咲くやこの花賞受賞記念展示
國久真有 PLATEAU–
–儚さと無我を愛する 、ぐるぐる –
2024年2月21日[水]~25日[日]
会場 =
CCOクリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)
公開設営 / 2月19日[月]・20日[火]
身体をコンパスのように弧を描く
「具体美術」の継承者
大型作品の展示、トークやギャラリーツアー
演奏×映像 のインスタレーションライブ
wit-wit Red (2018)
M.Sato@october studios
WIT-WIT HOLE SILVER SPRING(2019)
M.Sato@october studios
WIT-WIT HOLE BLUE SKY(2019)
M.Sato@october studios
國久真有(くにひさ・まゆ)
令和4年度咲くやこの花賞 美術部門[現代美術]
大阪府生まれ。2003年、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校ファウンデーション・ディプロマ・イン・アート・アンド・デザインコース修了、2015年、神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術工学専攻博士後期課程満期修了。2019年、第22回岡本太郎現代芸術賞特別賞、2020年、ubisum by ubies Asian Review Tourament Benny Au賞、2020年、Young Creators Award2020グランプリ。
今回の個展のタイトルは、プラトー【plateau】としました。 「プラトー」はフランス語由来の言葉で英語ではplateau、日本語では高原・台地などと訳されます。 最近の私の活動の傾向から、この言葉があっているのではないかと、タイトルにしました。 もう一つ、気持ちの上での心残りがありました。 2014年、東京・青山のスパイラルで開催された、主にゼミ生が中心となったグループ展で、尊敬する恩師がつけてくださったタイトルが「PLATEAU」でした。ほとんどのディレクションを先生が行い、展覧会のイメージも明確にあったと思いますが、「あの時の先生が見ていた先のものを知りたい」という思いを、今でも時々、巡らせています。あれから10年が経ち、この言葉の持つ意味や、内包するイメージのようなもの、私の最近の活動や行動と今のシチュエーションから、今回の展覧会にこの名前をつけることが良いのではないかと考えました。
これまでスペースの関係で展示する機会が少なかった大型作品の展示や、ギャラリートーク、ギャラリーツアー、ギャラリーライブのほか、はじめての試みとして展示する様子をご覧いただく「公開設営」も企画しましたので、どうぞ「國久真有の現在」をトータルにお楽しみください。
國久真有
入場料/無料
日時/会場
2024年2月21日[水]~25日[日]12:00–18:00
会場 = CCOクリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)
〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55
TEL06-4702-7085
◎Osaka Metro 四つ橋線「北加賀屋」駅下車4 号出口より徒歩約12 分
■公開設営
2月19日(月)・20日(火)14:00~17:00
國久真有自身が、作品を設営する様子を2日間公開します。各日3時間。これも作品展の一環ですので、ご興味のある方はお越しください。
EVENT
[参加費]無料
[参加人数]各30名程度・当日先着順 (集合場所:2階受付付近)
[受付時間]各イベント開始の15分前
■ギャラリートーク
会場:CCO2階
2月24日(土)13:00~14:00
國久真有の作品世界を語る
國久真有×山本淳夫(横尾忠則現代美術館 館長補佐兼学芸課長)
山本 淳夫(やまもと・あつお)
京都市生まれ(1966)。京都大学文学部哲学科美学美術史卒業(1990)。芦屋市立美術博物館(1990~2005)、滋賀県立近代美術館(2005~2011)を経て、2012年より横尾忠則現代美術館の学芸課長、2019年より館長補佐兼学芸課長を務める。
2月24日(土)15:00~16:00
創作のテーマを紐解く
國久真有×澤田知子(現代美術作家)
澤田知子(さわだ・ともこ)
成安造形大学写真クラス研究生修了、現在は同大学客員教授、関西学院大学の非常勤講師。学生の頃よりセルフポートレイトの手法を使い内面と外見の関係をテーマに作品を展開。キヤノン写真新世紀特別賞、木村伊兵衛写真賞、NY国際写真センター ICP Infinity Award for Young Photographerなど受賞多数。国内外で作品を発表し審査員としても写真に関わる。出版物は写真集と絵本。
■クロージングトーク&ギャラリーツアー
会場:CCO2階、全館
2月25日(日)15:00-16:30
トークの後、二人で展示作品の紹介をしながら全館を廻ります。
國久真有×中島麦(美術家)
中島 麦(なかじま・むぎ)
大阪府在住、京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。 抽象絵画を制作する事を中心に、そこから拡張する出来事を取り込みながら活動中。その活動を通して、私自身が何ものからも自由で、何ものをもつなぐメディウムでありたいと考えている。個展、企画展等の他、ワークショップやコラボレーションなど多数。
■ギャラリーライブ
会場:CCO4階
2月23日(金・祝)~25日(日)各17:00~18:00
新潟・関西のミュージシャンによる
映像×演奏のインスタレーションライブ
[出演]ハードコア夕陽会(國久真有もVJで参加)
主催 / 大阪市
特別協賛 / 千島土地株式会社
協力 / 艸 居
企画運営・お問合せ
一般社団法人アーツインテグレート
TEL / 06-6372-6707(平日10:00~17:30)
大阪市「咲くやこの花賞」「咲くやこの花コレクション」とは
昭和58年度から将来の大阪文化を担うべき若手芸術家に大阪市が贈呈している「咲くやこの花賞」。大阪の貴重な人的財産である「咲くやこの花賞」受賞者の魅力に触れていただくため、年に数回、発表の場として「咲くやこの花コレクション」を開催しています。
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