咲くやこの花芸術祭2012 開催レポート
2012年10月19日[金]−21日[日]
会場=大阪市中央公会堂 / 大阪市役所 ほか
開催概要
大阪市の顕彰事業である「咲くやこの花賞」は、将来の大阪文化を担うべき概ね40歳以下の若手芸術家に対して、昭和58年から贈呈しています。この賞も、今年で30年目を迎え、これまでに「音楽」「演劇・舞踊」「大衆芸能」「文芸その他」の5部門の受賞者は145組を数え、多くの方が日本はもとより海外で活躍されています。
「咲くやこの花芸術祭」は、大阪市の財産である咲くやこの花賞受賞者の方々にご協力いただき、市民の皆様に、質の高い芸術文化を気軽に鑑賞する機会や体験する機会を設けることを主な目的として開催しました。 クラシック音楽や邦楽、舞踊、バレエ、落語と浪曲の寄席、作家の対談など盛りだくさんのプログラムを、大阪が誇る近代建築である中央公会堂を全館使用して展開するとともに、出演者と身近に触れ合えるワークショップなどの体験型企画や「咲くやこの花賞」ならではのコラボレーション企画なども用意し、多彩なプログラムを来場者が自由に組み合わせ、大阪を代表する歴史的建築物である大阪市中央公会堂等を周遊しながら、じっくりと芸術文化に触れることができる3日間となりました。
10月19日(金)
10月19日 ダイジェスト動画
開会ミニコンサート/ファンファーレ/ウエルカムコンサート
【内容】
午後5時、中央公会堂正面正面玄関前で、扇町高等学校吹奏楽部OHGIESによる演奏とファンファーレで開場となりました。
芸術祭の幕開けにふさわしく、元気いっぱいの演奏を届けてくれました。
開場とともに、大ホールロビー、中ホールではサクスフォンカルテットの皆さんの演奏によるウエルカムコンサートがおこなわれ、入場するお客様をお迎えしました。
【出演】
大阪市立扇町総合高等学校 吹奏楽部OHGIES ほか
受賞者たちの一夜限りのスペシャルアンサンブル
オープニング・ポップクラシックコンサート
~咲くやとクラシックのポップな出会い~
【内容】
大阪チェンバーオーケストラによる「悲しい色やね」の演奏で開幕。
まずは、司会の桂かい枝さんが登場し、今年の「咲くやこの花芸術祭2012」が始まりました。
演奏のトップは、片岡リサさん。お箏の演奏と歌で「荒城の月」「秋の流れ」、大阪チェンバーオーケストラとのコラボで「千の風になって」を披露していただきました。お筝を演奏しながら美しいソプラノで歌う独特のスタイルで客席を魅了しました。
次に、サキタハヂメさん。曲目は「ノクターン」「妖怪人間ベム」メドレー、「見上げてごらん夜の星を」「熊ん蜂の飛行」と大阪チェンバーオーケストラとのコラボで「光のさす方へ」。 演奏の合間のトークとのこぎり音楽の伸びやかな響きとともに客席を暖かく包み込みました。
次に、植村花菜さん。曲目は「世界一ごはん」と大阪チェンバーオーケストラとのコラボで、あの名曲「トイレの神様」。オーケストラの共演でスケールの大きな音楽世界をたっぷりとお聞きいただきました。
最後は、桂かい枝さんのナビゲートと大阪チェンバーオーケストラによります、音楽物語「ピーターと狼」を披露。
上方落語のまったりとした語り口で進行していく、この音楽物語はなかなかの見ごたえのあるものになりました。
10月20日(土)
10月20日 ダイジェスト動画
中村壱太郎 舞踊と邦楽の世界
~上方歌舞伎界の期待の新星 咲くやこの花賞受賞記念舞踊~
【内容】
