参考資料2 2024年10月 大阪・なんば・京橋地区における基本構想に求めること 新設Cチーム企画 濱崎はるか 一部の地区においてオールジェンダートイレの導入を検討していただくことができて良かったです。下記2点を求めます。 1.オールジェンダートイレの設置について方針だけでなく内容も可視化してほしい 2024年3月から継続してお願いします。地区における「整備等の内容」には、さまざまな必要項目があり、それぞれ整備状況と主な整備内容、整備時期等が明記されていますが、オールジェンダートイレの設置に関する項目はありません。「現状の主な課題」や「整備等の方針」ではLGBTQ+(大阪市交通バリアフリー基本構想本文中の表現は、「トランスジェンダー」)も利用しやすいトイレの設計を行うことや設置することが明記されているので、より詳細に可視化することを 望みます。 バリアフリー法にしたがって5年後に変更されるまでの期間、実際に事業者等の努力によりオールジェンダートイレがある駅舎等が増加した場合に、その整備の進捗状況を記録として残すことも、各地区の交通バリアフリー基本構想がもつ役割の一つだと思います。 2.梅田地区の駅舎等に関する項目、トイレの対応状況についてより具体的な状況を回答してほしい (資料2、ワークショップ(梅田地区、難波地区、京橋地区)における主な意見と対応状況より)   「他トイレとの整合性やお客様のご利用状況を鑑み、実施可否を含めて検討する。」という文言があります。大阪市交通バリアフリー基本構想の基本的な考え方の基本理念にもとづき、LGBTQ+を含むすべての人に使いやすいトイレへの改善の検討を求めます。 トイレのオールジェンダー利用や独立したオールジェンダートイレ新設が十分に進んでいないため、トイレの選択肢を制限されて自由に選ぶことができず、日々のストレスや排泄障害など健康上の問題を抱える当事者がいます。こうした利用困難がある背景を踏まえて、その実施可否の検討にあたり、「整合性」や「ご利用状況」にはどのような課題があって何を鑑みるのか、不透明な書き方をするのではなく、建設的な議論のために必要な具体的情報を示すことを求めます。