平成20年11月7日 大阪市長会見要旨 |
よろしくお願いします。
【水道に関するお問い合わせの総合窓口「お客さまセンター」の開設について】はじめに、この後ろにはってございますポスターの件からです。水道局の「お客さまセンター」を開設いたしますというお知らせでございます。大阪市水道局では、平成20年の12月1日から、お客さまサービスの向上を図るため、水道に関するお問い合わせの総合窓口といたしまして、「お客さまセンター」を開設することになりました。これまで、水道漏れてるで、漏水ですね、そういう連絡や、使用を始めたい、あるいは止めたいという各種受付や料金などのお問い合わせに関しましては、市内の8つの営業所、12のサービスステーション、さらには1つの出張所などでお受けしていたわけなんですが、「お客さまセンター」の開設によりまして、これでセンター一括して受け付けることになりました。電話番号は06−6458−1132、いいみず。語呂合わせですが。 特に管轄する営業所、自分が今住んでいるところで「管轄する営業所、どこやろ」、あるいは「工事関係、どこやろ」、どこへ掛けたらいいか分からないというようなお悩みの方も多かったようですが、今後は、12月からはここへお掛けいただければええということになります。受付時間なんですけれども、平日のみ午前9時から午後5時半、平日しか開いていなかったでしょ、今まで。午前9時から午後5時半までだったものを、平日に関しては午前8時から午後8時まで。新たに土曜日も開くことになりまして、午前9時から午後5時までとしております。受付時間を拡大して、さらには土曜日も受け付けるということでサービス向上になるということでございます。そして、3月、4月を繁忙時、忙しい時だというふうに水道局では考えておりまして、といいますのも3月、4月というのは春の引越シーズンが重なりますんで、水道を使いたい、あるいは水道を止めてくれという連絡が多いということから、3月、4月は土日はもちろん、祝祭日も含めて「お客様センター」の受付けを行うということでございます。 「お客様センター」では、意見・要望等、お客さまの声をはじめとした全ての応対記録をデータベース等に集約して、お客さまニーズをより迅速かつ的確に把握し、更なるサービスの向上、業務改善につなげていくこととしておりまして、より満足していただけるよう努めてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 【(仮称)道頓堀川人道橋の名称決定について】関連リンク
(仮称)道頓堀川人道橋の名称の決定について
次にまいります。9月9日の会見で西区の南堀江と浪速区の湊町リバープレイスとを結ぶ、道頓堀川に架かります人道橋、人のみ通行できるという橋でございますが、人専用の橋です。この橋の建設にあたり、後世に残る橋の名付け親になってくださいとお願いしておりまして、その橋の名前が決まりましたので、お知らせいたします。これです。 「浮庭橋」(うきにわばし)となりました。この橋の特色を生かした、いい名前をつけていただいたと思っております。「浮庭橋」です。名付け親は、大阪市浪速区在住の安田直樹(やすだなおき)さん、34才の方です。多くの方からご応募いただきまして、年齢構成を見てみますと、最年少は6歳、最高齢は83歳という方のご応募で、343通のご応募をいただきましたが、その中の一通が「浮庭橋」ということでございました。 ご応募をいただきました作品につきまして、さる10月28日に、関西大学教授の古田均(ふるたひとし)先生を委員長とする学識経験者並びに地元代表の方で構成いたします選考委員会におきまして、厳正に審査し、優秀作品の選考を行わせていただきました。 委員会で、候補に3つ、最後まで残ったのが、「浮庭橋」と「リバーテラスブリッジ」、「なにわあやとり橋」の3作品が残ったそうです。その中でオリジナル性が高く、橋のデザインイメージ、たたずみや憩いのスペースとしての利用イメージを、最もよく表しているとしまして「浮庭橋」が優秀作品となりました。それで、この橋の名前を「浮庭橋」と付けます。名称表示につきまして、幅50cm、高さ20cmのガラス製の橋名板、橋の名前の板。橋名板を橋の4隅に設置いたします。この文字につきましては、漢字と平仮名をそれぞれ2枚ずつ設置するんですが、文字のデザインについても、名付け親の安田さんにお願いしようと考えております。また、安田さんには、後日、表彰状と記念品を贈呈させていただこうと思っております。橋の供用開始でございますが、今年12月下旬ごろを予定しております。詳細日時が決まりましたら、改めてお知らせさせていただきたいと思います。 来年の「水都大阪2009」というイベントに向けまして、新しいスポットにもなる橋だと思っております。この橋の完成によりまして、人の流れがきっとできると思っておりますし、周辺の賑わい、活性化にもつながっていくと思います。堀江と、それから浪速区のリバープレイスですね、ここを結ぶ新たな橋の名前について、「浮庭橋」と決まったというお知らせでございました。本日お知らせする点は以上でございます。 記者
