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ふだんのくらししあわせレポートその14 他人だけど身内。食を通して人を育む

2020年12月10日

ページ番号:440465

ふだんのくらししあわせレポートその14 他人だけど身内。食を通して人を育む

ふだんのくらししあわせレポートについて

地域福祉ってなんでしょう?

住之江区では、ひとりではできないことも、2人以上の人々がつながって知恵と力と思いを合わせることで「ふだんのくらしのしあわせ」をつくり出し支えあうことだと考え、ふだんのくらししあわせプラン~住之江区地域福祉計画を策定しています。

ふだんのしあわせレポートでは、住之江区の「ふだんのくらしのしあわせ」を作り支える方々をご紹介します。

区内にあるNPO法人すみのえ育(はぐ)が運営する「はぐ食堂」は、孤食(個食・固食)を防ぎ、みんなで食卓を囲んでわいわい楽しくごはんを食べる場所として、また、ひとり親・共働きのため夜一人で過ごすお子さんや、一人で晩御飯を食べる方などの居場所として、平成27年(2015)4月から活動を開始しました。平成29年(2017)11月からは、毎日誰もが気軽に立ち寄れる居場所、アットホームコミュニティ「hug cafe〜はぐかふぇ〜」として運営されており、日々こどもから高齢者の方まで利用されています。

理事長の伊達さんは、はぐ食堂、hug caféに通う子どもたちや大人たちを、「他人だけど身内」だとおっしゃっています。「誰もがいつでも気軽に立ち寄れる場所」づくりをめざし、多忙な毎日を過ごされる伊達さんの、活動を始められたきっかけや食の大切さへの思いをお伺いしました。

はぐ食堂の様子の写真

はぐ食堂の様子

― はぐ食堂を始めたきっかけを教えてください。

伊達さん:私自身が母子家庭で育ちました。母は精神疾患を持ち、小学校3年生までは別々に暮らしていました。ネグレクトを受け、栄養失調で2回ほど入院したこともあります。アレルギー体質でステロイドの副作用や喘息に苦しんだこともあり、添加物の少ない食べ物や水に変えることで克服してきました。そういった自分自身の経験や、自身の子育てを通じて、夜中に徘徊している子どもや一人で晩ごはんを食べざるを得ない環境にある子どもの存在を知り、今の子どもの家庭環境が見えたことから、子どもの居場所づくりのために、はぐ食堂を始めました。

― どんな子どもたちに来てほしいですか。

伊達さん:誰が来てくれてもOKですよ。ごはんを食べなくてもいいですし、宿題をしたりゲームをしたりして過ごす子もいます。現在は小学校高学年や中学生が多く来ています。高校生もいますので、アルバイトを探すときの相談にのったりもします。 ほとんどの子どもが子ども同士の口コミで来たり、親が連れて来たりしています。以前は親からもらったお金で晩ごはんを買って食べていた子が、はぐ食堂で晩ごはんを食べるようになったケースもあります。

― どれぐらいの頻度で開催されているんでしょうか。

伊達さん:「誰でも立ち寄れる場所」として、基本的には金曜日以外の毎日11時から21時までやっています。未就学100円、小学校1年生から中学校3年生までは一食200円、ポイント制も導入していて、30分間お手伝いをした子どもは、無料でごはんを食べられます。大人は一食500円、700円をいただいています。大人料金で子ども分を補っています。

― ほぼ毎日開催するのは大変じゃないですか?

伊達さん:ただごはんを食べるだけでなく、食の大切さやお金の大切さを伝えたいと考えています。ここでいろんなことを伝えても、子どもたちは元の環境に戻れば忘れてしまうので、できるだけ子どもたちに良い影響を与えられるような毎日開いているコミュニティカフェを目指しています。

― プライベートな時間はあるんでしょうか?

伊達さん:ないです(笑い)。好きでやっているので、とても楽しんでいます。

― 食の大切さやお金の大切さをどのように伝えていますか?

伊達さん:食事の内容には体にいい物を、とできるだけ手作りで地産地消を目指しています。ドレッシングも手作りしています。アレルギーは事前に言っていただきますが、好き嫌いによるお残しは厳禁です。食事は寄付していただいた食材等を使って作っています。お金の価値、大切さを知ってもらうため、無料では食事を提供しないようにしています。お残し厳禁というルールも、寄付をいただいている方々の思いを大切にしてほしいからという理由もあります。

― 最後に一言お願いします。

伊達さん:私にとっては、はぐ食堂に来る子どもたちは「他人だけど身内」です。

私は「子ども食堂」という言葉は好きではありません。本来の「子ども食堂」が意味する「子ども一人でもいつでも気軽に立ち寄れる場所」として子どもたちのために居場所を提供していきたいと考えています。大人たちにお願いしたいのは、いろんな家庭環境の子どもがいますが、子どもたちを否定しないでほしいということです。

― 伊達さん、ありがとうございました。

伊達美寿保さんの写真

1973年生まれのAB型で、食べることとおしゃべりすることが大好き。
幼少期は母子家庭育ち、現在はデザイン制作業とNPO法人の活動をしながら、シングルマザーとして2人の子ども達とまったり生活をおくっています。

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大阪市住之江区役所 協働まちづくり課地域支援

〒559-8601 大阪市住之江区御崎3丁目1番17号(住之江区役所4階)

電話:06-6682-9734

ファックス:06-6686-2040

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