資料2 大阪市交通バリアフリー基本構想変更にかかるワークショップ(現地確認)の実施について 1)ワークショップ(現地確認)の目的 現行基本構想及び新規の重点整備地区エリアを対象に、地区の特徴を踏まえた歩行者ネットワークについて、現地ルートを歩いて確認し、当事者の視点で交通バリアフリー上の課題を確認する。 2)ルート設定の考え方について ・当事者の利用が多いと想定され、原則24時間通行が可能なルートとする。 ・ワークショップ(現地確認)の効率的な実施の観点から、現地確認箇所については、大阪市交通バリアフリー基本構想推進協議会(以下、協議会)委員等により、既に現地確認がされており、協議会においてその課題、箇所が共有されている場合は、当該ワークショップ(現地確認)において指摘された箇所として取り扱う。 ・現地確認箇所においては、追加を検討している生活関連経路や今までの協議会等の議論(管理境界部の案内・誘導サイン状況、バリアフリー設備(WC,EVなど)の状況、一般経路からの迂回状況など)を踏まえた箇所を選定する。 ・ワークショップ(現地確認)ルートは、官公庁等施設等、地区の住民が日常的に利用する生活関連施設を含むルート(①)、鉄道他社線への乗り換えの利用者が多いルート(②)を確認するとともに、ターミナル地区においては、地区の特徴(③、④)を考慮したルートとする。 ①官公庁等施設など地区住民が日常的に利用する生活関連施設と駅を結ぶルート ②地区内に複数の駅が存在する場合、特に利用者が多いと想定される乗り換えルート ③地下、地上、デッキにより、多層的、面的な歩行者ネットワークを形成するルート ④鉄道施設とバス、タクシー、自家用車等の乗り換えに資する場所(駅前広場)を確認するルート 3)確認する箇所について 【駅舎、乗り換えルート】 ・障害の特性に応じた使いやすい改札機、券売機、精算機の仕様となっているか ・乗り換えルートのわかりやすさ(案内・誘導サインの見やすさ、視覚障がい者誘導用ブロックの敷設状況、EVの設置状況など) 【上下移動(地下⇔地上⇔デッキ)の連続性確保】 ・EVの使いやすさ(EVの設置位置、稼働時間、収容人数、設置台数など) ・ルート上におけるEV設置位置のわかりやすさ(案内・誘導サインの見やすさなど) 【道路、駅前広場】 ・歩道の歩きやすさ(段差、視覚障がい者誘導ブロック敷設状況など)及び道路横断時の安全性(音響信号の案内状況など) ・駅前広場において、円滑な乗降ができるようバス乗降場と通路の傾斜の確認、バス時刻表等や周辺施設への案内・誘導サインの見やすさ及び分かりやすさ 【トイレ】 ・LGBTQ+も含むすべての人が使いやすい仕様となっているか(ピクトグラム、広さ、配置(入りやすいレイアウト等)、情報表示など) 【参考】梅田地区の特徴及びルート設定について ■梅田地区の特徴 ・商業機能、業務機能が大阪駅をはさんで、北側、南側に集積 ・今後、民間施設が順次開業 北側 ・うめきた2期先行まちびらき(2024年9月開業予定) 南側 ・JPタワー大阪(2024年7月31日開業予定)    ・イノゲート大阪(2024年秋開業予定) ・大阪駅前第2ビルに官公庁等施設(大阪市立総合学習センター、梅田市税事務所、ハローワーク)が入居 ・多層的(地上、地下、デッキ)、面的(地下街)に歩行者ネットワークが形成 ・地区内に7駅(JR大阪駅、JR北新地駅、阪急大阪梅田駅、阪神大阪梅田駅、地下鉄御堂筋線梅田駅、地下鉄谷町線東梅田駅、地下鉄四つ橋線西梅田駅)が立地しており、駅間で相互に乗り継ぎが発生 ■具体的な経路設定(別紙) ルート1:駅前広場、地下通路、地上道路、地下街を結ぶルート(①④) ルート2:JR大阪駅(御堂筋口)⇒阪急大阪梅田駅を結ぶルート(②) ルート3:JR大阪駅(連絡橋口)⇒グランフロント⇒JR(うめきた地下口)及び(西口)周辺(③)