ちちうしのまきあと
乳牛牧跡  
  東淀川区大桐四丁目 大桐中学校前道路
市バス「大桐一丁目」下車 北東約500m
 当地付近は、平安時代から乳牛を飼育していたところである。味原牧(あじふのまき)ともよばれ、元慶(がんきょう)8年(884)既に記録に現れている。
 典薬寮乳牛院に所属しヨーグルト・チーズに類する乳製品を貢納するとともに、毎年雌牛・子牛を乳牛院に送致しており、乳牛院では薬用に採乳し、古い牛は牧に返すなどしていた。当地では残った牛を耕作用に使役するなと、徐々に田畑を広げていった。
 このように牧として性格は薄れたが、近世になっても地名として、また明治初期には小学校名として残っていた。

 

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