平成27年度「咲くやこの花賞」贈呈式
開催レポート
2016年2月29日[月]
会場=大阪市中央公会堂
平成27年度受賞者/
コンタクト・ゴンゾ 美術部門 [現代美術]
関西弦楽四重奏団 音楽部門 [室内楽]
藤山扇治郎 演劇・舞踊部門 [演劇]
すっちー 大衆芸能部門 [吉本新喜劇]
木下昌輝 文芸その他部門 [作家]
スペシャルゲスト/
桂吉弥 大衆芸能部門 [落語]平成17年度受賞
司会/
羽川英樹(フリーアナウンサー)
開催概要
平成28年2月29日(月)、午後7時から大阪市中央公会堂 大集会室において、平成27年度「咲くやこの花賞贈呈式」を開催しました。まずはじめに主催者を代表して吉村洋文市長の挨拶の後、今年度の受賞者の方々に賞状とトロフィーを贈呈。その後、新受賞者の活動をパフォーマンスや映像を交えたお話で紹介しました。また、スペシャル・ゲストとして平成17年度に大衆芸能部門[落語]で受賞された桂吉弥さんに、お祝いの言葉と落語を一席、口演していただきました。
咲くやこの花賞贈呈式
主催者を代表して吉村洋文市長の挨拶の後、受賞者のみなさんには賞状と記念のトロフィーが贈られました。
すっちー / 大衆芸能部門 [吉本新喜劇]
受賞者のご紹介のトップは、昨年の小籔千豊さんに続き2年連続で吉本新喜劇の座長・すっちーさん。まずは吉本新喜劇の舞台で活躍中のすっちーさんを映像でご覧いただき、漫才コンビを解消して、新喜劇に移ったあたりの話から、コンビの時からやっていた飴投げを新喜劇でも始めた経緯、すち子がうまれたエピソードなどお話いただきました。
関西弦楽四重奏団 / 音楽部門 [室内楽]
先月録音をしたCDをお聞きいただき、ヴァイオリンの林七奈さん、同じくヴァイオリンの田村安祐美さん、ヴィオラの小峰航一さん、チェロの上森翔平さんに、弦楽四重奏における、各パートの役割についてお話をうかがいました。4人はみなさん東京芸大出身者。普段はそろぞれ別々の楽団に所属しているので、4人揃って練習する時間を調整するのが大変なことや、活動をしていく上での苦労話などをしていただきました。
左から 林七奈、田村安祐美、小峰航一、上森翔平
コンタクト・ゴンゾ / 美術部門 [現代美術]
平成18年にリーダーの塚原悠也を中心にコンタクト・ゴンゾを結成。現在は海外でも活躍している彼らの活動の様子をDVDで紹介したあと、実際のパフォーマンスを舞台上で実演していただきました。おそらく初めて見られた方が多かったせいか、体と体の激しくぶつかり合う様子や音に、驚きの声や笑い声が会場から大きく起こり、最後は受賞者たちが座っているすぐそばでフィニッシュし、大きな拍手をいただきました。
コンタクト・ゴンゾ:左二人目から塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也
藤山扇治郎 / 演劇・舞踊部門 [演劇]
藤山扇治郎さんのお祖父様は日本の喜劇王と言われた、藤山寛美さん。客席にはお祝いに寛美さんの奥様、扇治郎さんのお祖母さまもいらしてくださりました。まずは、松竹新喜劇の舞台を映像でご覧いただいたあと、初舞台が歌舞伎座で、当時、中村勘九郎さんの舞台に子役で出たこと、祖父寛美さんのDVDを見て、新喜劇に入ったいきさつなどお話いただきました。
木下昌輝 / 文芸その他部門 [作家]
木下昌輝さんが小説家になろうとしたきっかけから始まり、作家になるためには引き出しが必要だといわれ、いろいろな職業を転々としたことや、最初に書いた小説「宇喜多の捨て嫁」や4月に出版予定の上方落語の祖といわれた米沢彦八を描いた「天下一の軽口男」の話など、大変興味深いお話をしていただきました。
スペシャルゲスト / 桂吉弥 / 平成17年度 大衆芸能部門 [落語]
吉弥さん自身の受賞当時のことから新受賞者へのメッセージをいただき、一席、「かぜうどん」を口演いただきました。
最後に再び新受賞者に登場頂き会場の皆さんの暖かい拍手で贈呈式を締めくくりました。
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