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ふだんのくらししあわせレポートその13 地域貢献!キーワードは「つなぐ」

2020年12月10日

ページ番号:436546

ふだんのくらししあわせレポートその13 ★企業の地域貢献!キーワードは「つなぐ」★

ふだんのくらししあわせレポートについて

地域福祉ってなんでしょう?

住之江区では、ひとりではできないことも、2人以上の人々がつながって知恵と力と思いを合わせることで「ふだんのくらしのしあわせ」をつくり出し支えあうことだと考え、ふだんのくらししあわせプラン~住之江区地域福祉計画を策定しています。

ふだんのしあわせレポートでは、住之江区の「ふだんのくらしのしあわせ」を作り支える方々をご紹介します。

区内で給排水衛生・空調換気設備工事業を主軸とする株式会社一二三工業所(ひふみこうぎょうしょ)の代表取締役一二健夫(ひふたけお)さんは、「地域社会の暮らしと経済を支え、『安心』をつなぎ・守り・育む、ちょっと変わった設備屋さん」として、住之江区との「協力事業による地域見守りの取組みにかかる連携協定」を結び、高齢者等の見守り活動に取り組むほか、福祉作業所と連携してエコ活動を推進されています。活動を始められたきっかけや活動を通して考えておられることについてお伺いします。

― 一二三工業所は先々代の一二さんのお祖父さんが創業され、現在は一二さんが跡を継いでおられます。家業を継がれた経緯を教えてください。

一二さん:大学卒業後は設備会社の大手に就職し、丸9年間勤めました。その後、父が病気になったことをきっかけに家業を継ぐことを決めました。設備会社の仕事にも愛着がありましたが、「戻らないといけない時期だな」と思い、専務として一二三工業所に入りました。2年間専務を務め、現在は社長になって3年目です。

― 引き継がれたときはどのようなお気持ちでしたか?

一二さん:まずは会社の経営理念について考えました。判断軸としての経営理念が必要だと考えたので、祖父や父が何を考えて会社を経営してきたかをふり返りました。社訓にもありますが、まずは社員とその家族に、お客様に、地域社会のみなさまに「喜んでいただくこと」が大事だと考えています。祖父は「人財が大事だ」とよく言っていました。「社員を喜ばせないと社会全体も幸せにはならない、社員は会社だけでなく社会全体の資本であり財である。」とも言っていました。祖父は技術職として広島で戦後の復興にあたった経験があり、常に平和を大事にしたい、社会をよくしたいという軸で物事を考えていました。会社の理念にもそれが表れていて、その延長として、現在私が行っている高齢者等の見守りなどの地域貢献活動があると思います。

― 一二さんはいろんな地域貢献活動をされていますが、いつから会社外の社会に目が向かれたのでしょうか。

一二さん:この数年でいろいろ気づくことがありました。心のどこかで水に関することがやりたいとは思っていたのですが、カバをデザインした一二三工業所のマスコット「ひふみん」が最終的な引き金になりました。それまではもっと内向きで利己的で視野も狭かったと思います。視野の狭い社長のもとで働く社員もお客さまもつまらないですよね。会社は社会の一部ですから、収益はしっかりあげつつも、利益追及をするだけだと矛盾が生じます。「社会の利益=会社の利益」だと考えて行動しています。そうでないと、バランスが悪いというか、うまくいかないと思っています。

