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ふだんのくらししあわせレポートその19 身近な地域での日本語支援

2019年3月1日

ページ番号:463080

地域福祉ってなんでしょう?

住之江区では、ひとりではできないことも、2人以上の人々がつながって知恵と力と思いを合わせることで「ふだんのくらしのしあわせ」をつくり出し支えあうことだと考え、ふだんのくらししあわせプラン~住之江区地域福祉計画を策定しています。

ふだんのしあわせレポートでは、住之江区の「ふだんのくらしのしあわせ」を作り支える方々をご紹介します。

外国人の日本語習得の支援をしている「すみのえふれ愛日本語サークル(以下、サークルと言う)」は、平成11年に有志で立ち上げ、支援活動を始めてちょうど20年めです。

平成28年から、住之江区子ども・子育てプラザ別ウィンドウで開くと共催で土曜の午後1時半から3時半まで、外国にルーツを持つ小学生への日本語学習支援「ハロハロ」の活動も始めました。

ボランティアの皆さんは日本の生活や文化を伝えることも大事にしていて、「ハロハロ」は日本語を学ぶ方々にとっての暖かい居場所にもなっています。

日本語学習支援「ハロハロ」の様子

学習支援の様子

年齢も母国も様々な人たちが集う「ハロハロ」

サークルは、以前に住之江区で開催された「異文化ふれあい講座」受講生の有志が立ち上げ、現在までに20年間活動を続けています。

かつて安立地域には、大阪中国帰国者定着促進センター生活指導部という研修中の帰国者の方が生活する寄宿舎があり、サークルのみなさんは、中国帰国者との交流もされてきました。現在は、定着促進センターは閉所されていますが、中国帰国者の孫世代にあたる人たちが、今もサークルで日本語の学習をされています。

ボランティアの方によると、以前は中国からの帰国者、日系外国人、中国の研修生なども来られていましたが、この10年程は、ベトナムからの技能実習生や、日本になる企業で働くために来日した方が増えているそうです。

また、サークルには国際結婚で来日された方も来られるそうです。

以前に、国際結婚で中国から来日した女性がサークルに通っており、その時に生まれた女の子が、高校2年生になった今でも、サークルが好きで通ってきて、ボランティア活動を手伝っています。サークルでは、節分、ひな祭り、七夕、お月見など日本の文化の行事も大切にしており、特にお花見やクリスマス会といった行事には、かつて一緒に学んだ人たちも集まり、同窓会のようにお互いに近況を語りあい、盛り上がります。

時代の変化があっても、日本人も外国人もつながっていることに変わりはない、とボランティアのみなさんはおっしゃいます。

言葉と共に生活や文化を伝える

来日した外国人の方は、日本の生活や文化に戸惑うことも多く、「すみのえふれ愛日本語サークル」のみなさんは、そういった面での支援もされています。中でも、国際結婚をしたお母さんの支援を大事にされています。

国際結婚をしたお母さんは配偶者やお姑さんと一緒に来られ、言葉の勉強だけでなく日本の料理や生活習慣も学びます。また日本で生活して長いけれども、もっと日本語を上手く話したい、字を覚えたいと思って来られた人、また介護ヘルパーの資格を取って働き始めた人もいます。

その他、妊娠出産の手続き等のお手伝いや、子育て中の方に幼稚園でのお弁当文化について説明したり、園や学校からの「お知らせ」を読んで説明したり、乳児健診での通訳をお願いされることもあります。ある外国人のお母さんは、学校からの「お知らせ」に、子どもに持たせるものとして「せんたくばさみ」と書いてあるものの、「せんたくばさみ」が分からず困っていたとのことです。また、疎外感を感じて子どもの参観日に行きづらいという方もおられたそうです。

「すみのえふれ愛日本語サークル」のみなさんは、このような生活上の困りごとに、外国人の方々に寄り添って、一緒に対応してきました。

外国にルーツを持つ子どもの学習

ボランティアのみなさんは、国際結婚が増えてくる中で、日本で生まれ育った子であっても、日本語以外の母語で育てられていることで、子どもたちのバックグラウンドが違ってくるとおっしゃいます。特に、保護者の都合で学齢期途中に来日した子どもたちの学習は簡単ではなく、元気に学校に通えていても学習面は遅れがちであることが見られるそうです。そのような子どもたちの学習の困難さやサークルの日本語学習支援活動について、まだまだ知られていないので、地域の人たちにもっと広めたいとおっしゃられます。また、「ハロハロ」に集まって宿題をする子どもたち同士の交流の輪がより広がればと願っておられます。そのためにもサークルのみなさんは、学校との連携をもっと深めていきたいとおっしゃいます。

あるボランティアの方は、「日本の小学生が、漢字がわからないと言うのと、日本語の基礎がない外国ルーツの子どもが言う『わからない』は質が違います。すぐには効果が表れなくてもいいと思っています。」と、地道な日本語学習支援の必要性を感じているそうです。

大人向け日本語学習支援の様子

学習支援の様子

理想は身近な地域での学習支援が増えること

サークルでは、外国人の方がたと身近に出会うことを目指して活動しており、外国人の方も支援者も、地域に住む人同士として、気軽に声を掛け合える関係を作りたいと思っているそうです。ボランティアのみなさんは、ほとんどの方が住之江区内や近隣から集まっています。

現在、8名のボランティアが在籍しており、毎週6名ほどが活動しています。活動を20年間続けていると、ボランティアも高齢化しており、若い人たちに引き継ぎが出来ればと思っているそうです。

あるボランティアの方は、「一部の地域で実施されている寺子屋活動のように、地域で日本語学習支援ができるといいと思います。」と願っておられます。

外国語ができなくても、やさしい日本語でなら話せる

取材当日は、ベトナムからの技能実習生、中国から来られた女性や小学生などが参加されていました。それぞれ日本に来られた状況も環境も異なりますが、和気あいあいとした雰囲気で学習されていました。取材した日は年末だったこともあり「よいお年を」という言葉や祝日の意味や年号が変わることについて説明されていました。

サークルのみなさんは「隣の人が日本語を教えられる世の中であればいい。みんなの生活が少しでもよくなるようにと思っています。」と多文化共生への意識の高まりと地域で身近に支援をする人材の必要性を話されていました。

あるボランティアさんが、外国人への接し方に戸惑う方へのアドバイスとして、「外国語ができなくても、やさしい日本語なら話せるのではないでしょうか。」とおっしゃった言葉のとおり、例え難しいことはできなくても、自分が出来る範囲のことから始めることはできるかもしれません。

サークルプロフィール

すみのえふれ愛日本語サークル

「異文化ふれあい講座」の受講生有志により立ち上げ、20年間活動を続けている。

外国にルーツを持つ小学生の日本語学習支援活動「ハロハロ」や大人向け日本語学習支援活動と同様、毎週土曜日午後1時30分から3時30分まで、住之江区子ども・子育てプラザ別ウィンドウで開くにて開催している。

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大阪市住之江区役所保健福祉課福祉グループ
住所: 〒559-8601 大阪市住之江区御崎3丁目1番17号(住之江区役所1階)
電話: 06-6682-9857 ファックス: 06-6686-2039