資料1 梅田地区、難波地区、京橋地区等の変更素案の考え方について 令和7年1月14日時点 1.各地区基本構想の検討 経過 第8回市推進協議会(基本構想の変更原案作成の考え方) [令和6年(2024年)3月1日実施] 第9回市推進協議会(梅田地区のワークショップ(現地確認等)の考え方について) [令和6年(2024年)6月17日実施] 【ターミナル地区】 第1回ワークショップ(机上) 梅田地区:7月3日(水) 京橋地区:7月31日(水) 難波地区:8月29日(木) 第2回ワークショップ(現地確認等) 梅田地区:7月12日(金) 京橋地区:8月8日(木) 難波地区:9月6日(金) 第10回市推進協議会[令和6年(2024年)10月23日実施] 第3回ワークショップ(机上) 梅田地区:12月11日(水) 京橋地区:12月6日(金) 難波地区:12月12日(木) 変更素案(パブコメ案)意見聴取 第11回市推進協議会[令和7年(2025年)1月21日開催(本日)] パブリックコメント実施[令和7年(2025年)2月から3月実施予定] ※必要に応じて第4回ワークショップ(机上)を実施 変更手続き 令和7年(2025年)3月予定 【ターミナル地区以外の地区】 第1回ワークショップ(机上) コスモスクエア地区:8月20日(火) 我孫子町地区:9月13日(金) 第2回ワークショップ(現地確認等) コスモスクエア地区:8月28日(水) 我孫子町地区:9月20日(金) 第3回ワークショップ(机上) コスモスクエア地区:12月13日(金) 我孫子町地区:11月29日(金) 変更素案(パブコメ案)報告 第11回市推進協議会[令和7年(2025年)1月21日開催(本日)] パブリックコメント実施[令和7年(2025年)2月から3月実施予定] ※必要に応じて第4回ワークショップ(机上)を実施 変更手続き 令和7年(2025年)3月予定 2.変更素案の主な考え方 ■2-5 地区のバリアフリー化方針(第10回協議会 資料3では、(1)バリアフリー化整備の背景及び(2)現状の主な課題を提示) (1)バリアフリー化整備の背景 梅田地区、難波地区、京橋地区については、今後の開発計画の内容を追記 【梅田地区】 「今後、うめきた2期区域の全体まちびらきや大阪新阪急ホテル・阪急ターミナルビルの建替や阪急三番街の全面改修プロジェクトである「芝田1丁目計画」などにより、まちの回遊性の向上、歩行者ネットワークの形成が期待されます」 【難波地区】 「なんば駅周辺における空間再編推進事業により、御堂筋やなんば駅前広場における歩行者を中心とした歩行者空間が整備されてきました。今後、なにわ筋線の開業などにより、まちの回遊性の向上、歩行者ネットワークの形成が期待されます」 【京橋地区】 「今後、(仮称)京阪京橋駅周辺開発や(仮称)イオン再開発計画などにより、まちの回遊性の向上、歩行者ネットワークの形成が期待されます」 (2)現状の主な課題 ターミナル地区(梅田地区、難波地区、京橋地区)において、協議会及び地区のワークショップで確認された主な課題は以下のとおり (下線部は、第10回協議会資料から追記した内容) 【3地区共通】 1)鉄道駅 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・障がい特性に配慮した券売機・精算機の構造(蹴込み、設置高さ等)の改善、音声案内装置の設置及び音量の改善 ・車両とホームの段差の解消、ホームにおける列車の案内や安全対策(ホーム柵の設置)(第10回協議会資料から追記した内容) ・駅舎内及び周辺施設のわかりやすい案内・誘導 ■社会状況の変化等に応じた取組に関する課題 ・無人改札への対応(インターホンの音声案内の整備や点字対応等、多様な障がい特性への対応)(等、多様な障がい特性への対応が第10回協議会資料から追記した内容) ・エレベーターの大型化 ・バリアフリートイレにおける大型ベッドの設置、バリアフリートイレの機能の分散化、オールジェンダートイレの設置・配置 2)乗り換え経路 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・乗り換え経路の視覚障がい者誘導用ブロックについて、敷設位置の見直しや追加、人通りの多い乗り換え経路における両側への敷設の検討、黄色以外の誘導用ブロックで床面と区別が困難な箇所における床面との色彩組合せに配慮した整備、維持管理 ・エレベーターなどの上下移動設備の設置やエレベーター位置及び周辺施設のわかりやすい案内・誘導 