の指示による動作を終わって、左翼きょう導の左端から後列の背後を通ってもとの位置に復する。

3 各列員の出発点への発進は、前の者が出発点を発進した直後、出発点に到達できるように行い、出発点についたときは姿勢を正し、ここからの発進は、前者の点検と重複しない範囲において、指揮者の命を待つことなく行う。

4 点検が終わったときは、指揮者は、後列を1歩前進させたのち、隊列をもとの位置に復する。

(室外の敬礼の点検要領)

第222条 室外の敬礼の点検を行うときは、第25図のとおり指揮者は、右翼きょう導の右1歩の位置に出発点を定め、礼式の種目及び出発点その他必要な事項を指示したのち、「整列-休め」の号令を下し、点検者が所定の位置についたとき、指揮者の位置に至って「始め」の号令を下す。

2 前項の「始め」の号令があったときは、右翼きょう導は、姿勢を正して右向きをし、出発点に至り停止し、左向きをして前進し点検者に対して敬礼を行い、出発点に相対する位置から左向きをし、左翼きょう導に相対する位置にいったん停止して左向きをし、1歩前進して整とん線につくものとし、各列員は、前列の右翼から後の順に行う。

3 各列員の発進は、前条第3項に定める要領に準じて行う。ただし、出発点からの発進は、前の者の敬礼が終わるのを待って行うものとする。

4 点検が終わったときは、指揮者は、隊列をもとの位置に復する。

 

   第24図 室内の敬礼及び室内外の辞令等授受の敬礼の点検
第24図:室内の敬礼及び室内外の辞令等授受の敬礼の点検

          

      第25図 室外における敬礼の点検

第25図:室外における敬礼の点検

(部隊の敬礼の点検要領)

第223条 部隊の敬礼の点検を行うときは、指揮者は、これを指示したのち定位について、点検者が所定の位置についたとき、「かしら-右(左、中)」の号令を下す。

2 点検者は、列の右(左)の方からその前面を通過しながら又はその位置にいたまま点検を行う。

3 指揮者は挙手注目し、隊員は、目迎目送し、又は部隊の敬礼に準じて敬礼を行う。

      第4款 消防操法及び消防救助操法

(消防操法等特別点検の種目)

第224条 消防操法特別点検の種目は、次のとおりとする。

(1)消防用器具操法

(2)消防ポンプ操法

(3)はしご自動車操法

(4)消防艇操法

2 消防救助操法特別点検の種目は、次のとおりとする。

(1)消防救助用器具基本操作

(2)はしご車基本操法

(3)消防救助応用操法

3 前2項の点検は、これを分割、又はその種目を指定して行うことができる。

4 前各項の操法については、別に定める。、

      第5款 消防訓練

(消防訓練特別点検の種目)

第225条 消防訓練特別点検の種目は、次のとおりとする。

(1)火災防ぎょ訓練

(2)水災防ぎょ訓練

(3)その他の消防訓練

      第6款 機械器具

(機械器具特別点検の種目及び事項)

第226条 機械器具特別点検の種目及び事項は、次のとおりとする。

(1)機械点検

 ア 消防ポンプ自動車、救急車、化学車、消防艇等の原動機の気とうの圧縮試験及び圧力試験、ポンプの真空試験及び放水試験その他必要事項

 イ 破壊用機械、工作用機械等

(2)器具点検

 ア 吸管及びホースの修理及び保存の良否

 イ ポンプ及び車両の付属品及び積載品の完否

 ウ 各種予備品及び消耗品の整否

 エ 救命器具、破壊器具、工作器具及び救急衛生材料の整否及び保存手入の良否

(機械器具特別点検の要領)

第227条 機械器具特別点検を行うときは、指揮者は、あらかじあ、点検に便利なように必要な準備をするものとする。

      第7款 物品及び備品

(物品及び傭品特別点検の種目及び事項)

第228条 物品及び備品の特別点検の種目及び事項は、次のとおりとする。

(1)物品(貸与品及び給与品)の在否及び使用保存の良否

(2)備品の在否及び取扱管理の良否

(3)機械器具置場、望楼等の管理の状況

(物品及び備品特別点検の要領)

第229条 物品及び備品特別点検を行うときは、指揮者は、あらかじめ、物品及び備品の配置の場所を定めて、点検に便利なように必要な準備をするものとする。

(点検後の処置)

第230条 点検者は、第226条及び第228条に定める点検を終了したのち、必要と認めるときは、修理又は補充を命じなければならない。

     第4節 現場点検

(現場点検の内容)

第231条 現場点検は、水火災の防ぎょその他の作業が終わったとき、現場において、次の各号の事項について異状の有無の点検を行う。

(1)人員及び服装

(2)機械器具

(3)その他必要な事項

(現場点検の要領)

第232条 前条の点検は、出場の車両、消防艇及び徒歩部隊ごとにその長が行う。

2 隊員は、隊員の事故又は機械器具及び物品の紛失若しくはき損があるときは、直ちに点検者に報告し、その点検を受けなければならない。

3 上級指揮者があるときは、点検者は前2項による点検の結果の報告を行い、その指示を受けるものとする。

 

   附則

 (施行期日)

 1 この規程は、令達の日から施行する。

 (大阪市消防職員申告基準の一部改正)

 2 大阪市消防職員申告基準(昭和59年消防長訓(学)第1号)の-部を次のように改正する。

  〔次のよう略〕

 (担架操法の一部改正)

 3 担架操法(昭和48年消訓(警)第8号)の一部を次のように改正する。

  〔次のよう略〕

   附則(平成5年10月1日消防長達13)

 この改正規程は、令達の日から施行する。

 

別添

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住所:〒578-0966 東大阪市三島2丁目5番43号

電話:06-6744-0119

ファックス:06-6746-5147

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