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工場や作業場等に簡易リフト、エレベーターの設置を計画されている方へ

2019年6月21日

ページ番号:71400

簡易リフトやエレベーター等に関する建築基準法の規定について

 特に工場や作業場等において、建築基準法で定める昇降機であるにもかかわらず、建築基準法の規定に基づく確認・検査を受けずに設置されたエレベーター等による死亡又は重大な人身事故が発生しております。

 工場等に設置される簡易リフトやエレベーター等に関しては、労働安全衛生法と建築基準法が適用されますが、事故を起こしたエレベーター等については、建築基準法の規定に基づく確認申請等の手続がされておらず、建築基準法に適合しない部分があったことが確認されています。 

 企業等のコンプライアンス(法令遵守)が強く求められる昨今、事業者におかれましては、工場等に簡易リフトやエレベーター等を設置される際は、労働安全衛生法に係る設置届又は設置報告書と、建築基準法に基づく手続(建築確認、完了検査、定期検査報告)を適正に行っていただきますようお願いします。

建築基準法で定める昇降機

 建築基準法における「昇降機」とは、一定の昇降路、経路その他これに類する部分を介して、動力を用いて人又は物を建築物のある階又はある部分から他の階又は他の部分へ移動・運搬するための設備をいいます。工場等に設置される簡易リフトに関しても「昇降機」に該当する場合には建築基準法における「エレベーター」又は「小荷物専用昇降機」のいずれかの規定が適用されます。

 ただし、次に掲げる施設は「昇降機」に該当しないものとして取り扱われています。

  • 工場、作業場等の生産設備又は搬送設備として専らそれらの過程の一部に組み込まれる施設で、人が搬器への物品の搬出、搬入に直接介入せずに使用され、かつ、人が乗り込んだ状態で運転されるおそれがない構造となっているもの(垂直搬送機)
  • 機械式駐車場、立体自動倉庫等の物品の保管のための施設(当該施設に搬入された物品等が自動的に搬出位置に運搬される構造となっているものに限る。)の一部を構成するもので、人が乗り込んだ状態で運転されるおそれがない構造となっているもの。
  • 舞台装置であるせり上げ装置

「エレベーター」とは

 人や物を運搬するための昇降機で、かごの水平投影面積が1平方メートルを超え、又は天井の高さが1.2メートルを超えるもの。人がかごに乗り込むので、構造や安全の基準が厳しく規定されています。主に次のような種類があり、設置する場合には建築確認申請が必要です。

  • 乗用エレベーター
     人の輸送を主目的とするもので、他の用途のエレベーターと比べて床面積に対する積載荷重や安全装置等、厳しい条件で設計することが要求されています。

  • 人荷用エレベーター
     人と荷物の輸送を目的とするもので、法規上の取扱いは乗用エレベーターと同じですが、床面積に対する積載荷重を、運搬する荷物に合せて大きく設定することが出来ます。

  • 荷物用エレベーター
     荷物の輸送を目的とするもので、扱う荷物の種類によって床面積に対する積載荷重を設定します。荷扱者またはエレベーターの運転者以外の人はかご内に乗れません。荷物以外に乗客も利用する場合は人荷用エレベーターとする必要があります。

  • その他のエレベーター
     寝台用エレベーター、自動車用エレベーター、ホームエレベーターなどがあります。

「小荷物専用昇降機」とは

 物を運搬するための昇降機で、かごの水平投影面積が1平方メートル以下で、かつ、天井の高さが1.2メートル以下のもの。かご内に人が乗ることができず、かご外で運転操作を行い、専ら小荷物を運搬するもので、テーブルタイプとフロアタイプに分類されます。

  • テーブルタイプ
     出し入れ口の下端が床面より50センチメートル以上高い位置にあるものをいい、設置する場合には、大阪市建築基準法施行細則の規定により着工前に届出が必要です。

 

  • フロアタイプ
     テーブルタイプ以外のものをいい、一般的には出し入れ口の下端が床面にあり、手押し車に乗せた荷物などを運搬する用途に用いられるもので、設置する場合にはエレベーターと同じく建築確認申請が必要です。

エレベーターの安全装置

一般的なロープ式エレベーターの例

エレベーター安全装置例

小荷物専用昇降機の安全装置

一般的なテーブルタイプの例

テーブルタイプ安全装置例

一般的なフロアータイプの例

フロアータイプ安全装置例

事故の恐れがある昇降機の例

 実際に事故を起こした、または事故の恐れがある昇降機には、昇降路やかごに囲いが無かったり、法的に必要な安全装置が設けられていないものが見受けられます。

 昇降機の事故には次のような事例があります。

事故事例1

事例1

状況

 荷物を1階から2階へ上げる為かごに積み込んだが、2階に受け取る人がいないことに気づき、自らもかごに乗り込み上昇し、昇降路内の突起部分に引っ掛かり、上昇するかごと昇降路に挟まれた。

原因

  • 被害者が2階へ行くためにかごに乗り込んだ。
  • 昇降路・かごに囲い及び扉が無く、安全装置(ドアロック、ドアスイッチ等)が取付られていなかった。

事故事例2

事例2

状況

 2階でかごに荷物を載せ、1階へ降ろすため下降ボタンを押したが、荷物が一部はみ出しており、停止ボタンを押さずに手直ししようとしたところ、かご上部フレームと2階床部分に首を挟まれた。

原因

  • かご及び昇降路の扉が閉じていなければ昇降出来ない安全装置(ドアスイッチ)が無かった。
  • 昇降路・かごに囲い及び扉が無かった。

事故事例3

事例3

状況

 1階で荷物をかごに積み込み、2階へ上がるために被災者もかごに乗り込んだ。昇降スイッチは昇降路外の壁面にあり、かごから身を乗り出して上昇ボタンを押し、天井との間に挟まれた。

原因

  • かご及び昇降路の扉が閉じていなければ昇降出来ない安全装置(ドアスイッチ)が無かった。
  • 昇降路・かごに囲い及び扉が無かった。

事故事例4

事例4

状況

 荷物をかごに積み込むため扉を開けたところ、かごが着床しておらず誤って昇降路に転落した。

原因

  • 昇降路扉のロック装置が機能していなかった。
 

リフトに関する解説資料

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住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)

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