平成22年度「咲くやこの花賞」贈呈式
咲くやこの花コレクションVol.8
開催レポート
2011年2月5日[土]
会場=大阪市中央公会堂 大集会室
開催概要
平成23年2月5日(土)、午後2時から大阪市中央公会堂で「平成22年度 咲くやこの花賞贈呈式&咲くやこの花コレクションVol.8」を開催しました。
今年は、贈呈式及び、新受賞者の活動紹介を中心に開催し、ゲストに歴代受賞者の漫才コンビ・トミーズが駆けつけてくれ、司会の羽川英樹さん(元読売テレビアナウンサー)とお祝いのトークを繰り広げ、観客を沸かせました。
咲くやこの花賞贈呈式
平松市長から新受賞者へ賞状及びトロフィーを贈呈。
金氏徹平 / 美術部門[現代美術]
キッチン用品や文房具、おもちゃなど、日常にある身近な素材を組み合わせた独創的な作品をたくさんの映像を使いながら解説しました。
作品の素材に化粧品を使おうと、ヘアメイクの仕事をしているふりをして売り場を歩いたけれども、変装むなしく、ちょっとヘンな目で見られてしまった・・・というエピソードも紹介し、観客の笑いを誘っていました。
豊竹咲甫太夫 / 演劇・舞踊部門[文楽]
豊竹咲甫太夫さんご本人は、東京で公演中のため、オペラ歌手でもある奥様の坪井いずみさんが代理出席しました。大阪の国立文楽劇場で初春文楽公演として、1月3日~23日まで上演された「染模様妹背松~油店の段(そめもよう いもせの かどまつ~あぶらみせのだん)」と咲甫太夫さんのコメントを映像で披露しました。
また、奥様から咲甫太夫さんの普段の様子などをうかがいました。
上原善広 / 文芸その他部門[ノンフィクション作家]
上原善広さんは、ノンフィクション作家として、さまざまなテーマで取材を行い、世界各地の人々とのふれあいを通じて、特色ある歴史や文化について独自のルポを執筆。
特に、国内では同和問題に関して前衛的な活動を続けています。今回は、自身のアイディンティティーを探る、世界各地の被差別民たちの食事をテーマにまとめた著書「被差別の食卓」に収められている、ジプシーの食事の作り方や食べ方を写真を使って紹介しました。
咲くやこの花コレクションVol.8
ゲストとして、歴代受賞者のトミーズがかけつけてくれました。
雅さんと健さんは、同じ高校の同級生で、健さんが内定していた企業があったにも関わらず、雅さんがNSC(吉本総合学院)の第1期生への応募へ強引に誘ったことで、吉本興業へ入ったことなど、これまでの二人の生い立ちから咲くやこの花賞を受賞した時期や感想、そして、昔、一緒に番組をやっていた司会の羽川英樹さんとの思い出話などを面白おかしく披露しました。
また、雅さんは、高校受験の試験会場で現在、俳優の赤井英和さんと偶然出会い、その後、お互いボクサーになり、芸能界へ進んだことから今も深い親交があるというエピソードも紹介していただきました。
【出演】
トミーズ 平成3年度 大衆芸能部門 [漫才]受賞
笑福亭たま / 大衆芸能部門[落語]
京都でのテレビ番組生出演を終え、急いでかけつけていただいた笑福亭たまさん。
改めて市長から賞状・トロフィーなどの贈呈を受けました。
贈呈の後、「今、着いたばかりで、舞台袖で他の受賞者の方々との会話に入れず、転校生状態です!」と、会場を沸かせてから、勢いのある小噺を披露しました。
植村花菜 / 音楽部門[シンガー・ソングライター]
司会の羽川英樹さんと昨年の同じ時期に、「トイレの神様」のプロモーションでラジオ番組で会ったときのエピソード、大阪への思い、人を大切にしたいという想いを歌にしていると語り、最新アルバムから「伝えたいこと」を歌った後、大ブレイク中の「トイレの神様」をフルバージョンで歌いあげ、超満員の観客の感動の涙を誘いました。
最後にもう一度、司会の羽川さんから新受賞者の皆さんに今日の感想などのお話をうかがって閉幕。