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061 大阪市立早川福祉会館

2023年11月21日

ページ番号:33880

沿革

 故早川徳次氏(注1)が生前に大阪市へ7000万円(建設資金6500万円、整備資金500万円)を寄付された資金をもとに、大阪市が昭和37年(1962年)2月に着工、同9月に竣工開館し、寄付者を顕彰して大阪市立早川福祉会館と名付けられました。

 会館では開設の趣旨に沿って身体障がい者をはじめ、高齢者、寡婦、青少年等市民の福祉増進とコミュニケーションを図るために各種の事業を行っています。

 施設の老朽化などにより、従来の点字・録音図書室機能等の充実に加え、障がい者の自立と社会参加を促進する機能を併せ持つよう、平成5年度(1993年度)に建て替えが開始され、平成6年(1994年)5月に今の会館が開館されました。

(注1)早川徳次
シャープ株式会社の創業者、国産第1号鉱石ラジオの開発者、早川式繰出鉛筆(シャープペンシル)の発明者としても知られる。氏は苦難の時期に障がい者に励まされたことに恩返しをしたいと多くの社会奉仕を行われたといわれています。

障がい者のための点字・録音図書館の事業

 現在、会館ではボランティアグループによる点字図書の製作(昭和38年(1963年)より)、録音図書の製作((昭和54年(1979年)より)が続けられており、目の不自由な方に無料で貸し出されています。

 これらの点字図書は「サピエ図書館(注2)」で活用され、インターネット上で公開され、いつでも読むことができます。

 点訳では早川点訳グループとサークルブックエンドが、音訳では音訳グループ夕星(ゆうずつ)と早川音訳グループが総勢400人のボランティアで活躍しています。  各ボランティアグループは点字図書室への納本、個人からの本等の依頼点訳・音訳の他、対面読書や点字カレンダーを毎年作って配布するなど活躍しています。

  • 注2「サピエ図書館」(視覚障害者総合情報ネットワーク)別ウィンドウで開く

    視覚障がい者を始め、目で文字を読むことが困難な方々に対して、さまざまな情報を点字、音声データなどで提供するネットワーク。サピエ図書館は全国の会員施設・団体が製作または所蔵する資料の目録ならびに点字・音声図書出版目録からなり、点字図書や録音図書などの書誌データベースで、資料によっては貸出依頼を出したり、 コンテンツをダウンロードしたりすることもできる。


早川福祉会館の外観

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