水難救助活動協力者への感謝状の贈呈
2022年12月5日
ページ番号:586063
表彰内容
令和4年11月、中央区にある東横堀川左岸にて溺水者が発生する事案がありました。当該場所に居合わせた田口さんと玉城さんは、通報及び付近に設置された救命浮環を使用し溺水者の一命を取り留めました。その功績を称え、北口中央消防署長から感謝状を贈呈しました。
左から田口貴博さん、北口中央消防署長
すぐさま状況を判断し、行動した救助活動
東横堀川左岸付近におられた玉城さんと田口さんは、河川内で激しい水の音が聞こえたので河川左岸の遊歩道まで見に行くと、溺れそうになっていた男性1名を発見しました。玉城さんは、※110番通報を実施し、大阪市消防局指令情報センターからの折り返し電話に対応しました。田口さんは、付近に備え付けられている救命浮環を取りに行き、溺水者に対して救命浮環を投入し捕まるように指示をするとともに、河川の手すりに救命浮環と繋がっているロープを結着し、消防隊の到着まで励まし続けました。田口さんと玉城さんがすぐさま状況を判断し行動した結果、消防隊到着後、すぐに男性は無事救助され、一命を取り留めました。
※110番通報→警察機関が消防に関係のある内容と判断→119番(大阪市消防局指令情報センター)へ転送→消防隊へ出動指令
(災害状況を確認するため通報者に対して大阪市消防局指令情報センターより折り返し電話を実施することがあります)
田口さんは、当時の状況を振り返り、次のようにお話されました。
「東横掘川付近は、普段通る道で救命浮環の位置もなんとなくあそこにあるなとわかっていたので、とっさの判断ですぐに行動に移すことができました。通報をしてくれた玉城さんとは面識がありませんでしたが、迅速に通報し目印などを見つけて場所も的確に伝えておられたので、安心しました。このように、溺れている人を助けるということを自分がするとは考えてもいなかったので、その日は興奮してなかなか眠ることができませんでした。」とおっしゃられました。
北口中央消防署長からは
「水難の現場に遭遇し、救助活動を行うということは1人では難しい事案でした。田口さんと玉城さんが連携して迅速に行動したこと、また救命浮環を発見し、使用した事が男性の救助に繋がりました。ありがとうございました。」とお伝えしました。
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