平成23年度 演劇・舞踊部門[歌舞伎]で受賞した中村壱太郎さんの咲くやこの花賞受賞記念公演。
司会は古典芸能に詳しい、平成23年度 大衆芸能部門[落語]受賞した桂 吉坊さん。
まずはじめに昭和62年度に音楽部門[長唄]で受賞した杵屋 東成さんと、同じく音楽部門[三味線]で受賞した杵屋 勝禄さんのご紹介と、長唄「越後獅子」の簡単な解説をして、演奏していただきました。三味線と長唄が中央公会堂の荘厳な大ホールに華やかに響きわり観客を魅了しました。
舞台転換の時間を使って桂吉坊さんが杵屋東成さんと杵屋勝禄さんとトーク。実は、桂吉坊さんは、杵屋東成さんのお弟子さん。双子のご兄弟である杵屋さんたちの演奏では見せない素敵な笑顔と楽しいお話が聞けました。
次はいよいよ中村壱太郎さんの舞踊「島の千歳」。振付は藤間勘十郎さん。本番直前、に心斎橋で合わせ稽古をした際、お忙し藤間勘十郎さんが駆けつけてこられて厳しい目で振り付けをチェックされていたのが印象的でした。演奏に小鼓の中村寿慶さんを加え、中村壱太郎さんの美しい素踊を力強く引き立てました。
最後は、桂吉坊さんと中村壱太郎さんのトークで終了しました。
【出演】
舞踊:中村 壱太郎 演劇・舞踊部門[歌舞伎] 平成23年度受賞
長唄:杵屋 東成 音楽部門[長唄] 昭和62年度受賞
長唄:杵屋 禄丈
三味線:杵屋 勝禄 音楽部門[三味線] 昭和62年度受賞
三味線:杵屋 禄山
小鼓:中村 寿慶
【司会】
桂 吉坊 大衆芸能部門[落語]平成23年度受賞
【演目】
舞踊「島の千歳」(振付:藤間勘十郎)
長唄(素演奏)「越後獅子」
中央公会堂の歴史を語り継ぐ
旭堂南海 講談 「岩本栄之助物語」 ~中央公会堂を作った男~
【内容】
咲くやこの花芸術祭のために、旭堂南海さんに新作を作っていただいた演目です。今年も、美のツボ「公会堂五十三次」の参加者と一緒に館内を回った後、私財を投げ打って中央公会堂をつくった、伝説の相場師、岩本栄之助さんの一代記を語っていただきました。講談に興味のない方にも、とても興味深い内容で楽しめたと好評でした。
【出演】
旭堂 南海 大衆芸能部門[講談] 平成9年度受賞
映画監督スペシャルトーク
金秀吉×井筒和幸 ~映画で大阪を撮る面白さ~
【内容】
大阪の街を舞台にした映画『黄金を抱いて翔べ』(11月3日公開)を控えた
井筒和幸監督と、大阪をテーマにして作品を作ってきた金秀吉監督の熱いトークが、たぷりと繰り広げられました。
【出演】
金 秀吉 文芸その他部門[映画監督・脚本] 平成2年度受賞
井筒 和幸
田中旭泉 琵琶コンサート
~常ならむ世に 命かがやかせ~
【内容】
年配の方々や若い人、外国の方など、幅広いお客様が聞きに来られ、ホールに響き渡る琵琶の華やかな音と心ゆさぶる歌を楽しんでいただきました。
【出演】
田中 旭泉 音楽部門[琵琶] 平成8年度受賞
【演目】
「那須與市」平家物語より
「壇の浦悲曲」平家物語より (始めに祇園精舎の一節を語り)
咲くやこの花対談
江戸雪×楠見朋彦 ~短歌を作るということ~
【内容】
平成13年度 文芸・その他部門[短歌]で受賞した江戸 雪さんと平成12年度 文芸・その他部門[作家]で受賞した楠見 朋彦に、先ごろ出された江戸雪さんの本のタイトルと同じ「短歌をつくるということ」でお話いただいた。
自然の歌、恋の歌。「今」の「わたし」の感覚を、古くから続く三十一音の形式で詠む、短歌という不思議な詩。感じたことを素直に述べた実感・体感的な親しみやすい作品から、言葉の組み合わせと表現の工夫に心を砕くやや難解な作品まで、現代短歌の多彩な実作例を紹介しながらのわかりやすい対談となりました。
