都島区長　藤岡 慶子

　初めまして、このたび都島区長に就任いたしました、藤岡慶子です。
　堺市で生まれ、学生時代から職場とこれまでの人生を大阪で過ごしてまいりました。まちづくりやものづくりに憧れて大学で建築工学を学びました。社会人になった当初、女性はなかなか仕事を任されませんでしたが、自分からアピールすることで機会をいただき、これまでたくさんの建築やまちづくり事業に従事させていただきました。また、長年会社に勤務させていただいたことでたくさんの方々と出会い、これまで支えていただいた会社や社会に大変感謝しています。

　そのような中で、地球環境やダイバーシティなどさまざまな社会課題の解決に向けて多面的なまちづくりの必要性を感じ、地域の方々と連携しながら社会活動を行い、一昨年から社会人大学院で社会デザイン学を学びなおしました。活動や学びを通じて感じたことは「まちづくりとは堅苦しいことではなく、気遣うことからできる」ということ。「関わるすべての人を尊重し、それぞれができることをつなぐことで、1 人では不可能なことも可能になる」ということです。例えば、子どもは親だけでなく地域で育てる。「住み続けたい暮らしたいまち」と思えるためのさまざまなアイデアをつないで実行することが大切だと思います。こうした経験を区政運営、まちづくり事業推進、子どもたちの教育に、大いに活かしてまいります。

　都島区は水と緑豊かで交通も至便、職住が近接し暮らしやすい環境が整っています。「誰もが生き生きと働き暮らせる社会」をめざして、皆さんとともに都島区のさらなる魅力を創っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

昭和59年大阪大学工学部建築工学科を卒業後、建設会社に一般職として入社。男女雇用機会均等法施行後、社内制度改正に伴い総合職となり建築設計部所属。以来、数多くの建築・まちづくり事業に携わり、第三者主催による建築・まちづくりプロジェクト表彰事業受賞歴多数。

平成28年、活躍する女性ロールモデルとして大阪商工会議所主催顕彰事業「大阪サクヤヒメ表彰」を受賞。受賞者有志が設立した任意団体「万博サクヤヒメ会議」、「大阪サクヤヒメSDGs研究会」に参画し、まちづくり活動を実施。チームで取り組んだ「はぎれエコバックプロジェクト」はソーシャルプロダクツアワード2021を受賞。

令和3～4年度大阪府まち・ひと・しごと創生推進審議会委員。

令和5年3月立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科・比較組織ネットワーク学前期博士課程修了。
令和5年3月建設会社退職。

令和5年4月都島区長に就任。

• 生年月日　昭和37年3月
• 出身地　　大阪府堺市
• 家族構成　 夫、子ども（大学院生）1人の3人家族
• 趣味　街と建物探訪、食べ歩き（甘辛両方）、スポーツ観戦、ジャズボーカル、読書
• 特技　家のリホームと片付け
• 座右の銘　「つながる力」
• 好きな色　 私のラッキーカラー「ピンク」なのですが、都島区の花（桜とコスモス）の色と同じでとても嬉しいです！