咲くやこの花

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平成23年度「咲くやこの花賞」贈呈式

令和3年度「咲くやこの花賞」贈呈式
開催レポート

2022年2月18日[木]18:00~20:00
会場=大阪市中央公会堂

令和3年度受賞者/
谷原菜摘子 美術部門 [現代美術]
なにわ男子 音楽部門 [アイドルグループ]
伊原六花 演劇・舞踊部門 [俳優]
真山隼人 大衆芸能部門 [浪曲]
呉 勝浩 文芸その他部門 [小説]

スペシャルゲスト/
ミルクボーイ 駒場孝・内海崇
(令和2年度 大衆芸能部門[漫才]受賞)

司会/
藤川貴央(ラジオ大阪アナウンサー)

開催概要

令和4年3月28日(月)午後6時から大阪市中央公会堂大集会室において、「令和3年度咲くやこの花賞贈呈式」を開催しました。まずはじめに主催者を代表して松井一郎市長が挨拶し、今年度の受賞者の方々に賞状とトロフィーを贈呈。その後、新受賞者の活動を映像や実演を交えたお話で紹介しました。また、スペシャルゲストとして、令和2年度 大衆芸能部門[漫才]で受賞されたミルクボーイのお二人に漫才をしていただきました。

咲くやこの花賞贈呈式

司会 藤川貴央さんによる贈呈式開催の挨拶、松井一郎市長挨拶、賞状と記念トロフィーの贈呈

谷原菜摘子/美術部門 [現代美術]

子どものころから絵が好きで将来は絶対画家になろうと思っていた谷原菜摘子さん。自分が見聞きした民話や神話、小説や漫画などの要素を抽出して、そこに自分が登場する風景や世界情勢、世の中の暗い事象等々を作品に描き込んでいるという。圧倒的な迫力でせまってくる作品には暗いところもあるが、どこか救いのあるものになっていると、自らを分析。またキャンバスではなく黒のベルベットに油絵具、ラインストーンやスパンコールなどの画材で描くのが特徴。谷原さんにとって絵を描くことは「救い」「祈り」「喜び」であり、息をすることと等しい行為だという。最後にこのコロナが落ち着いたら世界向けて自分の作品を発信していきたいと意欲的なお話もいただきました。

呉 勝浩 / 文芸その他部門 [小説]

小さいころから自分で物語を作るのが好きで小学校の頃には自分で漫画を描いていた呉勝浩さん。中学生の時に見たブラット・ピット主演映画『セブン』に衝撃を受け映画の世界を目指すことに。大阪芸術大学映像学科に入学し、初めは映画監督になりたいと思っていたが、大学卒業後は就職をせずバイトをしながら小説を書くようになったという。自分が書くものは、もしかしたら自分もなっていたかもしれない危うい心理とか感情の作品。これまであった「良識、倫理」をどうやったら現代において守ることができるかが呉さんの大きなテーマだという。これからも「倫理」を守ることに価値を見出して作品を書いていきたいとお話いただきました。

なにわ男子 / 音楽部門 [アイドルグループ]

贈呈式当日、なにわ男子は欠席されましたが、メンバーのみなさんからビデオメッセージをいただきました。メンバーの西畑大吾さん、大西流星さん、道枝駿佑さん、高橋恭平さん、長尾謙杜さん、藤原丈一郎さ ん、そしてリーダーの大橋和也さん、7人全員からそれぞれ受賞した感想、大阪の好きなものをコメントいただきました。最後に全員で、いつも熱い応援をしてもらっている大阪の人たちへ「この賞に恥じないように活動をしていくので応援をよろしくお願いします」とメッセージをいただきました。 ビデオメッセージのあとはデビュー曲「初心LOVE」のミュージックビデオを披露していただきました。

伊原六花 / 演劇・舞踊部門 [俳優]

バブリーダンスで話題となった登美丘高校ダンス部出身の伊原六花さんに、高校時代から現在までをまとめた映像を見ながら活動紹介していただきました。スカウトされ、上京後は「チア☆ダン」でドラマデビュー。NHKの朝ドラ「なつぞら」、BSテレ東ドラマ「どんぶり委員長」と続き、ミュージカル俳優として「ロミオ&ジュリエット」に初めて出演が決まった後、コロナで全公演が中止に。最近3冊目の写真集「R22」を出版。デビューしてからの4年間、初めはがむしゃらだったが舞台が中止になり自分と向き合う時間が増えて女優としての向き合い方、考え方が変化したと振り返り、最後に、大阪の方々の応援が一番のエネルギーになっているのでこれからも応援をお願いします、とお話いただきました。

真山隼人 大衆芸能部門 [浪曲]

大阪の若手芸人にとって咲くやこの花賞はずっと欲しいと思っていた憧れの賞だったいう真山隼人さん。受賞の知らせを聞いたのは病気で倒れ集中治療室にいる時だったが、咲くやこの花賞受賞を励みにリハビリも頑張れたし、今こうして舞台に立てている、と感謝の気持ちを熱く語っていただきました。15歳という若さでこの世界に興味を持ったきっかけは小学4、5年生の時にラジオで浪曲を聞いていいなと思ったから。ちょうど名古屋で東西のお師匠さん方が集まる会があったので、親に内緒で学校を休み聞きに行ったくらいはまってしまったという。最後に創作浪曲「闘病記 咲くやこの花」と浪曲「西村権四郎」をご披露いただきました。曲師は沢村さくらさん。

スペシャルゲスト/ミルクボーイ 駒場孝・内海崇
令和2年度 大衆芸能部門 [漫才]

スペシャルゲストは昨年受賞されたミルクボーイのお二人。まずは漫才をしていただき客席を大いに沸かせた後、駒場孝さんと内海崇さんにお話をうかがいました。トークでは、先日、男の子が生まれた駒場さんの話題や昨年、咲くやこの花賞という歴史のある賞をもらったことで、ちょっと頑張らなあかんなという気持ちになったという心境など。また二人がコンビを組むことになったきっかけは、大阪芸大の落語研究会に先に入った駒場さんが、部員に声をかけたが全員に断られ、結局、後から入ってきた内海さんとコンビを組むことになったと告白。どんなに売れても大阪が一番面白いので大阪に住み、活動していくという、お二人のこれからの目標はなんばグランド花月のトリをとることだとお話していただきました。

最後は再び新受賞者に登場頂き、会場の皆さんの暖かい拍手で贈呈式を締めくくりました。 来場されたお客様からは、「若い芸術家の成長を楽しみに、大阪文化が深まり広がる夢をいだき、共に生きるような気持にさせていただける取り組みです」「受賞者の方々のお話をじっくり聞けたことがよかった」「受賞された方の作品や実演を見せてもらって、すごく近くなりました」「さまざまな分野で活躍する若手の方々を知る絶好の機会でお目にかかるととても親しみがわいてきます。若手文化人の登竜門として是非継続してください」などの感想をいただきました。

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