【出演】
楠見 朋彦 文芸・その他部門[作家] 平成12年度受賞
江戸 雪 文芸・その他部門[短歌] 平成13年度受賞
片岡リサ 箏&歌コンサート
~箏と歌で奏でる 世界の風景~
【内容】
片岡リサさんのお箏の演奏と素敵な歌声に感動された方が多く、改めて古典芸能のすばらしさと和と洋の融合もできる箏演奏に驚かされました。
【出演】
片岡 リサ 音楽部門[箏] 平成23年度受賞
【曲目】
日本古謡 「さくらさくら」
バッハ (宮崎滋 編曲)「ポロネーズ」
継橋検校 「難波獅子」
宮城道雄 「秋の流れ」
宮城道雄 「衛兵の交替」
片岡リサ 編曲「アメージング・グレイス」
ポップで不思議なコラボレーション
法村圭緒バレエ × 斎藤建寛チェロ × 田中修二ピアノの
素敵なトライアングル
【内容】
クラシックバレエダンサーの法村圭緒さんとチェリストの斎藤建寛さん、ピアニスとの田中修二さんの三人が、いつものコンサートのようなものではなく、それぞれが奏でる音を合わせたトライアングルのような舞台をつくろうと練習を重ねた舞台です。曲ごとに場面や人物像を設定して三人の様々な組み合わせで進行していきました。
【出演】
法村 圭緒 演劇・舞踊部門[クラシックバレエ] 平成8年度受賞
斎藤 建寛 音楽部門[チェロ]昭和60年度受賞
田中 修二 音楽部門[ピアノ]平成4年度受賞
【進行】
1.ベートーヴェン:悲愴 第1楽章 (法村バレエ、田中演奏)
2.バッハ:無伴奏組曲から (斎藤演奏)
3.ピアソラ:リベルタンゴ (3人で演奏)
4.ショパン:バラード1番(田中演奏)
5.カサド:チェロ無伴奏 (斎藤演奏)
6.法村ソロ。
7.サンサーンス:白鳥(3人で演奏)
8.ポッパー:ハンガリー幻想曲(3人で演奏)
【曲目】
ベートーヴェン : ピアノソナタ『悲愴』 第1楽章
J.S.バッハ : 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 より クーラント
ピアソラ : リベルタンゴ
ショパン : バラード 第1番
カサド : 無伴奏チェロ組曲より "ファンタジア"
サンサーンス : 白鳥
ポッパー : ハンガリア狂詩曲
石橋栄実ソプラノコンサート
うたの花
【内容】
ソプラノの石橋栄実さんの解説が好評で、客席を回るように歌われ、多くの方々から涙が溢れてくるほど感動したという感想がよせられました。
【出演】
石橋 栄実 音楽部門[ソプラノ] 平成21年度受賞
佐藤 明子(ピアノ)
【曲目】
ベネディクト : 四十雀
ヘンデル : オペラ「リナルド」より“私を泣かせてください”
ロジャース : ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より
“サウンド・オブ・ミュージック”
“エーデルワイス”
小林秀雄 : すてきな春に
武満徹 : 翼
武満徹 : 小さな空
久石譲 : 海のおかあさん」
木村弓 : いつも何度でも
ヨハンシュトラウス二世 : オペレッタ「こうもり」より“公爵様”“田舎娘を演じるときは”
10月21日(日)
10月21日 ダイジェスト動画
赤ちゃんと一緒に楽しめる親子コンサート
【内容】
