台風や大雨の後に火災が発生するってご存知ですか!?
2023年10月27日
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通電火災の危険性について
地震や台風、浸水等による停電が発生した後に注意していただきたいことがあります。それは、通電火災です。通電火災とは、停電が復旧した後に発生する、電気機器や電気配線からの火災のことです。通電火災対策をあらかじめ確認して、火災予防に注意しましょう。
通電火災対策
- 停電中は電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜くこと。
- 停電中に自宅等を離れる際はブレーカーを落とすこと。
- 再通電時には、漏水等により電気機器等が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してから電気機器を使用すること。
- 建物や電気機器に外見上の損傷がなくとも、壁内配線の損傷や電気機器内部の故障により、再通電から長時間経過した後、火災に至る場合があるため、煙の発生等の異常を発見した際は直ちにブレーカーを落とし、消防機関に連絡すること。
大阪市内での過去の通電火災事例
強風で断線した路上の電線から出火
強風で断線していた路上の電線が付近の金属器具に接触していたため、再通電時にショートし出火した。
雨水のかかった分電盤から出火
強風の影響により停電し、電動シャッターが開いたままになり、電動シャッター付近に設置されていた分電盤に雨水がかかり、再通電時にショートし出火した。
強風で被覆の剥がれた屋外の電気配線から出火
建物の外壁に敷設された電気配線の被覆が強風により破損し、再通電時にショートし出火した。
地震時による電気火災
- 停電から復旧後、電気ストーブのコードが短絡する等して火災が発生した。
- 天井材、天井に付属する電気機器や蛍光灯などが落下又は破損することで火災が発生した。
- 電気コンロを使用後、コンセントを抜かずにコンロを棚に収納したため、通電再開後、加熱が始まり近くのカーテンに着火した。
- 白熱球を使った電気スタンドのスイッチを入れた状態で放置したところ、電気スタンドが何らかの原因で布団の上に倒れ、その後、通電再開により点灯したため、電球によって布団が加熱され発火した。
- 観賞魚用ヒーター、オーブントースター等の電熱器具を使用中に地震が起こり、揺れの影響でヒーター部分に可燃物が接触した状況になり、通電再開時に出火した。
- 建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン
国土交通省・経済産業省から「建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン」が令和2年6月に公表されました。参考までにご参照ください。
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此花消防署ホームページ