3)道路・交差点・駅前広場(※駅前広場については、梅田地区、難波地区のみ) ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・車道と歩道の縁石の段差の解消 ・音響信号機の音量や方式の見直し ・生活関連経路における視覚障がい者誘導用ブロックの敷設位置の見直しや追加、人通りの多い生活関連経路における両側への敷設の検討、黄色以外の誘導用ブロックで歩道と区別が困難な箇所における歩道との色彩組合せに配慮した整備、維持管理 【梅田地区】 1)鉄道駅 ■社会状況の変化等に応じた取組に関する課題 ・エレベーターの増設 ・カームダウン・クールダウンスペースの設置 2)乗り換え経路 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・利用者が多い経路における視認しやすい掲出位置等に配慮した案内・誘導、バリアフリールートの案内・誘導(第10回協議会資料から追記した内容) 3)道路・交差点・駅前広場 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・歩道の勾配の見直し ・駅前広場におけるバス停留所位置の点字等による表示方法の改善(点字等によるが第10回協議会資料から追記した内容) 4)地下街 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・施設案内及び周辺施設のわかりやすい案内・誘導 ■社会状況の変化等に応じた取組に関する課題 ・バリアフリートイレにおける大型ベッドの設置、バリアフリートイレの機能の分散化、オールジェンダートイレの設置・配置 5)地上と地下の連続性確保 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・地上と地下の上下移動の円滑化及び平面横断の円滑化 【難波地区】 2)乗り換え経路 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・利用者が多い経路における視認しやすい掲出位置等に配慮した案内・誘導、バリアフリールートの案内・誘導(第10回協議会資料から追記した内容) 3)道路・交差点・駅前広場 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・舗装面の改善 ・駅前広場におけるバス及びタクシー乗降場への音声案内装置設置、タクシー乗降場への視覚障がい者誘導用ブロックの敷設、バス停留所及びタクシー乗降場のわかりやすい案内・誘導 ・エレベーター位置や利用可能時間帯など利用のしやすさに配慮した情報提供(第10回協議会資料から追記した内容) 【京橋地区】 2)乗り換え経路 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・音響信号機の設置、京橋公園出入口の通行幅の確保 3)道路・交差点・駅前広場 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・スロープ等の整備やエレベーター位置及び周辺施設のわかりやすい案内・誘導 4)京橋駅周辺と大阪ビジネスパークの連携 ■これまでの取組内容の充実や継続した取組に関する課題 ・乗り換え経路の視覚障がい者誘導用ブロックについて、敷設位置の見直しや追加、人通りの多い乗り換え経路における両側への敷設の検討、黄色以外の誘導用ブロックで床面と区別が困難な箇所における床面との色彩組合せに配慮した整備、維持管理 ・大阪城京橋プロムナードにつながるエレベーターなどの上下移動設備の設置やエレベーター位置及び周辺施設のわかりやすい案内・誘導 ターミナル地区以外の地区(我孫子町地区、コスモスクエア地区)において、地区ワークショップで確認された主な課題は概要版に示すとおり (3)地区のバリアフリー化方針 現行基本構想の方針及び、上記課題等を踏まえて地区のバリアフリー化方針を決定 〇ターミナル地区 【梅田地区】 方針1 面的、多層的に形成された歩行空間のバリアフリー化の推進 ・面的にネットワーク化された地上経路、地下経路、デッキ等やそれらを連結するエレベーターなど既存ストックを有効活用して、季節や天候などにあわせて複数の経路が選択できるような立体的な歩行空間のネットワークを形成し、面的、多層的なバリアフリー化を図ります。 方針2 わかりやすい案内・誘導の充実 ・案内・誘導サインの整備・改善などによる「わかりやすさ」を向上させることにより、「迷うこと」や「探すこと」による移動の負担感を軽減するような対策を推進します。 