毎年、開催され好評を博している、乳幼児からたのしめるコンサート。乳母車置き場も用意して、コンサート中でも、場内を子供たちが動き回ったり、はしゃいだりと、普段のコンサートでは考えられないようなコンサートに、今年もたくさんの方から喜びのメッセージをいただきました。
【出演】
中島 慎子 音楽部門[ヴァイオリン] 平成16年度受賞
サキタハヂメ 大衆芸能部門[のこぎり音楽] 平成16年度受賞
谿 博子(ピアノ)、山下 憲治(ピアノ)
【曲目】
ボッケリーニ「メヌエット」
クライスラー「道化役者」
ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」
パガニーニ「ラ・カンパネッラ(鐘)」
「シャキーン!の木」
「妖怪人間ベム」メドレー
サキタハヂメ「光のさす方へ」
サンサーンス「白鳥」
ルロイアンダーソン「タイプライター」
世界で活躍する大阪出身のアーティストたち
~次代を担うアーティストのご紹介~
【内容】
大阪を拠点に活躍する若手音楽家の発掘・育成を目的として、2003 年からはじまった大阪市事業『大阪AIS(アーティスト・インキュベーション・システム)』アーティストであるピアノの萬谷 衣里と、2005年、大阪文化大賞を受賞したヴァイオリンの高木和弘さん、いずれも海外で活躍する大阪出身の期待の若手アーティストお二人のコンサート。
【出演】
萬谷 衣里(ピアノ) 大阪AISアーティスト
高木 和弘(ヴァイオリン) 大阪文化祭賞受賞
【曲目】
J.S. バッハ(リスト編曲):オルガンのための前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547
ショパン: 雨だれの前奏曲 作品28-15
ブラームス: ピアノ・ソナタ第2番 作品2 嬰へ短調
イザイ: 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第6番
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリンソナタ
人気歌舞伎俳優スペシャルトーク
市川右近×中村壱太郎 ~上方歌舞伎への誘い
【内容】
平成元年度 演劇・舞踊部門[歌舞伎]で受賞の市川 右近さんと、同部門 平成23年度受賞の中村 壱太郎さんという、新旧、豪華な顔ぶれに、雑誌「上方芸能」の編集代表で平成5年度 文芸・その他部門 [雑誌編集]で受賞した森西真弓さんに司会をお願いして、歌舞伎の魅力、演じる側の面白さ、難しさ、また上方歌舞伎への思いや将来の夢、こらからやってみたいことなど楽しく語っていただきました。
【出演】
市川 右近 演劇・舞踊部門[歌舞伎] 平成元年度受賞
中村 壱太郎 演劇・舞踊部門[歌舞伎] 平成23年度受賞
森西 真弓 文芸・その他部門 [雑誌編集]平成5年度受賞
三宅砂織×南川史門
現代美術家アートトーク ~絵について~
【内容】
今注目の現代美術アーティストお二人によるアートトーク。
映像で個々の作品の紹介をしながら、それぞれの創作についてや現在、一緒に準備しているグループ展などについて語っていただきました。
【出演】
三宅 砂織 美術部門[現代美術]平成23年度受賞
南川 史門
大谷玲子ヴァイオリンコンサート
チゴイネルワイゼン~珠玉のヴァイオリン名曲~
【内容】
ヴァイオリンの澄んだ美しい音色や、ダイナミックな優しい演奏はもちろんのこと、ゲストの法村圭緒さんとのコラボレーションが「夢のような世界」と大変好評でした。
【出演】
大谷 玲子 音楽部門 [ヴァイオリン] 平成14年度受賞
