平成20年度：当初予算資料一覧

　20年度予算編成においては、改革をゆるめず目標達成に向けて取り組むとともに、市民が主役の市政により、大阪の元気を取り戻すことを目指しました。　
　このため、現在の厳しい財政状況を踏まえて、行財政改革を一層推進することとし、公平性・透明性の確保を図りながら、財源の確保や人件費の見直し・公共事業の削減に努めることとしました。　
　その上で、こども、地域、そして大阪が元気になる施策へと重点化をはかることとしました。

　全会計の歳出規模についても、前年度と比べ4.6％減の3兆8,560億円、3年連続のマイナス予算としており、平成4年度以来の3兆円台の規模となっています。

　最も基本的な収入である市税は、前年度と比べて0.9％増の6,868億円で、その伸び率は、昨年度予算の9.8％と比較すると鈍化しており、市税収入のピークであった平成8年度決算と比較すると、約900億円の減収となっていることから、依然として厳しい状況にあります。

　市政改革の達成状況については、5年間の一般会計の歳出削減目標2,250億円に対して、3年間で1,754億円の削減としており、78％の達成率となっています。
　この達成状況の内訳については、経常経費では、900億円の削減目標に対して429億円の削減、投資的経費では、1,100億円の削減目標に対して1,008億円の削減、特別会計繰出金では、250億円の削減目標に対して、目標を上回る317億円の削減としています。今後、歳出の内容を精査し、さらに経常経費の削減に取り組む必要があると考えています。

　また、市債発行額についても、5年間の削減目標714億円に対して、3年間で584億円の削減としており、82％の達成率となっています。

　この発行抑制により、予算ベースの市債残高は、一般会計・全会計ともに3年連続で減少することとなりました。(20年度末市債残高見込みについては、一般会計2兆8,275億円、全会計5兆2,646億円)
　しかし、依然として高水準にあることから、引き続き市債発行の抑制に努める必要があると考えています。

1.平成20年度予算編成について

2.平成20年度予算で重点的に取り組む施策

3.平成20年度予算について

4.平成20年度主要事業の概要

• 平成20年度主要事業の概要

5.平成20年度予算における補助金等の見直し状況

6.平成20年度予算で重点的に取り組む事業の主なもの

7. 市政改革基本方針に基づく平成20年度予算における取組

＜お問い合わせ先＞
　2と6については
　　【経営企画室　経営企画担当　06-6208-9724】
　7については
　　【市政改革室　改革推進部　改革推進担当　06-6208-9767】
　それ以外については
　　【財政局　財務部　財務担当・財政調査担当　06-6208-7714】

　補助金等については、包括外部監査の指摘や市会から附帯決議を受けたことなどから、外部有識者の意見も踏まえ、平成18年度に「補助金等のあり方に関するガイドライン」をとりまとめ、公表いたしました。

　補助金等の見直しについては、このガイドラインに基づいて見直しを進めることとし、評価ツールとして「見直しチェックシート」を活用し、今後3から4年で全ての補助金等のあり方の再検証を行い、予算編成に反映することとしています。

　今般、平成20年度予算編成にあたり、この見直しチェックシートを活用して見直した補助金等の状況をとりまとめたので、公表するものです。

　平成20年度予算における見直し状況

　○見直し対象　総項目数…384項目（平成19年度予算計上分）

　○うち見直しチェックシート公表数…162項目（42％）

　○うち見直し項目数（廃止、科目切替、補助率等見直し）

• 平成20年度予算での見直し…126項目（▲29億4，700万円）
• 平成21年度以降の見直し…10項目（▲5億8，400万円）

　（参考）

• 平成19年度予算での見直し…126項目（▲9億9，600万円）