項目外で恐縮なんですけれども、府と市のですね、水道とWTCをめぐる協議なんですけれども、現状、かなり年末が差し迫る中でですね、それぞれの協議自体が、WTCについては、あまり見えてこないというかですね、実際にどういう形の協議が行われているかが分からないということと、水道については、お互いに意見を出し切ったところで、なかなか話がまとまりそうにないという、両方ともかなり切羽詰った状況にあるのではないかなと思うんですけれども、この2つの話、今の現状をどう見られていてですね、これをまとめることに対して、政治責任というのかですね、どこぐらいまで覚悟を今持ってやっていらっしゃるのかっていうところをですね、改めて伺いたいところなんですけれども。
市長
ありがとうございます。まず、水道からはじめます。先日、府の案に対する検証委員会が開かれまして、その内容等は取材していただいたとおりでございまして、今後、あと2回ぐらいの委員会を開くというのを聞いております。それぞれお互いに日程調整等がございまして、具体的な日程は出ておりませんが、そして最終的にやはり、知事と私との間できっちりとした合意なり、あるいは、それ以外の結果が出た場合には、それなりのアナウンスをしないといけないと思っておりますが、難しいという感覚よりも、私は、やっぱり一歩ずつでも進んでいるという感覚を持っております。というのは、あらゆる情報がやっぱり前に出ていることで、本当に府民、市民にとって、安価で安定的に安心できる水を供給するというのが一番大きな目標なわけですから、その目標に向かって前進しているという思いは私も知事も共通のものがあると思っています。今でも時折、メール交換する中で、「水道、がんばりましょうね」というのを、お互いにエール交換しておりますんで、それはそれぞれが現場に対して、これから指示していくことかなあと思っています。それから、もう1点、WTCでございますが、つい先ほど、今日、暴力団追放府民大会というのが、国際交流センターで開かれておりまして、私の横に知事がおられました。控え室でもWTCよろしくお願いします、がんばりましょうねという意見交換といいますか、エール交換をいたしました。もちろん、そこで、いくらやったらどうのこうのという話はしておりませんが。やはりですね、これからWTCをどうするのかということに関しましては、私は、府への任意売却というものを最優先に考えたいというふうに思っております。現時点では、府への任意売却というものを最優先、第1候補として考えたいということを思っておりますし、そのためにいろいろな情報交換をしていかなければならないということで、すでに事務方では、ある程度の意見交換は始めております。そこで、その具体的な金額提示があったのかどうかというと、これはまだございません。それがあったという状態になったときに、やっぱりもう、完全に表に出る話なのかなあというふうに思っておりますが。いろいろと乗り越えなければならないハードルがあると申しておりましたし、この間のお互いの議会での動き等を見ていますと、確かに、府は府なりの難しい部分、市は市なりの難しい部分はあるものの、お互いの思いというものは、わりと同じ方向を向いているという気がしますんで、何とか大阪市としても、府に買っていただいて、あのエリア全体がもういっぺん、光り輝く大阪の海の玄関になるような、そんな地域にするためにも、府庁に来ていただきたいなという思いは変わっておりません。どう乗り切っていくかということで、また、知事とも相談をしながら、あるいは、私ども大阪市の関係部局、そして法律顧問等と連絡を取りながら進めたいという気持ちでございます。 記者
これまでは、個人的には歓迎をしたいということでしたけれども、それが今の段階で、いろいろ情報交換をする中でですね、一歩進んだという理解ですか。
市長
