ページの先頭です

第35回大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅が決定し、表彰式及びシンポジウムを行います

2022年12月16日

ページ番号:584792

※令和5年2月号広報紙に掲載しました内容について、誤りがありました。

 詳細は、「【お詫びと訂正】令和5年2月号広報紙について」をご覧ください。

 大阪市は、第35回大阪市ハウジングデザイン賞の受賞住宅を決定しました。令和5年2月25日(土曜日)に「第35回大阪市ハウジングデザイン賞表彰式」及び「第9回大阪市ハウジングデザインシンポジウム」を開催します。

 令和4年5月20日(金曜日)から6月20日(月曜日)まで、市民の皆様や住宅供給に携わる方々からの推薦を募集したところ(令和4年4月22日報道発表済み)、126件の応募が寄せられ、そのうち52件について第35回大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議で意見を聴取し審査した結果、大阪市ハウジングデザイン賞に天王寺区の「寺田町プレイス1」、大阪市ハウジングデザイン賞特別賞に北区の「グランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCE」、港区の「東急マンション弁天町」を決定しました。

 大阪市ハウジングデザイン賞は、魅力ある良質な都市型集合住宅の供給や、既存ストックの有効活用、良好な維持管理を行う住宅の普及を促進するとともに、広く市民の皆様や住宅供給に携わる方々の住宅に対する関心を高めていただくことを目的として、昭和62年度から実施しています。毎回、優れた民間集合住宅を表彰し、受賞住宅には大阪市ハウジングデザイン賞の銘板を取り付けています。

 これまでの受賞作品は大阪市ホームページ「大阪市ハウジングデザイン賞について」からご覧いただけます。

第35回大阪市ハウジングデザイン賞

総評

 今回で第35回を迎える大阪市ハウジングデザイン賞の募集に対して、126件の応募があった。本年度の大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議では、新型コロナウイルス感染症に十分な注意を払いながら、これらの応募案の書類審査、現地審査を行い、多面的な視点からメンバー相互の議論を重ね、最終的に、ハウジングデザイン賞1件、ハウジングデザイン賞特別賞2件を選定した。

 今回ハウジングデザイン賞に選定した住宅は、天王寺区に立地する新築賃貸集合住宅である。街路との親和性、街並みの連続性などに配慮し、街との関係を重視した配置計画、良質な普通の暮らしを実現しようとした住宅設計などが高く評価された。

 特別賞受賞住宅の一つは、北区に立地する超高層分譲集合住宅で、敷地内の最適解を追及するのではなく、当該住宅を含むより広い地域の住環境に貢献する大規模な公開空地の計画や施設計画の内容が高く評価された。

 もう一つの特別賞受賞住宅は、港区に立地する築45年の分譲集合住宅で、維持管理が適切に行われ、住宅や住環境が良好に保たれている住宅として応募されたものである。良好なコミュニティに支えられた継続的な維持管理の実践が高く評価された。

 このほか、地域と関わるイベントも行われる良質な邸宅を改修したシェアハウス、充実した共用施設と運営プログラムを持つ大規模な単身者用住宅、良質な既存単身者用住宅をさらに改修して長期使用を図った集合住宅など、興味深い住宅の応募があったが、総合的な評価において、残念ながら受賞には至らなかった。

 次年度以降も、新築住宅、既存住宅を含めた提案的作品や、街と深く関わる作品などがより多く応募されることを期待したい。

(選考有識者会議座長・髙田 光雄)

大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅

寺田町プレイス1(賃貸)

寺田町プレイス1の外観

撮影者:笹の倉舎/笹倉洋平

所在地:天王寺区寺田町2丁目
事業者:大室正子
設計者:株式会社地域計画建築研究所
施工者:まこと建設株式会社
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上6階、20戸

【講評】

 居住者の流動性の高さ、まちの更新の速さを考えるとき、賃貸集合住宅は都市部における合理的な住まいと言ってよい。そういった意味で賃貸集合住宅の質は、都市居住の豊かさを示す指標となろう。そのなかにあって本住宅は、まちに暮らすことに正面から向き合い、暮らしと地域の持続可能性をテーマに、建設に至るプロセスを含め丁寧に造り込まれた住宅として高く評価された。収益性からはペンシル型の高層棟が有利な立地にあって、6階建に抑えることで、まちとの接触面を最大化し、1階にまちと住宅とをシームレスにつなぐ装置として店舗、ウッドデッキ、ベンチが配される。外壁や軒天、サインに地元産材や風倒木を用いるなど、循環型デザインへの意識も高い。住戸は2面採光、ゆとりある水回りや収納など、暮らしやすさへの配慮に好感が持てた。まちに暮らす、普通に暮らす生活がこの住宅では実現されている。こうした意欲的な住宅が増えることで、住むまちとしての大阪の魅力が高まることを期待したい。

(選考有識者会議メンバー・中嶋 節子)

大阪市ハウジングデザイン賞特別賞受賞住宅

グランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCE(分譲)

グランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCEの外観

所在地:北区大淀南2丁目
事業者:積水ハウス株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、東急不動産株式会社、東京建物株式会社、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社、株式会社アサヒプロパティズ
設計者・施工者:株式会社竹中工務店
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上51階、地下1階、871戸

