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平成30年度モデル修景(地域魅力創出建築物修景事業)

2019年4月19日

ページ番号:434282

平成30年度モデル修景の工事が完成しました

完成した平成30年度修景補助対象(モデル修景)4件

  • 「丼池繊維会館(どぶいけ せんいかいかん)」(中央区久太郎町)
  • 「林寺2丁目長屋(はやしじにちょうめ ながや)」(生野区林寺)
  • 「播谷商店(はりたに しょうてん)」(阿倍野区阪南町)
  • 「帝塚山スタジオ(市川家住宅)(てづかやますたじお いちかわけじゅうたく)」(住吉区帝塚山西)
丼池繊維会館の写真
林寺2丁目長屋の写真
播谷商店の写真
帝塚山スタジオ(市川家住宅)の写真

修景補助対象(モデル修景)の概要

「丼池繊維会館(どぶいけ せんいかいかん)」

修景前の写真

所在地:中央区久太郎町
建築年:大正11年(1922年)
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上3階/地下1階
修景概要:外壁洗浄・補修、ライトアップ設備の設置等

修景後
ライトアップの写真

ライトアップ

全景の写真

全景

軒裏装飾の補修の写真

軒裏装飾の補修

タイルの補修等の写真

タイルの補修等

「林寺2丁目長屋(はやしじにちょうめ ながや)」

修景前の写真

所在地:生野区林寺
建築年:昭和13年(1938年)
構造:木造
規模:地上2階
修景概要:外観意匠の復元、屋根瓦の修復等

修景後
全景の写真
1階の写真

1階:木部の塗装、建具の取替え、漆喰塗替え等

中央住戸の写真

中央住戸:建築当初のタイルを覆っていた塗装を剥離し、補修

2階の写真

2階:トタン貼りの外壁を焼杉板に貼替え、建具の取替え等

「播谷商店(はりたに しょうてん)」

修景前の写真

所在地:阿倍野区阪南町
建築年:昭和4年(1929年)
構造:木造
規模:地上2階
修景概要:外観意匠の復元等

修景後
全景の写真
蔵と町家の写真

蔵:漆喰塗替え、焼杉板貼替え等
町家:漆喰塗替え、格子の原型再現等

2階外壁タイルの写真

2階:建築当初のタイルを剥離後一部再利用して修復

塀の写真

塀:上部の板塀を原型復旧、塗装部の塗替え等

「帝塚山スタジオ(市川家住宅)(てづかやますたじお いちかわけじゅうたく)」

修景前の写真

所在地:住吉区帝塚山西
建築年:昭和初年頃
構造:木造
規模:地上2階
修景概要:外壁補修、外構整備等

修景後
全景の写真
母屋の写真

母屋:外壁塗装替え、手すり原型復旧、屋根補修等

蔵付属屋の写真

蔵付属屋:塗装替え、開口部取替え、屋根塗装等

外構整備の写真

外構整備:木格子設置等

平成30年度モデル修景を決定しました

 平成30年5月14日から6月22日までの間、市内全域を対象に、本事業による修景補助を活用して地域魅力の創出につながる外観改修等(修景)を行う建築物のエントリーを募集したところ、全17件の申出をいただきました。

 申出いただいた建築物について、大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議の意見を聴取し、審査した結果、中央区の「丼池繊維会館(どぶいけ せんいかいかん)」、生野区の「林寺2丁目長屋(はやしじにちょうめ ながや)」、阿倍野区の「播谷商店(はりたに しょうてん)」、住吉区の「帝塚山スタジオ(市川家住宅)(てづかやますたじお いちかわけじゅうたく)」の4件を平成30年度の修景補助対象(モデル修景)に決定いたしました。

これら4件は、平成30年度中に建物所有者による修景工事が実施される予定です。修景工事完了後は、地域の魅力創出に向けた今後の修景モデルとなる建築物として、建物所有者等と連携・協力し、広く発信していきます。(平成30年8月31日)

総評

 2年目となる本年度は、昨年度を上回る17件の応募があった。応募数の増加は、本事業の周知が進んだことが理由にあげられるものの、大阪市における修景工事の潜在的な需要の高さを示す結果といえよう。
 応募建物は長屋、近代郊外住宅、近代建築に大きく分類されるが、本格実施に向けてのモデル事業という性格から、昨年度の実績も踏まえ、異なる建築種別を抽出したいという考えが有識者会議で共有された。また、地域魅力創出の観点から、地域性を示す建物である点にも注意を払うこととした。モデル修景の決定に向けて、書類と現地調査の2段階で評価を行い、最終的に長屋1件・林寺2丁目長屋、近代郊外住宅1件・帝塚山スタジオ(市川家住宅)、近代郊外住宅兼店舗1件・播谷商店、近代建築1件・丼池繊維会館の計4件が補助対象にふさわしいとした。
 これらの4件は、いずれも地域の歴史を物語る魅力的な建物である。修景事業によってその魅力にさらに磨きをかけるとともに、人びとに長く愛される地域に開かれた建物となることを切に願う。また、本年度は4件に限られたことから、残念ながら選にもれた建物も、修景事業として有意義な内容が多く、次年度以降の再応募を待ちたい。すでに来年度にむけて応募の準備を進めている建物も複数あり、かつ、具体的な修景の前段階となる修景相談の件数も増加していることから、本事業の今後の広がりが大いに期待される。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議座長 中嶋 節子)

修景補助対象(モデル修景)

丼池繊維会館(どぶいけ せんいかいかん)

平成30年度修景補助対象(モデル修景) 丼池繊維会館の写真

所在地:中央区久太郎町
建築年:大正11年(1922年)
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上3階/地下1階
修景概要:外壁洗浄・補修、ライトアップ設備の設置等