【難波地区】 方針1 回遊性があり、面的に形成された歩行空間のバリアフリー化の推進 ・面的にネットワーク化された地下街や道路、それらを連結するエレベーターなど既存ストックを有効活用して、訪れる人、誰もが快適に安心して回遊できる歩行空間を形成し、面的なバリアフリー化を図ります。 方針2 わかりやすい案内・誘導の充実 ・高齢者・障がい者だけでなく国内外からはじめて訪れる人も楽しめる街とするために、見やすく、わかりやすい案内・誘導サインの整備を図ります。 【京橋地区】 方針1 広域的なターミナルにふさわしい、駅・乗り換え経路等におけるバリアフリー化の推進  ・すべての利用者に配慮した券売機などの施設の改善や地上からホームまで円滑な移動経路の確保を図っていきます。 ・初めて訪れる人でも円滑な乗り換えができるよう、鉄道事業者、道路管理者、公園管理者、交通管理者など関係者により安全で移動しやすい乗り換え経路を含む生活関連経路を確保していきます。 ・将来の京橋駅周辺の大規模開発計画に合わせ、京橋駅周辺及び駅周辺と大阪ビジネスパークをつなぐ歩行者ネットワークの充実等、面的なバリアフリー化を図ります。 方針2 安全で快適に移動できる生活関連経路のバリアフリー整備・充実 ・視覚障がい者誘導用ブロックの敷設、スロープ等の整備などを図り、歩道のバリアフリー化を図ります。 ・放置自転車対策の強化などにより、安全で快適なまちづくりを進めます。 方針3 わかりやすい案内・誘導の充実 ・各施設の位置や乗り換え経路を含む生活関連経路などの案内・誘導を充実することで誰もが多彩な街を楽しめるまちづくりを推進します。 〇ターミナル地区以外の地区(我孫子町地区、コスモスクエア地区)のバリアフリー化方針は概要版に示すとおり ■3-3 重点整備地区の区域設定 大阪市交通バリアフリー基本構想骨子【全地区共通】(以下、「基本構想骨子」という。)で示した考え方を基に、施設の分布状況などを考慮して区域を設定。 これまでの協議会資料から変更なし。 ■4-1 生活関連施設設定 基本構想骨子に記載した、高齢者、障がい者をはじめ多くの人々が利用すると考えられる区分及び種類に挙げた施設を設定。 これまでの協議会資料から、施設の閉鎖に伴い、以下の施設を削除。 【梅田地区】 新阪急ホテル 【コスモスクエア地区】さきしまコスモタワーホテル ■4-2 生活関連経路設定 梅田地区・難波地区は現行基本構想の考え方を基本とし、その他の3地区は基本構想骨子に記載した基本的な考え方を参考に、各地区の実情に応じた経路を設定。 なお、梅田地区と京橋地区については、現行基本構想に添付されている、以下の図を更新。 【梅田地区】地上と地下の連続性確保(結節拠点)、主な乗り換え経路  【京橋地区】乗り換え経路 地区ワークショップの意見に対応し、新たな生活関連経路として、以下の路線の区間を延長。 【我孫子町地区】住吉区第1385号線 ■5 整備等の方針・内容 各地区の整備等の方針については、第8回協議会において示した全地区共通の項目、内容のとおり。 各地区の整備内容の内、特定事業については、以下のとおり。 〇ターミナル地区 【梅田地区】 (鉄道施設の整備等の内容) ・エスカレーターの行き先及び昇降方向を知らせる音案内設備の設置(梅田駅(大阪メトロ):前期、東梅田駅(大阪メトロ):後期]  (道路・交差点の整備等の内容) ・歩道の有効幅員の確保(2.0メートル以上)、段差解消、勾配・舗装面・横断勾配の改善等の実施[梅田貨物駅西横線:前期、工業学校表通線:後期] ・視覚障がい者誘導用ブロックの敷設[国道176号、大阪環状線、梅田北野線、豊崎鷲洲線、済生会病院西通線、北区第9701号線、 梅田貨物駅西横線:前期、大淀区第2号線、工業学校表通線:後期] 【難波地区】 (鉄道施設の整備等の内容) ・エレベーターの到着する籠の昇降方向を知らせる音案内設備の設置[なんば駅(大阪メトロ千日前線):前期] ・エスカレーターの行き先及び昇降方向を知らせる音案内設備の設置[なんば駅(大阪メトロ御堂筋線):後期、なんば駅(大阪メトロ四つ橋線):前期] ・トイレの出入り口付近において、男女別等を知らせる音声案内装置の設置[大阪難波駅(近鉄):令和12年、難波駅(南海):前期] ・階段の路面端部が容易に識別できるような配慮[難波駅(南海):令和6年度] ・ホームドア又はホーム策の設置[なんば駅(大阪メトロ四つ橋線):令和6年度]  (道路・交差点の整備等の内容) ・視覚障がい者誘導用ブロックの敷設[南堀江大通線、南北線:後期] 