咲くやこの花

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~咲くやこの花コレクション~
咲くや女義太夫の会
~能楽堂に響く女義太夫節~

平成29年11月19日[日]
会場=大阪能楽会館

出演/
<太夫>竹本住蝶、竹本雛子
<三味線>豊澤住輔、豊澤雛文(平成20年度 演劇・舞踊部門[女義太夫]受賞)

司会/
畑律江(毎日新聞学芸部専門編集委員)

開催概要

かつて多くの人々に親しまれた「女義太夫」をもう一度、大阪で盛り上げていくために、咲くやこの花賞受賞者の豊澤雛文さんが中心となりワークショップなど、様々な取組みをしていますが、今回の公演では、「女義太夫」の演目のほか、出演者が女義太夫の魅力とこれからを語るトークコーナーを交え、女義太夫の魅力をたっぷりとお楽しみいただきました。

目付柱と脇柱を外して開催。司会:畑律江

「絵本太功記 尼ヶ崎の段」(えほんたいこうき あまがさきのだん)
出演:竹本雛子(太夫)/豊澤雛文(三味線)

「伽羅先代萩 政岡忠義の段」(めいぼくせんだいはぎ まさおかちゅうぎのだん)
出演:竹本住蝶(太夫)  三味線/豊澤住輔

第一部は、まず司会の畑律江さんによる女義太夫の歴史のお話と演目「絵本太功記 尼ヶ崎の段(えほんたいこうき あまがさきのだん)」、「伽羅先代萩 政岡忠義の段」の解説。女性ならではのきめ細やかな語りと演奏に来場客のみなさん、聞き入っていました。

第二部のトークは「大阪の女義太夫の未来」と題して、女義太夫の魅力とこれからを語っていただきました。
まずは、一部で演奏した二つの演目について、「絵本太閤記」の太夫、竹本雛子さんは、“この本は、義太夫の要素がすべて入っていると昔から言われている演目で、幅広い年齢層の役を語り分けるのが難しかった”三味線の豊澤雛文さんも、“たくさんの役があるので大変苦労した”「伽羅先代萩」の太夫、竹本住蝶さんは、“年代が同じで位が違う三人の女性が出てくるので、その語りわけが難しかった”三味線の豊澤住輔さんは、“政岡が一人になって顔には出さないでずっと悲しみに耐えているところが難しかった”と、それぞれお話いただきました。このほか、今後、“女義太夫の発祥の地である大阪でもっとがんばっていきたい”と、決意を語っていただきました。

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