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平成23年度「咲くやこの花賞」贈呈式

平成29年度「咲くやこの花賞」贈呈式
開催レポート

2018年2月28日[水]
会場=大阪国際交流センター

平成29年度受賞者/
佐伯慎亮 美術部門 [写真]
冨田一樹 音楽部門 [パイプオルガン]
晴の会 演劇・舞踊部門 [歌舞伎]
桂雀太 大衆芸能部門 [落語]
向井康介 文芸その他部門 [脚本]

スペシャルゲスト/
石橋栄実 平成21年度 音楽部門 [ソプラノ]受賞
關口康祐(ピアノ)

司会/
羽川英樹(フリーアナウンサー)

開催概要

平成30年2月28日(水)午後7時から大阪国際交流センター 大ホールにおいて、「平成29年度咲くやこの花賞 贈呈式」を開催しました。まずはじめに主催者を代表して鍵田剛副市長が吉村洋文市長の挨拶を代読し、今年度の受賞者の方々に賞状とトロフィーを贈呈。その後、新受賞者の活動を映像や口演を交えたお話で紹介しました。また、スペシャルゲストとして、平成21年度に音楽部門[ソプラノ]で受賞された石橋栄実さんにお祝いにふさわしい歌を披露していただきました。

咲くやこの花賞贈呈式

主催者を代表して鍵田剛副市長の挨拶の後、受賞者のみなさんには賞状と記念のトロフィーが贈られました。

佐伯慎亮 美術部門 [写真]

これまでの開催した写真展や写真集の映像を見ながら、ご自身で作品の解説をしていただきました。まず初個展をした時の約3,000枚の写真を部屋全体に切り貼りした様子を紹介。いつもカメラを持ち歩いて日々のスナップを瞬間的に撮るのが僕のスタイルと語る佐伯さん。さりげない日常の中にある生と死に混ざってユーモラスな風景が映し出されると、場内は爆笑となりました。

冨田一樹 音楽部門 [パイプオルガン]

パイプオルガンは、名前は知っていても見る機会が少ない楽器のため、歴史や構造、そしてどのように演奏するか映像を交えながら紹介。4段の手鍵盤と足鍵盤(ペダル)を使って演奏する方法や、留学していたドイツの様々な教会のパイプオルガン、またどんなふうにパイプオルガンが音を出すのか、20種類以上のパイプで出来上がっている楽器を図解でわかりやすく解説していただきました。

晴の会 演劇・舞踊部門[歌舞伎]

「晴の会」の方々は、歌舞伎公演の出演や稽古の為出席できなかった為、代理としてあべの歌舞伎上演実行会委員長の吉元常洋さんが出席。まずはビデオメッセージで、「晴の会」の片岡松十郎さん、片岡千壽さん、片岡千次郎さん、片岡りき彌さん、片岡佑次郎さんたちによる受賞の挨拶。つづいて昨年8月、三方囲みの客席が特徴でもある近鉄アート館で上演された、第三回あべの歌舞伎「晴の会」『東海道四谷怪談』の舞台を解説を交えながら紹介しました。

向井康介 文芸その他部門 [脚本]

咲くやこの花賞を「脚本」で受賞するのは、第1回(昭和58年度)受賞者の西岡拓也さん以来という向井さん。最近、脚本を担当した作品の予告編を映像で紹介。「聖の青春」「愚行録」「深夜食堂」など作品との出会いや、NHK土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」など、いま乗りに乗っている仕事の現場の話をしていただきました。

桂雀太 大衆芸能部門 [落語]

新受賞者の最後は、落語家の桂雀太さん。「咲くやこの花賞」受賞内定を受けた時のエピソードや、実は、向井康介さんが脚本を担当した「深夜食後」ができたきっかけに師匠の桂雀三郎さんが関わっていた話、コムデギャルソンのお店の朝礼で落語をした話など、長い“まくら”の後、落語「地獄八景亡者戯」の触りの後、“この続きは落語会で”と、粋なオチをつけて、爆笑のうちに終わりました。

スペシャルゲスト/石橋栄実 平成21年度 音楽部門 [ソプラノ]

8年前に受賞した時、新受賞者の皆さんと同じように緊張していたことを思い出したという石橋さん。オペラの出演が多い石橋さんは、本番が近づくとマスクを二枚重ねして寝て喉を守る工夫をしているなど、歌い手の苦労などのお話をいただいた後、アルディーティの「くちづけ」、プッチーニの「ラ・ボエーム」、なかにしあかねの「秋のあじさい」「今日もひとつ」、松田聖子さんの名曲「瑠璃色の地球」、そして最後に、ヨハン・シュトラウス二世の「春の声」を、受賞者の皆様へのお祝いの気持ちをこめて歌っていただきました。

最後に再び新受賞者に登場頂き、会場の皆さんの暖かい拍手で贈呈式を締めくくりました。

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