そうですね。そう、お取りいただいて構わないと思います。やはり、府のWTC案というものが出てきた時点から、ご存知のように、株式会社WTCにとりまして、営業活動ができなくなるという状況が出来(しゅったい)しております。営業活動ができない中、本当に苦しい状況を懸命に支えてくれているWTCの職員の方々、あるいは経営者の方、いらっしゃいますんで、そういった思いもきちんとつかまえながら、本当に今、一番望ましい方向性は何かというのを、もうやっぱり、言わなければならないといいますか、自分なりに決めていかなければならない時期だという判断をいたしましたので、やはり最優先は府庁に買っていただくという任意売却を最優先にしたい。それは、知事が議会の中でおっしゃった金額、具体的な金額はおっしゃっていないんですが、質疑の中で見えてきた大体の額というものが、交渉可能な水準にお互い歩み寄れるかどうかという、市にとっては、ぎりぎり、一番下限の部分に来てるのかなぁと。お互いの交渉の余地が十分にある数字ではないかというふうに思いましたので、それは、市の私のスタッフとも確認をし合って、こういう形で進めたいということを申しました。
記者
二つあるんですけれども、一つは先ほどの「お客さまセンター」なんですが、これはやはりその府市水道統合を見越しての何かそういったものがあるんでしょうか。それで、これをやることによって、例えばその人員が将来的にどれぐらい削減されるのかとか、これまでのそういういろんな営業所でやっていた業務を一つに集約することで、どれくらいコストダウンできるのかとか、そういうので分かるところがあれば、教えてください。もう一つは、全然別件なんですけども、昨日大阪府のほう、先週出てたものなんですけれども、大阪府では今回いろんなその情勢を受けて、税収が1千億円ぐらい減収するんではないかというような見込みを出していらっしゃるようなんですが、大阪市としては今どういうふうな見込みというか、やっぱり同じような厳しい状況なんでしょうか。 市長
ありがとうございます。まず、水道についてなんですが、これは別に府市水道協議があったから、こういう「お客さまセンター」を作ろうという動きが進んだということではないという判断を私はしております。やはり人員削減といいますか、効率的な運営と、それとお客さま、市民サービスをどれだけ広げていくかというその二つの点に立って進んでいたものが、ようやく今、日の目を見たということだと思います。聞きましたら、配置人員は、今はりついている人員の、もちろん工事とかそういうのはしないといけないわけですから、全部無くしてしまって、その窓口一個にするっていうわけではございません。電話を受けるところを集約するということですから。それでも、人員削減にはつながりますんで、およそ最終目標としては現在はりついている半数ぐらいまでに取り組みたいという目標を立てているようでございます。イニシャルコスト(初期経費)として、8億以上のお金がかかっておりますが、現在、なかなか数字立てがしにくいんですけれども、現在、この全てのこういうサービスにかかっている人件費等を含めますと、おそらく3億5千万ぐらいになるであろうと、人件費等入れますと。それが、イニシャルコストは別にしまして、このセンターになることによって、3億ぐらいになると聞いています。ですから、年間5千万円ほどの経費削減効果があり、なおかつ時間延長ができ、そして土曜日の受付けができるということですから、これは効率的なシステムを追求してできあがったというふうに思っております。ですから、府市水道協議とはちょっと違う視点の取組みかなと。聞きましたら、他都市でもこういう形で、コールセンター化して、連絡部門を集約して、サービスのより拡充に努めるという動きをしているところがあるようです。それから、もう一つ、府が1千億ほど減収になるというのに加え、さらに当面なんか、今日の朝刊でしたっけ、590億とかいう数字も出てました。先日、橋下知事にお会いしたときに、「1千億ですよ」と悲鳴を上げておられました。もちろん、また違う種類の影響という形に、違う税収による影響ってことになりますが、この景気の影響っていうのは大阪市当然出てまいります。ただ、10月3日に中期収支見通しを出しましたが、それ以降の経済、世界経済の動きを見ますと、あれ以上に悪い状況になるというのは、もう明らかでございますので、これをどの時点できっちり見直すのかというのは、いま財政当局でやってくれているところです。いずれにしましても、21年度予算を立てる際に、適切に対処したいというふうに思っております。現時点で具体的な影響額というものはまだつかみきれていないというのが現状でございます。 記者
ちょっと先ほどの確認になるんですが、WTCの件で、先ほどから、市長何度も、第一優先に考えたいと、任意売却をという話をされていますけれども、府のほうで議会が終わった時点で、知事あるいは市長からある程度のその意向の表明っていうのがあったんですが、その時点よりも、今、一歩進んでいるっていうことなんですか。
市長