 当該建物は大正11年(1922年)に銀行建築として竣工した近代建築であり、下記の点で本事業の対象物件としてふさわしいものと考える。

  • 通称丼池と呼ばれる、戦後には生地問屋の集積地として栄えた強い地域性をもつエリアに建つ建物で、当該建物については平成28年(2016年)にリノベーションが実施されたが、その際、歴史性を尊重したオリジナルへの復帰を意識した工事が行われていたこと。
  • 上記のリノベーションの際には丼池エリアの魅力の再発見を促す内容を含んだパンフレットを作成するなど、建物の活用戦略と地域魅力の発信に連動性があるため、地域魅力発信の場としての事業の継続性が期待できること。
  • 丼池通りに面した角地に建つため、視認性が高く、修景後の地域魅力の発信に効果が期待できること。

 修景事業の対象物件としては、高く期待するものであり、今回の修景工事の主なる手法であるライトアップについては、夜間の地域魅力向上への一定の効果を期待するものであるが、漫然と壁面をライトアップするのではなくライトアップの対象として、例えば軒部の左官装飾の復元を具体的に検討されることが強く望まれる。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議委員 野村 正晴)

林寺2丁目長屋(はやしじにちょうめ ながや)

平成30年度修景補助対象(モデル修景) 林寺2丁目長屋の写真

所在地:生野区林寺
建築年:昭和13年(1938年)
構造:木造
規模:地上2階
修景概要:外観意匠の復元、屋根瓦の修復等

 当該建物は昭和初期の長屋の様式を備えたもので、下記の点で本事業の対象物件としてふさわしいものと考える。

  • 大阪市の昔ながらの景観を象徴する建物タイプの一つである長屋建築であり、竣工当初の意匠に近い改修方法を選ぶ予定であること。
  • 人通りの多い大通りに面しており、修景後の地域魅力の発信に効果が期待できること。
  • 施主自身が当該建物に入居経験があるなど、建物に愛着をもっている上に、修景の工事計画も工事個所・工事方法・工事予定金額などの検討が具体的で実現性の高いものであること。
  • 現在空き家であるが、修景後の活用方法を賃貸と定めており、入居率といった事業効果の定量的指標が観察できる上に、空き家利活用イベントへの参加や住み開きなど、空き家率の高い生野エリアの地域活性化に積極的に寄与する意思がうかがえること。

 本建築は現在塗装が上塗りされている1階のタイル部分が大きな魅力をもった特徴といえるので、本事業の実施にあたり、このタイル部分の魅力を最大限発揮する工事方法の検討が強く望まれる。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議委員 野村 正晴)

播谷商店(はりたに しょうてん)

平成30年度修景補助対象(モデル修景) 播谷商店の写真

所在地:阿倍野区阪南町
建築年:昭和4年(1929年)
構造:木造
規模:地上2階
修景概要:外観意匠の復元等

 本物件が位置する阿倍野区阪南町とその周辺は、戦前の大阪市第二次市域拡張時に土地区画整理事業により道路および街区が整備され、その後多くの住宅が建設された、言わば当時のニュータウンと言える特徴を有する市街地です。こうした市街地の特性を反映し、地域には長屋活用の先進事例として有名な寺西家阿倍野長屋(登録有形文化財)をはじめとする、多くの長屋が存在し、地域景観の個性となっています。

 本物件はこうした長屋建築とともに地域の歴史的景観を構成する店舗建築と土蔵であり、元質屋店舗は腰部の花崗岩貼や2階壁面のタイル貼などが、土蔵は1階部分の板張および上部の白漆喰という景観的特徴を有しています。今回の修景により、これらの景観的特徴が保持されるとともに、敷地の周囲三方を街路に面することから、多くの人に修景効果を実感してもらえることも評価のポイントとなっています。

 今後は、まちあるきイベント等にあわせた建物公開など積極的な公開を通じてより地域に開かれた建築物となること、また建物自体はもちろん地域の成り立ちとの関係から建物の魅力を伝えるなど積極的な情報発信が行われることを期待します。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議委員 松本 邦彦)

帝塚山スタジオ(市川家住宅)(てづかやますたじお いちかわけじゅうたく)

平成30年度修景補助対象(モデル修景) 帝塚山スタジオ(市川家住宅)の写真

所在地:住吉区帝塚山西
建築年:昭和初年頃
構造:木造
規模:地上2階
修景概要:外壁補修、塀の改修等

 大阪の市街地は近代以降の人口増加により、その周囲へと急速に拡大してきたという歴史があり、帝塚山スタジオが位置する帝塚山地区は、その初期に良好な住環境が形成され、現在もお住まいの皆さまによりその環境が継承されています。

 本物件はこうした地域の景観を特徴づけている邸宅と蔵、緑豊かな庭という典型的な構成を継承しており、今回の修景により、建物の有する魅力の維持および向上はもちろん、地域に点在する同タイプの建築物の修景モデルになることも期待できます。特に修景対象の一つである蔵は、フラメンコスタジオとしての利用や、地域活動の場としての開放など地域に開かれた活用が既になされ、地域のシンボルとなっており、蔵及びその前面部の小屋の修景により、より地域にとって魅力的な存在となることが期待されます。さらに住居2階部分の洋風意匠は、地域が開発された当時の栄えゆく大大阪の進取の気風を現すものでもあり、その修繕・修景により、帝塚山という地域の成り立ちを知るものともなると考えられ、こちらに関しても広く公開がなされることを期待します。

(大阪市地域魅力創出建築物修景事業推進有識者会議委員 松本 邦彦)

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大阪市 都市整備局企画部住宅政策課まちなみ環境グループ

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)

電話:06-6208-9631

ファックス:06-6202-7064

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