〈大盛況〉防災講演会
2024年12月13日
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令和6年11月30日に平野区民ホールで防災講演会を開催しました。
講師として関西電力送配電株式会社大阪南本部統括グループリーダーの松本氏を講師に招き、震災時等における「電気に起因する災害の予防と電力の復旧活動など」について講演をしていただきました。

講演の様子

講演の内容について

関西停電情報アプリの紹介
大規模災害が発生すれば、至るところで停電が発生することが予測されます。関西でも平成30年の台風21号の際も関西各地で停電が発生しました。市民の方から消防署に多数の問い合わせもあり、消防署への電話がつながりにくい事態も発生してしまいました。
消防行政としてすべての市民に安全・安心を提供したいところではございますが、大災害時は人命救助を最優先にする必要もあり、丁寧な案内ができない場合もあります。
そこで停電情報を知らせてくれる関西停電情報アプリです。大規模災害以外でも停電情報を通知してくれる関西停電情報アプリの紹介がありました。
- 関西停電情報アプリのご紹介
関西電力送配電株式会社の「関西停電情報アプリのご紹介」のページへのリンクです。

大規模災害時の2次災害を防ぐために
地震等大規模災害が発生すれば(緊急地震速報が鳴れば)、まずは自分の身を守る行動を取ることが大切です。その後に電気の復旧に備えて、津田火災などの2次災害を防ぐためにするべきこととやってはいけないことの説明がありました。

するべきこと
通電火災を防ぐため
・使用しているすべてのコンセントを抜く・ブレーカーを落とす

※通電火災とは
停電する寸前まで使用していた電化製品が電気の復旧とともに、漏電が起こったり、燃えやすいものに接触した状態でストーブ等が発熱し、発火することで火災に発展することです。

やってはいけないこと
・切断された電線や倒れた電柱に触れること

詳しくは
- 災害への備え(地震編)
関西電力送配電株式会社の「災害への備え(地震編)」のページです。

能登半島地震への復旧応援について
関西電力送配電株式会社は能登半島地震に対して延べ727名、高圧発電機車ほか113台の応援派遣を実施しました。
道路の隆起や建物の倒壊により主要道路が寸断され、復旧作業は難航しましたが、各電力会社が協力して高圧線に接触した樹木の除去や傾いた電柱の復旧作業をしました。また、高圧線が復旧したエリアを個別訪問し、安全確認して通電火災の防止など一か月に及ぶ復旧活動により、石川県の99%の送電が完了しました。

最後に
今年は1月1日能登半島地震から始まった震災の一年でした。大規模地震をはじめとする大自然の驚異を目の当たりにし、今一度防災について考えるきっかけとなりました。
今回の防災講演会も防災について考える一つのきっかけになっていただければ幸いです。災害を正しく知り、災害に怯えて生活するのではなく、防災を楽しんで災害に備えましょう
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