岡本 麻子(ピアノ)
【ゲスト】
法村 圭緒 演劇・舞踊部門[クラシックバレエ]平成8年度受賞
【曲目】
モーツァルト:ソナタ ト長調 K.301
Ⅰ.Allegro con spirito
Ⅱ.Allegro
サン=サーンス(イザイ編曲):ワルツ・カプリス
ドビュッシー:月の光
クライスラー:愛の喜び
マスネ:タイスの瞑想曲(☆バレエ:法村圭緒)
サラサーテ:チゴイネルワイゼン
歌舞伎&舞台美術トーク
森西真弓×前田剛 ~今日しか聞けない歌舞伎のあれこれ~
【内容】
江戸歌舞伎と上方歌舞伎の違いや、舞台美術家ならではの歌舞伎の魅力を実際の舞台美術作品を映像を見ながらトークしていただきました。
【出演】
森西 真弓 文芸・その他部門 [雑誌編集] 平成5年度受賞
前田 剛 文芸・その他部門[舞台美術]平成19年度受賞
咲くやこの花寄席
【内容】
咲くやこの花芸術祭2012の最後の演目です。
前座で桂吉の丞さんが登場。本日の出番などを説明し落語を一席。演目は「つる」。
続いてフレッシュな桂吉坊さんが登場。演目は「七段目」。流石、勉強熱心・稽古熱心さが表れているとの評判。
中入り前は桂 かい枝さん。演目は「天災」。堅実な芸風で好評でした。
菊地 まどかさんは、浪曲「赤垣源蔵~名残の徳利」を若々しくタップリと語っていただきました。
トリは笑福亭 松喬さんの「あみ船」。これは落語ファンをうならせる絶品の出来映えでした。みなさんが感動したようで、終了後、演題の問い合わせが殺到しました。
【出演】 ※出演順
桂 吉之丞
桂 吉坊 大衆芸能部門[落語] 平成23年度受賞
桂 かい枝 大衆芸能部門[落語] 平成15年度受賞
菊地 まどか 大衆芸能部門[浪曲] 平成18年度受賞
笑福亭 松喬 大衆芸能部門[落語] 昭和63年度受賞
桂 吉之丞
桂 吉坊
桂 かい枝
菊地 まどか
笑福亭 松喬
ワークショップ
10月20日(土)
公会堂五十三次 美のツボ探索ツアー
【内容】
各場所ごとに元々どういった用途に使われていたのか、収容人数や、今までに開催されたイベントについて、ステンドグラスや絵画の特徴などの説明を公会堂職員が説明を行い、それを補足する形で南海さんが様々なエピソードを笑いを交えながら語っていただきました。
順路:大ホール~小ホール~中ホール~特別室~大ホール前ロビーにて解散
【ナビゲーター】
旭堂 南海 大衆芸能部門[講談] 平成9年度受賞
初めてでも簡単! お箏体験ワークショップ♪
【内容】
初心者OKということでみなさん気軽に楽しんでいただけたようでした。
中には目の不自由な方も参加されていて「一生さわることがないとおもっていたのでありがたかった」との意見も。聞くだけではなく、やはり演奏の体験ができたので、お筝への親しみがわいたようでした。
【講師】
片岡 リサ 音楽部門[箏] 平成23年度受賞
今日から歌人! 短歌ワークショップ
【内容】
「スグに始めたくなる夢中になれる短歌教室」とうたったとおり、難しい内容になるのかと思っていた方にも、分かりやすく解説してもらい、参加者が実際に、○○○の部分に言葉を入れて短歌を作ってみると、講師の江戸雪さん、楠見朋彦さんのお二人もびっくり、笑いありの作品が続出。参加者もやりがいがある内容になりました。
【講師】
江戸 雪 文芸・その他部門[短歌] 平成13年度受賞
楠見 朋彦 文芸・その他部門[作家] 平成12年度受賞
10月21日(日)
大阪にこだわった映画製作ワークショップ!