私としましては、知事といろんな形でお話をするにつけですね、やはり議会の反発ですね、それから、あの職員の中でも根強い反発をされている方もあるやに聞いております。その一方で、議会の中でも、今の財政、府の財政状況を考えたときに、WTCに移る案が最善の策であるというふうに言ってくれている人たちもいるとはっきり知事はおっしゃっています。そういう、知事に対して、大阪市として曖昧(あいまい)な態度のままいることが、今後、府議会の中での知事のお立場、あるいは知事がお進めになろうとしているWTCへの移転という問題に対して、市は何も言うとらへんやないか、みたいなとり方をされることを私は危惧(きぐ)いたします。ですから、ここで、市としても、折り合えば、これがまあ一番大きな部分になるとは思いますけど。金額の面でお互いに折り合った時点で、やはり、その方向へ進みたいという意思表示をはっきりする時であろうと。それによって、今後、なるかならないかは分かりませんけれども、お互いの方向性は見えてますよという意思表示ができるのではないかという気持ちです。 記者
ということは、今日の今、おっしゃっているのは、意思表示の一環というふうにとらえていいということですか。
市長
個人的にお買い上げいただきたいというのは当初から申し上げておりましたが、この経済状況を考え、あるいは、府の案が出た後、株式会社WTCが置かれている現状、それから、検討委員会で出た再建策、4つの再建策の無理な点。そういうものをすべて総合していくと、やっぱり、残るのは、残る中で、一番優先的に考えなければならないのは、あの6つの混合、ということになるんだと思います。6案の混合になるのかなという気もするんですが。あの時点では府が買いたいという意思表示がございませんでしたので。ですから、それが、正式に申し込まれてはまだいないという状況ではありますが、あれだけ議会ではっきりと、やり取りがなされているわけでございますが、大阪市としては、第一に府への任意売却というものを、まず第一に考えて対処すべきであると私は思っております。
記者
関連して、任意売却の場合ですね、今まで、訴訟のリスクがあるというふうに言われていたし、内部でもそういうふうな意見が根強いと思うんです。任意売却した場合、そのリスクについては、現時点ではどういうふうに判断されているんでしょうか。
市長
これはですから、出てくる額によると思います。金額に。お互いに、これは私だけの訴訟リスクではなくて、橋下知事も訴訟リスクを負われることになりますんで。ただ、大きな観点で見たときに、訴訟リスクだけを恐れていて、何が進むのかという部分もどっかにございます。かといって、無謀な訴訟リスクを、しょいにいくわけにはまいりませんので。そのあたりをどこに置くか。ということが歩み寄りの範囲内に収まってくれればというのが、正直なところです。それに関しましては、大阪市の法律顧問とも相談をしながら、どの程度の範囲というものが、妥当性があるのか。その考えられる訴訟リスクに耐え得ることができるのか。あるいは、それよりも、市民に対する説明責任をですね、それを果たすことができるのか。知事の場合は府民に対する説明責任を果たすことができるのかという点になるのではないかと思います。
記者
(WTCの売買)価格でですね、先ほど市長の、知事がはっきりおっしゃったわけではないんだけれども、示唆された額がですね、歩み寄る下限の額に近いんじゃないかというような趣旨のお話だと思うんですけれども。確か153でしたか、150数億プラスアルファみたいな。
市長
何もおっしゃってないですよ。金額は。議会のやり取りで、質問された方がそういうことをおっしゃったということで、知事は何もおっしゃってなかったと思います。ご本人に聞きました。「何も言うてない」て言うてはりました。
記者
大体そういうふうに我々は理解しているんですけれども。知事のおっしゃったことを勘案するとですね。大体そういう理解でいいのかどうか。
市長
それが例えば、完全にストライクゾーンであればね。その時点で、「よっしゃ」言うていく話であって、それが大阪市にとりまして、ストライクゾーンよりもちょっと下やという部分が、正直申し上げてあるんで。ただ、私が正直申し上げまして、当初、知事から、「安くしてくださいね。安けりゃ、すぐ買えますから」みたいにおっしゃっていたその感覚から見ますとね、それでもずいぶん思い切った額を示唆されたといいますか、おっしゃってはいないんですけれども。やり取りの中で、何て言うんですかね、あれは。容認と言いますかね、黙認て言うていいのか。はっきりはおっしゃってない。ただ、そういう示唆された範囲内というのがそういうことだということで。後は、交渉でこれだけ積み上げていただけますかとか、その積み上げる際に、何を理由に積み上げることができるのか、そういう部分でのやり取りというのが、出てくるんじゃないかなという気がします。
