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咲くやこの花コレクション/
咲くやこの花賞受賞記

松浦奈々ヴァイオリンコンサート
~春 薫る弦の調べ~

2021年 2月 26日 [金]17:30~19:00
会場=大阪市立阿倍野区民センター 小ホール

出演/
松浦奈々
(令和元年度 音楽部門[ヴァイオリン]受賞)

宋 和純(ソン ファスン)(ピアノ伴奏)

開催概要

今回のコンサートは当初、19時の開演を予定していましたが、緊急事態宣言の発令を受け、急遽、1時間半繰上げ17時半開演に。客席も最前列を使用せず舞台との距離をとり、また一席ずつ空けてお座りいただくなど感染対策を行って開催しました。

オープンニングで2曲演奏した後、ご挨拶と曲目の解説をしていだきました。1曲目は、18世紀を代表するヴァイオリニスト、クライスラーの「美しきロスマリン」。料理に使われる「ローズマリー」を可愛い女性というイメージでつくったのがこの曲。2曲目はメンデルスゾーンの「春の歌」。本来はピアノの独奏で演奏することが多いが、もう春が近づいてきたということで、今回はヴァイオリンとピアノで演奏をお楽しみいただきました。ピアノは宋 和純(ソン ファスン)さん。

3曲目の演奏は、ベートーヴェンのヴァイオリン ・ソナタ第5番「春」。咲くやこの花賞を受賞するきっかけとなったのが、おととしフェニックスホールで3回に分けて演奏したベートーヴェンのソナタ全曲。この曲はベートーヴェンが30歳くらいの時の作品で、とても瑞々しく爽やかな曲調。全部で四楽章をお聴ききいただき休憩となりました。

第2部の1曲目はフランスの作曲家ドビュッシーが亡くなる直前に作曲した「ヴァイオリンソナ」。とても幻想的で、少しファンタジーの要素が強い曲。最後の演奏曲目は、べルギーの作曲家、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」。フランクが63歳の時に作曲したもので、ウジェーヌ・イザイという素晴らしいヴァイオリニストの結婚祝いとして作曲。この曲も四楽章で演奏時間は40分。

演奏が後、熱い拍手に応えて再登場した松浦さん。最後のご挨拶の後、アンコールとして、マスネの「タイスの瞑想曲」を演奏してコンサートを締めくくりました。来場されたお客様からは「コロナ禍で気持ちが落ち込む中、春の調べで気持が上がり、心ゆっくりさせて頂きました」「曲の紹介などエピソードを聞くと、また違った味わいを感じました」などの感想をいただきました。収録映像は後日、アーカイブとして1週間有料配信しました。

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