大阪市の自転車施策
大阪市は地形が平坦で自転車が利用しやすい環境であり、1973年(昭和48年)から全国に先駆けて自転車施策を推進してきたことにより、自転車利用に対する市民ニーズが極めて高くなっています。
通勤・通学時に自転車を
利用する人の割合が
政令市で1位※1
自転車保有台数
政令市で1位※2
- 令和2年国勢調査より「利用交通手段の種類数・利用交通手段、常住地又は従業地・通学地別通勤者・通学者数(15歳以上)のうち、【常住地】のデータを用いて、「利用交通手段1種類・自転車のみ」/「総数(不詳除く)」とする。
- 2021年度自転車保有並びに使用実態に関する調査報告書/(一財)自転車産業振興協会
大阪市自転車活用推進計画
自転車の活用を促進し、都市魅力の向上を図ります
自転車の活用を促進し、安全対策を中心とした自転車通行環境整備に加え、自転車活用推進施策の実施により都市の魅力を向上させるための総合的な計画です。
本計画では、「自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成」「サイクルスポーツの振興等による活力ある健康長寿社会の実現」「サイクリング環境の整備による観光魅力の向上」「自転車事故のない安全で安心なまちの実現」の4つの目標を掲げ、実施に取り組んでいます。
大阪市自転車通行環境整備計画
自転車ネットワーク路線の通行環境整備を図ります
市内の交通事故件数に占める自転車関連事故の割合が全国と比べて高く、歩行者と自転車の事故が依然として多く発生していることから、歩行者の安全を第一に、自転車利用者の安全性や快適性を確保するため、車道通行を基本とした自転車通行環境の整備に取り組んでいく計画です。
広域的な自転車通行環境整備事業計画
広域的な自転車通行環境の充実を図ります
大阪府・京都府・堺市とともに2025年大阪・関西万博の開催を契機として、国内外からの多くの来訪者が安全、快適に周遊できる環境の整備に向けて、広域的な自転車通行環境の充実に取り組んでいます。
大阪市サイクリングロード
誰もが、安全で快適に
楽しめるサイクリングロード
大阪市サイクリング
ロードとは
大阪市は、1974年(昭和49年)から屋外レクリエーションのためのサイクリングロード(大規模自転車道等)整備に着手し、約55キロメートルのサイクリングロードが市内に整備されています。
また、2025年大阪・関西万博の開催を契機に、これまで整備してきたサイクリングロードを活用して、国内外からの多くの来訪者が安全、快適に利用できるよう、淀川・大和川リバーサイドサイクルラインで自転車通行環境の整備や統一的な案内サイン等の整備を進めています。
大阪市サイクリング
ロードの特徴
安全
安全に走行していただくために
通行環境を整備
快適
迷わず快適に楽しんでいただくために
案内サインを整備
楽しい
美しい景色や観光スポットが
楽しめるコース
サイクリングロードの
概要マップ
01
淀川リバーサイド
サイクルライン
- 区間
- 京都府八幡市のさくらであい館から大阪市此花区の夢洲をつなぐ
- 総延長
- 約50キロメートル
- コース
- 淀川や大川(旧淀川)、木津川のリバーサイドや大阪市の市街地を走れ、美しい景観を楽しめるなど地域の魅力を感じることのできるサイクリングロード
- 大阪市此花区の夢舞大橋及び夢洲は整備中のため、現在は通行することができません。
お楽しみ
スポット
02
大和川リバーサイド
サイクルライン
- 区間
- 柏原市の新大和橋(石川合流地点)から大阪市住之江区の咲洲をつなぐ
- 総延長
- 約25キロメートル
- コース
- 大和川のリバーサイドや大和川河口からは、木々に囲まれた緑道を走れ、自然を感じることができるサイクリングロード
お楽しみ
スポット
03
北大阪周遊自転車道
(北大阪サイクルライン)
- 区間
- 大阪市北区の中之島公園から吹田市万博記念公園をつなぐ
- 総延長
- 約20.1キロメートル
- コース
- 大川(旧淀川)や淀川の川沿いを走り、守口市の鳥飼大橋から万博記念公園までは街なかを走るサイクリングロード
- 接続
- 北大阪周遊自転車道の一部は、淀川リバーサイクルラインの一部にもなり、吹田市の万博記念公園から2025年大阪・関西万博の会場まである夢洲まで走ることができます。なにわ自転車道と菅原城北大橋で接続
04
なにわ自転車道
- 区間
- 大阪市東淀川区菅原の赤川鉄橋から大阪市西淀川区出来島の国道43号をつなぐ
- 総延長
- 約21.6キロメートル
- コース
- 淀川の堤防上から神崎川の高水敷を走るサイクリングロードで、大阪市の北端部を東西に巡ることができます。
- 接続
- 北大阪周遊自転車道と菅原城北大橋で接続。国道43号を西に進むと西島川左岸自転車歩行者専用道と接続
05
西島川左岸自転車
歩行者専用道
- 区間
- 大阪市西淀川区にある西島川の左岸にある出来島水門から西島水門をつなぐ
- 総延長
- 約2キロメートル
- コース
- なにわ自転車道と大野川緑陰道路をつなぐサイクリングロード。西島川の右岸にもサイクリングロードがあり、西島川を一周することができます。
06
西島川右岸自転車
歩行者専用道
- 区間
- 大阪市西淀川区にある西島川の右岸にある出来島水門から西島水門をつなぐ
- 総延長
- 約2キロメートル
- コース
- なにわ自転車道と大野川緑陰道路をつなぐサイクリングロード。西島川の左岸にもサイクリングロードがあり、西島川を一周することができます。
07
大野川緑陰道路
- 区間
- 大阪市西淀川区八丁大橋跡から淀の水橋跡をつなぐ
- 総延長
- 約3.8キロメートル(緑陰道路)
- コース
- もともとは神崎川と淀川を結ぶ河川で、古くから舟運、かんがい、利水、治水などを中心に、住民にとっては欠かせないものとなっていましたが、公害対策と環境改善を目的として、大野川の埋め立て工事が行われ、その跡地利用として緑豊かな散策道路、サイクリングロードを整備
- 接続
- 淀の水橋跡から西に進むと西島川左岸自転車歩行者専用道・西島川右岸自転車歩行者専用道に接続
08
江野川筋自転車
歩行者専用道
- 区間
- 大阪府守口市外島町から大阪市旭区民センターをつなぐ
- 総延長
- 約3.5キロメートル(遊歩道)
- コース
- もともと農業用水路として使われていた江野川(正式名称は樋管理統一水路)を暗渠化し、その上に緑陰道路として整備
- 接続
- 守口市外島町からすこし北西に進むと淀川リバーサイドサイクルライン・北大阪周遊自転車道に接続
09
大和川ヘルスストリート
- 区間
- 大阪市住之江区の川沿いを大和川大橋から大和川河口まで
- 総延長
- 約3.4キロメートル
- コース
- 大和川の川沿いを走るコースで、大和川リバーサイドサイクルラインの一部
- 接続
- 大和川河口から北上すると南港自転車道・南港緑道に接続
10
南港自転車道・南港緑道
- 区間
- 大阪市住之江区南港東の小千鳥橋から大阪南港野鳥園をつなぐ
- 総延長
- 約6.0キロメートル
- コース
- 木々に囲まれた緑道
- 接続
- 小千鳥橋から南下すると大和川ヘルスストリートと接続