消防協力者の方へ市長表彰状を贈呈しました
2024年7月10日
ページ番号:631005
消防協力者
小松 勇貴 様
令和6年6月17日、警備会社に勤務する小松氏は仕事からの帰宅途中、マンションの一室から煙が出ているのを発見しました。
ただちにマンションに向かい、住民から煙が出ている部屋の階を聴取し、119番通報を依頼。目的の階に到着するも、部屋を特定することができなかったため、仕事で使用している革手袋を装着し、1室ずつ扉を触って熱気を確認しました。すると、明らかに熱気を感じる扉を発見。開錠状態であったため、部屋の中を確認しました。
室内はすでに黒煙が充満し、視界は2m先が見える程度でした。小松氏が声をかけると室内から声が聞こえたため、姿勢を低くして室内を確認したところ、人の足を確認。ただちに低い姿勢で室内に進入し、足を掴んでマンションの共用廊下の安全な場所まで救出しました。
その後、複数の消火器を用いて初期消火を行い、救出した方を1階エントランスまで運び出したところで、救急隊及び消防隊が到着したため、救急隊に引き継ぎました。
火災を早期発見し、濃煙熱気の中、火元住人を救出したうえ、消火器を用いて初期消火を実施した小松氏の活動は、尊い人命の救助及び火災の被害軽減に大きく寄与したものです。
この勇気ある一連の行動に対し、本日、消防局において大阪市長からの表彰状を贈呈させていただきました。
小松氏は「仕事上、このような現場に遭遇した際はどう動くべきかをいつも考えているので、行動することができました。」と、話してくださいました。
小松氏の勇気ある行動に対し、心より感謝申し上げます。