【京橋地区】 (鉄道施設の整備等の内容) ・エレベーターの到着する籠の昇降方向を知らせる音案内設備の設置[大阪ビジネスパーク駅(大阪メトロ):前期] ・エスカレーターの行き先及び昇降方向を知らせる音案内設備の設置[京橋駅(大阪メトロ):前期、大阪ビジネスパーク駅(大阪メトロ):前期、京橋駅(京阪):後期]  (道路・交差点の整備等の内容) ・歩道の有効幅員の確保(2.0メートル以上)、段差解消、勾配・舗装面・横断勾配の改善等の実施[片町徳庵線:前期] ・視覚障がい者誘導用ブロックの敷設[東野田方面東西28号線、片町徳庵線:前期] 〇ターミナル地区以外の地区(我孫子町地区、コスモスクエア地区)の主な整備内容は概要版に示すとおり。 ■7 基本構想の推進及び継続的な改善 各地区の基本構想の推進及び継続的な改善については、第8回協議会において示した全地区共通の項目、内容のとおり。 〇ワークショップ等での意見を踏まえ、国等の動向も考慮しながら、協議会において継続して検討する項目は以下のとおり 1)整備の具体化に関して、基本的な考え方等の整理が必要なもの 〇乗り換えや周辺地域・施設へのわかりやすい案内・誘導 〇障がいの特性に応じた操作性を確保した券売機や精算機等の仕様の検討 〇インターホンなど遠隔対応型等の双方向のコミュニケーション設備の仕様の検討 〇大型ベットの設置位置や仕様の検討 〇バリアフリートイレの機能の分散化の検討 〇オールジェンダートイレの設置(配置)の検討 〇ウェブアクセシビリティを確保したウェブサイト等による情報提供に関する手段や内容の検討 2)関係事業者と共通認識を図ることが望ましいもの 〇駅員の理解促進と接遇向上に関する検討 〇オールジェンダートイレの設置に対する理解促進に関する検討 3)その他 〇エレベーター袖壁の仕様(有効性)の検討 〇小中学校の生活関連施設の設定についての検討 【参考】第8回協議会資料記載内容 協議会で継続検討(事例の共有、好事例・整備内容の検討。) 【整備の具体方針に関して継続検討が必要なもの】(整備等の方針に記載) ○乗り換えや周辺地域・施設への案内・誘導サインや事業者間連携の方法 ○券売機や精算機等の仕様(障がいの特性に応じた操作性を確保、遠隔対応型等の双方向のコミュニケーションが可能等) ○バリアフリートイレの機能の分散化、オールジェンダートイレの設置 ○ウェブアクセシビリティを確保したウェブサイト等による情報提供に関する手段や内容 【整備を進める上で共通認識を図ることが望ましいもの】 ○エレベーター袖壁の仕様 ○バリアフリートイレの機能の分散化と関連し、大型ベッドの設置位置や仕様 項目 駅舎 主な意見 (3 案内誘導) 〇車椅子使用者や視覚障がい者、聴覚障がい者等に配慮したわかりやすい案内表示の使用や掲出位置など梅田地区全体で一貫した連続性のある案内・誘導をしてほしい。 〇案内・誘導サービス機器の操作性や情報の内容、表現、掲出位置などの提供方法を改善してほしい。 主な意見 (4 切符の購入) 〇障がい者の特性に応じた双方向コミュニケーション方法の確保や改善が必要。 〇無人改札となっていることから障がい者や車いす利用者が使いにくくなっている。 主な意見 (6 エレベーター) 〇乗り換え経路においては、エレベーターを利用する場合、大規模な迂回が必要な場合が多く、移動等が円滑化されたバリアフリールートの複数化が必要 主な意見 (11 トイレ) 〇大型ベッドが設置されていないトイレがある 〇LGBTQ+の観点から誰もが使いやすいトイレの配置やピクトグラム等の案内が必要 項目 道路・交差点 主な意見 〇歩道の舗装の状態が悪く、段差が大きい箇所等がある。 〇通行量が多い公共的な通路(デッキ、地下通路)においては、視覚障がい者誘導用ブロックを両側に敷設してほしい。 〇音響信号を整備するだけでなく、それが適切な音響なのか、わかりやすいかという観点から再点検してほしい。 〇駅前広場において、音声案内の設備や案内表示など見やすさとわかりやすさを確保した表示方法を確保してほしい。 〇難波地区は民間ビルのエレベーターを用いて地上と地下の動線を確保しているがエレベーターまでの案内表示を設置してほしい  ※難波地区特有の意見 〇コムズガーデンのバリカーを撤去してほしい。 ※京橋地区特有の意見 項目 その他 主な意見 〇民間施設のエレベーターの位置や各階の案内がわかりにくく、案内・誘導が必要 ※その他の頂いたご意見については、次のとおり ・第10回協議会でのご意見:参考資料4 ・地区ワークショップでのご意見:資料2基本構想素案 付属資料3