揚げもの調理の火災にご注意!
2024年2月29日
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火災は揚げ物調理のときに最も多く発生しています
大阪市内では、こんろの使用中に例年100件以上の火災が発生しています。なかでも揚げ物調理中に最も多く発生しており、多くの場合で油が適温になるまでの時間にその場を離れることで発生しています。離れるときは必ず消火しましょう。
揚げ物調理での出火の例。なべ底から7分目(約7センチメートル)まで油を入れて加熱を続けると、約10分で油が燃えました。
※燃え始める時間は、条件によって異なります。
少ない油は危険じゃない?
なべ底から約1センチメートルでの調理(揚げ焼き)例です。
わずかな時間で発火、こんろの火を消しても炎が拡大を続けました。
加熱からわずか2分で発火。こんろの火を消しますが、炎は拡大をつづけました。
約3分で60センチメートルくらいまで炎が拡大しました。
フライパンでも同じように、こんろの火を消してからも炎が大きくなりました。
油が少なくても危険です
油の量が多い時より少ない方が早く出火しており、さらにこんろの火を消しても炎が拡大を続け約3倍の大きさにまで拡大しました。炎が大きくなるとそれだけ熱量が増えるため、危険性がとても高まります。油の量が少ないからといって油断は禁物です。
発火後も加熱を続けると油の量に関係なく、炎が拡大しました。
安全を過信しないようにしましょう
現在販売されいている2口以上のガスこんろにはSIセンサーと呼ばれる安全装置が装備されており、過熱防止対策がとられていますが、過信は禁物です。安全装置付きでも火災は発生しています。調理中にその場を離れるときは必ずこんろの火を消しましょう。
- 日本ガス石油機器工業会ホームページ ガスコンロ・ガス炊飯器の安全な使い方
ガス調理器具を安全にお使いいただくための注意事項などがご覧いただけます。
消火器具を準備しましょう
天ぷら油火災の鍋に注水した様子です。わずかな水を入れただけで炎が大きく拡大しました。
揚げ油が燃えると水での消火は危険です。水が急激に蒸発することに伴って炎が拡大するとともに、油が燃えたまま飛散して周囲に燃え広がります。水をかけた人にもやけどしてしまう危険があります。もしもの時に備えて消火器具を準備しましょう。
画像:総務省消防庁ホームページ「住宅用消火器」より
- 総務省消防庁ホームページ 住宅用消火器
住宅に備えるための消火器やエアゾール式の消火器の種類や使い方について紹介しています。
動画でご覧いただけます
- おしえて防災 天ぷら油編
揚げ物調理時の出火の様子や消火方法などを動画でご覧いただけます。
- 火の用心 こんろ編
こんろ使用時の火災発生について動画でご覧いただけます。
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