【内容】
大阪を愛した作家・織田作之助を題材に、こだわりの映画づくりをしたいと思っていた金秀吉監督が、織田作之助の生誕100年ということで、松竹と関西テレビが主催する音楽劇『ザ・おださく』の台本を手がけることになった
話や、映画や映像を、もっともっとコミュニケーションツールとして気軽に使えるようになれたらと展望を熱く語っていただいた。
【講師】
金 秀吉 文芸その他部門[映画監督・脚本] 平成2年度受賞
初心者歓迎!クラシックバレエレッスン♪
【内容】
大人の初心者も歓迎!クラシックバレエの基本の動きで美姿勢にも。
法村圭緒さんは老舗の名門バレエ団のダンサーということもあって人気のワークショップとなりました。
内容はバレエの歴史(イタリア、ロシアバレエの違い等)のみならず、バレエの厳しい一面や楽しい一面、美しい一面を同時に分かりやすく、具体的に見せてくれてくれました。
小さなお子さんだけでなく実はお母さんがバレエをやりたいと思っていたようで、子供と一緒になって、あるいは子供以上に真剣にバーレッスンをしているお母さん方がたくさんいたのが印象的。
【講師】
法村 圭緒 演劇・舞踊部門(クラシックバレエ) 平成8年度受賞
落語体験入門!
【内容】
落語のいろいろなシーンを再現しながら、分かりやすく説明した上で、二人一組になって手紙のやりとりをするなど実戦を交えたワークショップに子供たちも楽しく参加。実際に、吉坊さんが手ぬぐいを手紙にたとえたり、焼き芋に見立てて食べる表現力はさすがにうまく、口の動きや食べる音までも綿密に表現されていて参加者が釘付けになりました。
昨年もそうでしたが、小さいお子さんの中にとても熱心な落語ファンがいて、大人では言えないようなするどい質問にも、吉坊さんが歴史なども交え、面白おかしく答えてくれたので、参加者は終始笑顔で話を聞いていました。
【講師】
桂 吉坊 大衆芸能部門[落語] 平成23年度受賞
アートエリアB1
鉄道芸術祭vol.2 / やなぎみわプロデュース「駅の劇場」
やなぎみわ×松本雄吉スペシャルトーク
【内容】
京阪なにわ橋駅の地下コンコースにあるアトリエB1に、オリジナルのプラットホーム型舞台とインスタレーション空間をつくり、現代美術家のやなぎみわさんと維新派の主宰の松本雄吉のスペシャルトークが行われました。
内容は11月に公演する維新派の舞台「構成231」と、鉄道芸術祭の最後のプログラムとなる、やなぎみわさんの演劇公演「パノラマ~鉄道編~」の舞台ついてなど語り合っていただきました。
【出演】
やなぎみわ(現代美術作家)
松本 雄吉(維新派主宰)
【進行】
木ノ下 智恵子(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授)
塚原 悠也(アートエリアB1運営委員)
【共同主催】
アートエリアB1
ライブラリーコンサート
中之島図書館ライブラリーコンサート
大阪の近代建築を代表する建物の一つである中之島図書館の階段踊り場を舞台にギターデュオのフリーコンサートを行いました。閉館後、ギリシャ神殿を思わせる、ライトアップされた建物の外階段をのぼり、普段は使用しない2階の正面入り口からホールに入場して、ドーム型の天井に響き渡るギターの演奏を楽しんでいただきました。
【出演】
相愛大学音楽学部音楽科 ギターデュオ
野外ステージ・ミニコンサート
野外ステージ・ミニコンサート
10月20日 野外ステージ
【出演】
大阪市立咲くやこの花高等学校吹奏楽部
大阪市立扇町総合高等学校吹奏楽部OHGIES
10月20日 ミニコンサート
【出演】
相愛大学音楽学部音楽学科(声楽) / 中央公会堂 大ホールロビー
相愛大学音楽学部音楽学科(サクソフォン・アンサンブル) / 市役所玄関ホール
10月21日 野外ステージ
【出演】
大阪市立扇町総合高等学校吹奏楽部OHGIES
大阪市立咲くやこの花高等学校吹奏楽部
10月21日 ミニコンサート
【出演】
相愛大学音楽学部音楽学科(フルート・アンサンブル) / 中央公会堂 大ホールロビー
相愛大学音楽学部音楽学科(弦楽四重奏) / 中央公会堂 大ホールロビー
相愛大学音楽学部音楽学科(トランペット・アンサンブル) / 市役所玄関ホール