記者
今の見通しで結構なんですけれども、いつごろにですね、そういう合意といいますか、それをめざしていらっしゃるのかということと、ちょっと話が全然変わるんですけれども、今日、市長もお出になったかと思うんですけれど、危機管理監がですね、お亡くなりになったということで、非常に重要な職だと思うんですけれども、年度途中でですね、こういうことになったということですが、後任の方を置くとか置かないとかですね、その辺について、今の時点でお考えになってることがありましたら、教えていただけますでしょうか。
市長
最初、WTCの日程感ですね。できたら年末までには、ある程度のその交渉を見える形でやれればいいなと思っています。それが府議会、これは市も議会を控えておりますんで、予算等も含めて立てていかないといけませんので。ある程度のめどが出せればいいなと思っています。年内に何らかの形ができればいいなと思いますが。といってもそれはね、お互いの許容範囲のすり合わせのレベルであって、このレベルをもって、府議会で承認されるかどうかという部分ですね、それが見えてくるんじゃないかなっていう気がしております。それから、本日お別れの会に私もまいりました深堀危機管理監。58歳という非常に若い、非常に残念な、報(しら)せに接しましたが。個人的にもだいぶ前から存じ上げておりました。前にいました会社の時から、大阪市に非常におもしろい、おもしろいと言うと語弊がありますけれども、元気な、当時はまだ人事にいたころだったんですが、20年近く前でしたか、いるということで、個人的なお付き合いをさせていただいておりました。5年前ぐらいに、当時は、中央区長をやっておられました。私がいた前の会社のイベントの、あるイベントの前夜祭にお越しいただいた際に、「久しぶりやなぁ、あいかわらずおっきいなぁ」言うてたほど、関取といわれてもおかしくないぐらいの大きな体の方でした。随分おやせになっていて、手術を受けられた後、闘病生活をされ、さらには、最近では投薬治療をやっておられたんですが、ずっと衰えてこられているのを目の当たりにするにつけ、つらい思いをしておりました。今日、お別れの会に行ってまいりましたが、危機管理監という大変な仕事をお願いして、お願いした仕事を本当に一生懸命こなしていただきましたし、私がやりたいと大声を上げることになりました、その防犯、市民の協力を得ながら安心安全のまちづくりワーストワンを返上するでっていう動きにも本当に先頭を切って賛同してくれまして、「いっしょにやりましょう」というふうに言ってくれまして。そういった大変重要なポジションである危機管理監を失ったことは、本当に残念です。 今後のことでございますが、当面は柏木副市長にその職務を担ってもらいます。ある程度落ち着きました段階で、空白にしておくことはできませんので、どなたか選びたいと思いますが、今現時点では柏木副市長に「その分頼むで」というふうに言っております。具体的に、大阪府警との交渉でありますとか、あるいは交渉といいますか連携ですね。でありますとか具体的にもう進み始める段階に入っておりますんで、モデル地区を選定して、モデル区を選んだ段階で、どういう形で本当に大阪を安全なまちにするのかといったものを、いろんな施策を具体的に出していきたいと思っています。そのための予算取りに関しましても、自分自身が持っております重点予算枠を使う中で、いろいろと対処していきたいと思っておりますし、お金が無い時っていうのは、いろんな知恵を職員が出してくれるもんで、例えば、青色防犯パトロールという車を配備するについてもですね、「新車でなくてもええんちゃいますか」いうことでいろんな形で、公用車で、もう更新しないものを車検受けた形でお渡しするという形も考えながら、地域で祭りをやっていただこうと、大阪市を安全・安心のまちにすると。数字目標出していきますんで、はっきりと。これは、モデル区の実態を数字でお示ししながら、例えば一月の間にこれぐらい、「去年はこうやったけれど、今年こうやで」みたいな形で出せへんかなあ、いうようなアイデアも今出しております。ただ、そういった防犯、警察との交渉等につきましては、私はまったく素人でございますので、最前線に立って調整してくれる部署に、自分なりのアイデアを言いながら、できる事をどんどん前に向かってやってもらうと。そういうつもりでございますんで、市民の皆さんにも、是非、協力をお願いしたいと思っております。以上です。 |
![]() |