咲くやこの花

大阪の芸術文化が花開く

  • HOME
  • ABOUT
  • PRIZE WINNER
  • EVENT
  • INTERVIEW
  • LINK
  • INQUIRY

関連イベント

平成23年度「咲くやこの花賞」贈呈式

平成30年度「咲くやこの花賞」贈呈式
開催レポート

2019年2月25日[月]
会場=大阪市中央公会堂

平成30年度受賞者/
ミロコマチコ 美術部門 [画家・絵本作家]
浅井咲乃 音楽部門 [ヴァイオリン]
鶴澤寛太郎 演劇・舞踊部門 [文楽・三味線]
笑福亭喬介 大衆芸能部門 [落語]
横山拓也 文芸その他部門 [劇作・演出]

スペシャルゲスト/
福井麻衣 平成26年度 音楽部門 [ハープ]受賞

司会/
羽川英樹(フリーアナウンサー)

開催概要

平成31年2月25日(月)午後6時30分から大阪市中央公会堂 大集会室において、「平成30年度咲くやこの花賞 贈呈式」を開催しました。まずはじめに主催者を代表して吉村洋文市長が挨拶し、今年度の受賞者の方々に賞状とトロフィーを贈呈。その後、新受賞者の活動を映像や実演を交えたお話で紹介しました。また、スペシャルゲストとして、平成26年度に音楽部門[ハープ]で受賞された福井麻衣さんに、グランドハープとエレクトリックハープで演奏していただきました。

咲くやこの花賞贈呈式

吉村洋文市長挨拶、賞状と記念トロフィーの贈呈

ミロコマチコ/美術部門 [画家・絵本作家]

2012年、絵本作家としてのデビュー作が、いきなり日本絵本賞大賞を受賞して注目を集めることになったミロコマチコさんに、映像を見ながら、これまでに出版した絵本や本の装丁などの解説をしていただきました。絵本作家としてどんな風に作品を創ってきたか、時間とともに作品の対象となるモチーフや色使いの変化を順番に見ていきながら、ミロコマチコさんの独特の世界を紹介していただきました。

横山拓也/文芸その他部門 [劇作・演出]

大阪芸術大学在学中に劇団「売込隊ビーム」を結成以降、作・演出として演劇活動を始めた横山拓也さん。 2012年から軽妙な関西弁の会話劇で定評がある演劇ユニット「iaku」の主宰をつとめている。この「iaku」というのは、戦国時代に陣営を囲んだ幕のことを「いあく」といい、そこから転じて作戦を立てる場所という意味。このユニットで上演した作品「人の気も知らないで」と「粛々と運針」の映像を見ながら横山拓也さんの劇世界を紹介していただきました。

浅井咲乃/音楽部門 [ヴァイオリン]

今年創設57年目をむかえる大阪で長い歴史を持つテレマン室内オーケストラでソロコンサートマスターをつとめる浅井咲乃さん。テレマン室内オーケストラについての説明や、ヴァイオリンを始めたきっかけ、演奏者として普段から気を付けていることなどお話いただいた後、テレマン室内オーケストラで主席ヴィオラ奏者の姜 隆光(カン ユングヮン)さんと2曲演奏。1曲目は、まるでひばりのさえずりのような超絶技巧で演奏するグリゴラシュ・ディニクの「ひばり」、2曲目はサラサーテの「チゴイネルワイゼン」を情熱的に演奏していただきました。

鶴澤寛太郎/演劇・舞踊部門 [文楽・三味線]

祖父が文楽三味線の人間国宝 7代目鶴澤寛治さんで、小学校6年生から祖父に弟子入りした鶴澤寛太郎さん。太棹三味線の魅力について、三味線が物語を語るように演奏するというところ、また三味線だけでいろいろなものを表現できるとうところが強みだとお話いただきました。お話の後は、竹本小住太夫さんと素浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」から三段目「裏門の段」を迫力のある語りと重厚な三味線の演奏で披露していただきました。

笑福亭喬介/大衆芸能部門 [落語]

新受賞者の最後は、落語家の笑福亭喬介さん。同じ近畿大学の落研出身で先輩の講談師・旭堂南龍さんの紹介で、笑福亭三喬師匠(現・松喬)に弟子入り。趣味は登山で、中学生の時に植村直己にあこがれて登山家になりたかったが親に登山では食べていけないと言われて断念したことなど、落語家らしく司会の羽川さんと軽妙なやりとりで笑いを誘い、落語「牛ほめ」の口演で締めくくりました。

スペシャルゲスト/福井麻衣 平成26年度 音楽部門 [ハープ]

7歳の時に移り住んだスウェーデンで、友人宅のハープに一目ぼれしたのがハープを始めるきっかけだったという福井麻衣さん。留学先のパリでハープを勉強した後もパリを拠点にヨーロッパ各地と日本で活動。2年程前からは演奏の拠点を日本に。グランドハープは弦が47本あることなど簡単にハープの説明をした後、3曲演奏していただきました。最初にグランドハープで、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」とゴドフロア「ヴェニスの謝肉祭 」。次に衣裳チェンジして、エレクトリックハープによる、今話題の映画「ボヘミアン・ラプソディー」から、フレディ・マーキュリー「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」 で客席を沸かせました。

最後に再び新受賞者に登場頂き、会場の皆さんの暖かい拍手で贈呈式を締めくくりました。

開催レポート一覧に戻る

Copyright (C) SAKUYAKONOHANA. All Rights Reserved.