― 「ひふみん」はどんな引き金になったんですか。

一二さん:昨年、NPO法人Deep Peopleが主催する「福祉未来価値創造大賞2017」で、作業所で働く方たちの工賃を上げることを目的に、一二三工業所のマスコット「ひふみん」をデザインしたメモ帳やアクリルたわしをシュクレサレさんや真成会さんに作っていただきました。もともと「ひふみん」は職場に実習生として来ていた絵が得意な発達障がいのある方が、デザインしてくれたキャラクターです。水と空気を守るやさしい力強いイメージを一二三工業所にもっていただいたようで、カバのキャラクターである「ひふみん」を描いてくれました。初めに「ひふみん」を見たとき、「かわいいなー!」と思わず声が出ました(笑い)。もともとは「ひふみん」は会社をアピールするために作ったのですが、会社そのものよりも、水に関わる問題について「ひふみん」の力を借りて啓発していきたいと考えています。水に関わる会社として、水の大切さについてきちんと話していきたいです。現在、会社の利益の12.3%は社会活動へまわしています。「ひふみん」のおかげで今までやってきていたことが、繋がったように思います。
イベントでの様子の写真

イベントでの様子

― 一つ一つが繋がっていったんですね。

一二さん:良いことをしている人もいっぱいいますし、それを繋げようとする人もいます。身近な地域で活動して、それが他の地域にも広がり、他の国にも広がると想像するとわくわくします。私たちの仕事は、衛生設備ですから、災害時はもちろん日ごろからの地域とのつきあいが重要だと思っています。法人、個人、行政、といろんな方と繋がりがあることが私たちの長所ですので、パイプを繋げるように、人や周りを繋げていける職業じゃないかな、と考えています。地域の中の人同士も地域と世界とも繋げたいと思います。

― 社員の方は一二さんのご活躍をどのように見てらっしゃるんでしょうか。

一二さん:実のところ、社員全員には知られていないんじゃないでしょうか(笑い)。少しずつ話していっているところです。母の日のプレゼントに「ひふみん」のアクリルたわしを贈った社員もいますし、浸透していっていると感じています。「ひふみん」や私がやっている活動をとおして、自分たちがやっている仕事に誇りを持ってもらいたいです。

― 周囲の方や社員の方々に少しずつ変化があるようですが、一二さんご自身には変化はありますか?

一二さん:今までは、自分ではがんばっているつもりでしたが、「しんどい」「こんなにやってるのに分かってもらえない!」と思いがちでした。表情も暗かったと思います。今なら、その時の自分は、自分で自分自身のことが分かっていなかったんだな、と思います。社会に目が向きだすと、「何でこんなに悩んでいたんだろう」「この人はこんなにやってくれていた!」と気づきました。顔つきも変わったと思います。自分が楽しくないと雰囲気も良くなりませんよね。今は勝手にニコニコしてしまいます。

― これからはどんなことをしていきたいですか?

一二さん:トイレ掃除、毎日の会社周辺のごみ拾い、など自分でできる社会貢献は片っ端からやりました。今は、雇用の支援、養護施設の応援、などをしています。ある関東の企業の方で「人の喜びが自分の喜びです」とおっしゃる方がおられて、最初にその言葉を聞いたときには「なんや、この人?」という印象だったんですが、この方からも影響を受けたと思います。今後も誘われたらどこにでも行き、その時の出会いで「わー、すごいな!」と思ったことを自分なりにやってみようと思います。

清掃活動をする一二さんと社員のみなさんの写真

清掃活動をする一二さんと社員のみなさん

― 住之江区にある企業として、住之江区がどのようになればいいと思いますか?

一二さん:ここからの30~40年で、高齢者の活躍の場づくりが必要だと考えています。子育て世代も高齢者に頼りながら、子どもたちが大人になって住之江区で働けるようなまちになればいいと思いますので、高齢者がもっと活躍できるようなまちにしていきたいですね。

株式会社一二三工業所(ひふみこうぎょうしょ)の代表取締役一二健夫(ひふたけお)さん

1981年生まれ、大手設備工事会社に勤めた後、祖父が創業した一二三工業所を父親より引き継ぐ。給排水衛生・空調換気設備工事業を主軸としながら、水を守る活動や地域貢献活動を行っている。平成29年11月より住之江区区政委員(福祉健康部会)を務める。

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大阪市住之江区役所 協働まちづくり課地域支援

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電話:06-6682-9734

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