【講評】

 うめきた2期区域に隣接するおよそ1ヘクタールの敷地に建設された地上51階、総戸数871戸の超高層分譲集合住宅である。広大な敷地と戸数のスケールメリットを存分に活かし創出された3600平方メートル超の緑豊かな公開空地は、都市の里山として住民のみならず周囲に開かれた憩いの空間を提供している。屋上緑化した低層の店舗棟には、地域に少ないスーパーマーケットと保育園の不足解消として地域の利便性にも貢献している。上層部をセットバックさせることで35階には淀川・六甲山系・大阪湾が一望できるスカイテラス、スカイラウンジを創出し、建物内に住まう人たちに自然を感じる憩いの戸外空間を提供している。南海トラフ巨大地震発生時の津波浸水地域だが、電気室を2階に設置し浸水に備え、備蓄倉庫の分散配置を実施し、公開空地は防災広場として災害時の一時避難スペースとしての活用を想定している。住民のみならず地域にも配慮された都市型コンパクトタウンのモデルとして特別賞に相応しいと評価を得た。

(選考有識者会議メンバー・山﨑 正臣)

東急マンション弁天町(分譲)

東急マンション弁天町の外観

所在地:港区弁天4丁目
管理組合:東急マンション弁天町管理組合
管理会社:株式会社長谷工コミュニティ
構造・規模:鉄骨鉄筋コンクリート造、地上11階、152戸

【講評】

 当マンションは築45年、152戸、11階建ての分譲マンションである。築45年といえば、一般的には建物・居住者・管理組合の老いが同時進行し、空き家化や修繕積立金の不足が表出し、合意形成や管理不全が懸念される頃である。ところが当マンションは形態こそ昭和の下駄ばきマンションであるが、決して老いは感じない。むしろ、汚れのない白い外壁、手入された植栽、清潔なロビーは心地よく美しい。その秘訣は何だろう?自主管理のような活発なコミュニティやカリスマ的リーダーがいる訳でもない。しかし、管理組合とともにその活動の一翼を担う修繕委員会が大きな役割を果たしていた。エントランス改修、耐震改修等の重要な案件は管理会社任せにせず、直接、専門家や業者とやり取りし、段階的にバリューアップを図っている。ゆえに、徐々に所有者の世代交代も進んでいる。高経年マンションの再生は個別性が高くロールモデルがないと言われるが、住み継ぐことを意識し、所有者の共有資産である安心安全な住環境を創出する管理は大いに参照でき、高く評価された。

(選考有識者会議メンバー・大谷 由紀子)

表彰式及びシンポジウム概要

名称

第35回大阪市ハウジングデザイン賞表彰式

第9回大阪市ハウジングデザインシンポジウム「長屋から考えるこれからの都市居住」

日時

令和5年2月25日(土曜日) 13時~16時

場所

大阪市立住まい情報センター3階ホール(大阪市北区天神橋6丁目4番20号

(注)オンライン配信あり

次第

13時~14時 表彰式

第35回大阪市ハウジングデザイン賞賞状贈呈/講評/受賞住宅紹介

14時15分~16時 第9回大阪市ハウジングデザインシンポジウム

【話題提供】
大阪長屋の経営の歴史について 深田 智恵子(大阪くらしの今昔館学芸員)
長屋ならではの問題について 神前 あゆみ(大阪市立住まい情報センター相談担当)
(注)話題提供では、基調講演やパネルディスカッションへの導入として今回のテーマである長屋に関する歴史や問題を紹介します。

【基調講演】
魚谷 繁礼 氏(建築家、魚谷繋礼建築研究所代表、京都工芸繊維大学特任教授)

【パネルディスカッション】
「長屋から考えるこれからの都市居住」
[コーディネーター]髙田 光雄 氏(京都美術工芸大学教授、京都大学名誉教授、大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議座長)
[パネリスト]吉永 規夫 氏(建築家、Office for Environment Architecture)、魚谷 繁礼 氏、深田 智恵子、神前 あゆみ

参加申込

参加費

無料

定員

会場:100名
オンライン:100名
(注)いずれも申込先着順
(注)今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、定員の変更やオンラインのみでの開催となる場合があります。

申込方法

 大阪市立住まい情報センターホームページ「おおさか・あんじゅ・ネット別ウィンドウで開く」からお申し込みください。
 また、ハガキまたはファックスでもお申込みいただけます。郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号をご記入いただき、下記申込先まで送付してください。

【申込先】
〒530-8582 (住所不要)
住まい情報センター4階住情報プラザ
「第9回大阪市ハウジングデザインシンポジウム(2月25日実施分)」係

(注)オンラインでの参加をご希望の方は「おおさか・あんじゅ・ネット別ウィンドウで開く」からのみお申し込みいただけます。

問合せ先

大阪市立住まい情報センター

  • 住所
    〒530-8582
    大阪市北区天神橋6丁目4番20号
  • 電話 06-6242-1160
  • ファックス 06-6354-8601
  • 開館時間
    月曜日・水曜日~土曜日 9時~19時
    日曜日・祝日 10時~17時
  • 休館日
    火曜日  (祝日の場合は翌日)
    祝日の翌日(日曜日、月曜日の場合を除く)
    年末年始 (12月29日~1月3日)

主催

大阪市/大阪市立住まい情報センター

協力

大阪市マンション管理支援機構

SNSリンクは別ウィンドウで開きます

  • Facebookでシェア
  • twitterでツイートする
  • LINEで送る

探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先

大阪市都市整備局企画部住宅政策課民間住宅助成グループ
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話: 06-6208-9226 ファックス: 06-6202-7064

メール送信フォーム